子どもへの愛情

後悔しないために。子どもに愛情を伝えるために、今、できること【#66】

  • 更新日:2020/03/09

育児に家事に仕事に、毎日忙しいママたち。料理や習い事も大切ですが、我が子にしっかりと愛情を伝えられていますか?


私が子どもへの接し方で後悔したエピソードと、我が子にしっかり愛情を伝えるために、今日からできることを紹介します。


子どもとの接し方がわからなかった赤ちゃん期

赤ちゃん期

1人目の子である長男を出産した後、私は自宅でフリーランスの仕事をしていました。長男が構ってほしそうにしていても、仕事のために待たせることも多かったように思います。しかも初めての育児で、正直なところ、子どもとどう接していいかわからない部分もありました。東京から広島に移住したばかりで周りに知り合いもおらず、児童館にもあまり行かずに、家で過ごすことが大半でした。


それでも問題なく育ってくれていると思っていたのですが、2歳になり、市の幼児教室に行くと、皆が絵本を読んでもらっていても一人で走り回ったり、寄声をあげたり。困って保育士さんに相談すると、発達に問題がないか、専門の病院で診てもらったほうがいいと勧められました。


診察の結果、「今のところ療育の必要性はなさそうだけれど、社会性の発達は遅めなようだ」と言われました。そして、「お母さんが仕事をしていたり、子どもの集まるところに行っていなかったりしたからかも。これからお子さんとたくさん関わりを持ってあげてね」と助言されました。子どもはまず、母親との関係をしっかりと築くことができてから、社会との関係を築けるようになるものだとも言われました。


不器用でも、愛情だけは伝えたい

親子

それからいろいろと育児本などを見て、子どもはお世話をするだけでなく、積極的に話しかけたり、目と目を合わせたり、親と密着している時間が大事なのだと学びました。もちろん、今では子どもにはそれぞれ個性があるので、すべてが親の関わり方によるものだとは思いません。


でも、少なくとも、自分の子どもへの関わり方に後悔したくないと思ったのは確かです。私はぎこちなくて、いいママとはいえないかもしれないけれど、それでも愛情だけは伝えたい。何ができなくても、我が子を愛していることだけは間違いないのだから。


「きょうだいがいるから大丈夫」とは言い切れない

きょうだい

さらに、きょうだいが生まれると、どうしても1人1人の子どもと接する時間は減りますが、「きょうだいと仲良くしているから大丈夫」とは言えないことも知りました。大人になってから「きょうだいが多くて、親からきちんと愛情をかけてもらえなかった」と感じている人が一定数いるということを、周囲の声から学んだからです。


親との愛情関係は、子どもにとってとても大切です。そしてそれは、子どもが成長して育児が少しラクになってからではなく、幼児期において最も重要であることも知りました。


そうはいっても、子どもが小さいうちは忙しすぎて、日々があっという間に過ぎてしまいます。そんな毎日の中でも、我が子に愛情を伝えるために私が取り入れているのが以下のような日課です。


1日1回、8秒間は抱きしめる

親子ハグ

子どもへの愛情の伝え方というと、よく言われるのが「1日1回は抱きしめる」というもの。さらに、保健師さんから「1回に8秒間抱きしめると、子どもの気持ちが安定するそうですよ」と言われたことがあり、実践するようになりました。


バタバタの毎日でも、この8秒抱っこの間は、時間がないことは忘れて、子どものことだけを思って抱きしめます。我が家では、夕方、迎えに行って帰ってきたとき、食事の後、寝る前など、時間帯はさまざまですが、1日1回以上はこれを実践しています。


「大好きだよ」と言葉で伝える

大好きだよ

「大好きだよ」「あなたが大切だよ」と言葉にすることも意識しています。男女の恋愛のようですが、自分が相手を思う気持ちが、言葉にしなくても伝わっているはずだと思い込むのはたとえ子ども相手でも得策ではありません。


厳しく叱るばかりではなくて、ときには「大好きだよ」と口にすることで、我が家の子どもたちは安心しているように思います。


1人1人と向かい合う時間を作る

子ども3人

我が家は3人きょうだいですが、意識して子ども1人1人との時間を持つようにしています。長男は幼稚園なので、延長保育をしない日や習い事の日が1対1の時間です。5歳でいろんなお話ができる年齢なので、幼稚園であったことや家族のことなど、会話を楽しむようにしています。


長女は2人になる時間があまりないので、お風呂でゆっくりと湯船に浸かっているときにあれこれお話しています。


次男はまだ1歳なので、抱っこしているときに顔を近づけて話しかけるのが2人の時間。また、夜に私の上に乗って寝るのは次男だけ、と(次男が)決めているようなので、いつも特等席をあけて待っています。


子どもの目を見て会話をする

親子目を見る

1対1の時間でもそうでなくても、なるべく目を見て話をする時間を持つようにしています。もちろん、「ママ、ママ」と呼ばれるたびに目を合わせて会話をするほど余裕がないこともしばしばですが、料理中など何かしているときでも、できるだけ子どもの顔を見る努力をしています。


週末は密度の濃い時間を過ごす

週末の家族

週末で一番私が好きな時間は、家族で何もせず、ソファでくつろいでいるときです。外出するもの楽しいですが、予定を詰め込んで忙しくするだけではなく、皆でのんびりお話したり、笑ったりする時間を十分に取ると、私も、そして子どもたちも満たされるような気がします。


「今」の愛情を大切に

あれこれご紹介しましたが、大切なのは、子どもが親から愛されていると感じることを当たり前に思わないこと。後悔しないように「しっかり愛情を伝えたい」という意識を頭の片隅に置いておくと、日々の接し方が自然と変わってくるのではないでしょうか。


子どもは成長すれば、大切な友人や恋人もでき、親だけに愛情を求めてくるわけではなくなります。それなら、後回しにできることは後回しにしてでも、「今」の愛情をたくさん伝えたいと思います。



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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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