育児疲れ

育児に見返りはない?赤ちゃんを育児中のママに知ってほしいこと【#63】

  • 更新日:2020/02/27

毎日、赤ちゃんの育児に奮闘中のママさんたち、おつかれさまです!育児はどれだけ頑張っても努力しても報われないもの……では決してないので、安心してくださいね。


頑張っても誰にも褒めてもらえない育児のつらさと、そのあとにやってくる「報われる瞬間」についてご紹介します。


努力しても認めてもらえない家事と育児

家事と育児

1日中、赤ちゃんと2人でいると、かわいい反面、何をしても泣き止まなくて途方にくれることもありますよね。抱っこのしすぎて手首が痛かったり、産後で体のあちこちが痛かったり、寝不足だったりと、身体的にもきつくなってくるし、おむつ漏れやミルクの吐き戻しで自分自身まで汚れることもしょっちゅう。ちょっとトイレに行っている間に子どもにティッシュをたくさん出されてしまったり、苦労して作った離乳食をひっくり返されたりすることでも、精神的にじわじわと追い詰められます。


そして、夫の帰りが遅いなど、環境によってはほとんど大人と会話をしない、引きこもりの毎日。24時間、どれだけ頑張って育児をしても「ママなんだから当然」と誰にも認めてもらえないのは本当につらいですよね。


周りからは批判ばかり

育児批判

しかも、周りからは批判の声ばかりが聞こえてくるのです。というより、育児について右も左もわからず、不安の中で必死に頑張っているので、ちょっとでも周りから何か言われると、批判されているように感じてしまうのです。


我が家の長男はなかなか寝てくれない子でした。日々ノイローゼのようにスマホで「赤ちゃん 寝かせるには」と検索していろいろ試しては失敗し、「今日も夜寝かせるのが遅くなってしまった」と落ち込んでばかりいました。そんなとき、夫に「夜9時半に帰っても、まだ起きている子どもに会える、って言ったら、同僚たちに“ありえない”って驚かれたよ」と軽く言われ、「こっちは必死に頑張ってるのに、何でそんなこと言うの」と猛烈に怒ってしまったことがありました。


外に出ても、見知らぬ人から「赤ちゃん、その服じゃ寒いんじゃない?」と指摘されたり、新生児用の抱っこ紐を使っていても「こんなに小さいうちから抱っこ紐なんて、かわいそう」と言われたり。


努力しても頑張っても、認めてもらえないばかりか、ダメ出しばかりされる。そう被害妄想のように感じていたことも思い出します。


苦労した分、将来、恩返ししてくれる?

大人の娘と母

そんな頃、実家で食事を出してもらい「久しぶりにまともに食べた気がする」と喜んでいたら、父に不思議な顔をされ「おっぱいもあげているんだから、赤ちゃんの栄養のためにお前がしっかり食べないといけないんじゃないのか」と言われたことがありました。それも若干批判に聞こえたのですが、「それはわかってるけど時間も余裕もなくて、納豆とか簡単なものを毎食5分で流し込んでいる感じだよ」と説明しました。


すると父に「大変だな。子どもが大きくなったらおいしいものでも食べさせてもらわなきゃな」と言われました。でも、その言葉には違和感を覚えたのです。別に育児で苦労しているからといって、子どもに恩返しをしてほしいとは思わないな、と。ごはんなんてご馳走してくれなくてもいいから、ただ元気に育ってほしい。それだけなのです。


子どもは好きな人に世話してほしい

ママと子供

そんなやり取りがあってからも、相変わらず誰にも認められない育児生活は続いていきます。2歳のイヤイヤ期に達した長男は、何をするにもイヤ!イヤ!で、夫に手伝ってもらおうにも「ママが!ママが!」と譲らず、すべてひとりでしないといけない状態に疲れを感じていました。夫がいるときでも、「いつもと同じ」がいいからかな、くらいに思っていたのです。


しかし、さらに成長して言葉も達者になってくると、「ママが好きだから、ママにやってほしい」と言うようになりました。そう言われると、こちらも悪い気はしません。牛乳を汲んできてもらう、椅子を押してもらうといった簡単なことでも、子どもは一番好きな人にやってもらいたいのです。当たり前のことなのかもしれませんが、私は子どもに直接そう言われるまで気づきませんでした。


他の誰でもない、子どもが見てくれている

赤ちゃん

思い返してみれば、誰にも認めてもらえなくても、お世話していた子ども自身がすべてを見ていてくれたのです。夜通し抱っこしたことも、1日に何度となくおむつ替えをしたことも、子どもはたとえ細かく理解はできていなかったとしても、すべてを大人が思う以上にしっかり受け取っています。生まれた頃から、いつも自分を受け止めてくれたママ。だから子どもはママが大好きだし、ママじゃないとイヤなのです。


そのことを、子どもはママが一番しんどい新生児育児の頃に伝えることはできません。ママも後になればわかるのですが、その頃には残念ながら「子ども自身が見てくれている」ということに気づかないせいで、追いつめられてつらくなります。2人目育児が精神的にラクなのは、そうしたことをママが上の子の成長で理解できているから、ということもあると思います。


子どもの「ママ大好き」に報われる

ママ大好き

赤ちゃんでも、人見知りをして抱っこはママがいいということは多いです。ただし、直接「ママ大好き」と言ってくれるのは、お話ができるようになってから。我が家の子どもたちは、1歳半を過ぎたあたりから母親への愛情表現が豊かになってきたような気がします。


子どもから「ママ大好き」と言われるようになれば、「育児は報いがない」と思うことはなくなります。子どもからの愛情が、何よりの報いになるからです。その頃から、他人に何と言われようとこの子が笑っていてくれるのが一番いい、と思えるようにもなります。子どもが「かわいそう」かどうかは、他人に言われなくても本人がどう感じているかで判断できるし、親子で一緒に話し合って何が一番いいかを決めていくこともできます。


つまり、子どもの「ママ大好き」が、ママ業をやっていく上でかけがえのないパワーになるのです。


赤ちゃんもママが好き

しいたけの中華麺

終わりのないオムツ替えや授乳中に、赤ちゃんがじっとこちらを見つめてくるとき。「ママ大好き」とは言えない赤ちゃんも、きっと心の中でそう思っています。日々、他の誰も見ていないひとつひとつの育児にも、赤ちゃん自身が「ありがとう」の気持ちを積み重ねて、もっとママが大好きになっているはず。言葉を発しない赤ちゃんだって、何もわからないわけではありません。そのことは、子どもが成長してくるとよくわかります。


大丈夫、あなたの努力は、きっとお子さん自身が見てくれていますよ。



▼知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし|バックナンバー

・【#59】育児の最強リフレッシュ法!子どもと一緒に「全部サボっちゃおう!」

・【#60】「育児で一番大変なのは1歳まで」って本当?

・【#61】「お腹に赤ちゃんがいる」ことに実感が持てなくても変じゃない!マイペース育児のススメ

・【#62】「産後クライシス」を避けるために夫婦が気をつけたいこと

▼鈴本りえさんの他の連載はコチラ

・『3人産んだ今だから言えること』我が家の少子化対策#1

・【女たちのネット詐欺事件簿 #1】ネットオークションの落とし穴

  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

この記事がいいと思ったら
いいね!しよう

Related関連記事

Pick Up編集部ピックアップ

Rankingランキング

#tag