独身女性

「お腹が出てきましたね」がNGの人も!?妊娠中の人に言わない方がいい言葉

  • 更新日:2020/02/12

無条件に子どもを欲しいと思う人もいれば、「仕事をセーブしないといけなくなるのが不安」「出産や育児の大変さを乗り切れる気がしない」「自分の時間がなくなって子どものために犠牲を強いられるのでは?」「でも、将来産んでおけばよかった、って後悔するかもしれないし……」など、子どもが欲しいのか欲しくないのか、はっきりしていない人もいます。


コラムニストの犬山紙子さんも、そんな「子どもが欲しいのか決めかねている」女性のひとりでした。


子どもを持つべきか、と悩んでいる女性に考えるきっかけを与えてくれる一冊

『私、子ども欲しいかもしれない。』はそんな犬山さんが、子どもを望んでいる人、望んでいない人、子育て中の人、子育てを終えた人、など様々な立場の女性にインタビューをしつつ、「子どもを持つこと」についての考えを深めたエッセイ集です。


本書の魅力は、子育て中の専業主婦や、子どもを持たないと決めた女性など、立場が違う様々な人の「かっこいい生き様」が掲載されている、という点です。どんな選択をしても、その選択に自分で責任を持つことができれば、「自分の生き方を恥じずに堂々と生きていくことができる」というロールモデルが紹介されており、多様な生き方を肯定する愛溢れる一冊になっています。


「妊娠中の人に言わない方がいい言葉」とは?

妊婦困る

犬山さん自身は結局、妊娠することになるのですが、妊娠中、言われてモヤモヤする言葉をかけられることが少なくなかった、と述べています。今回は、『私、子ども欲しいかもしれない。』を参照しながら、「妊娠中の人に言わない方がいい言葉」をご紹介していきます。


妊娠中、言われてモヤモヤした言葉1 外見の変化

・お腹が大きかったので、会う人会う人、「すごいお腹」とか「双子!?」(双子ではない)とか言われた。

・体型の変化についていけないのに、妊娠してると知っている人からさも当たり前のように「お腹が出てきましたね」と言われて受け入れられず不愉快だった。(P.98)


*書籍の一部を抜粋しているため、犬山さんご自身の意見かのように見えますが、本意見はアンケートで寄せられた意見であり、犬山さんご自身の意見ではありません(2/12追記)

たしかに、妊娠中でなくとも、いきなり「太った?」というように外見の変化について言うのは失礼ですよね。この部分を読んで、私も無自覚に、「お腹大きくなってきたね」とか言っちゃってたかも、と反省しました。妊娠中だからと言って人様の体型の変化に口を出していい、ということにはなりませんよね。


妊娠中、言われてモヤモヤした言葉2 セクハラ

・妊娠すると人生で最大のおっぱいのサイズになるんでしょ? 楽しんでね〜! と会社のオッサンに言われて気分が悪かった。

・職場の年配の男性から、職場内ですれ違うたびに、「あ、妊婦だー」とか、声をかける時も「ねえ妊婦〜」と言われて、本当に嫌だった。(P.100)


*書籍の一部を抜粋しているため、犬山さんご自身の意見かのように見えますが、本意見はアンケートで寄せられた意見であり、犬山さんご自身の意見ではありません(2/12追記)

まごう事なきセクハラですね。妊婦になったからといって、体のことに言及してOKということにはもちろんなりません。ここまであからさまなセクハラに対しては、「それセクハラですよ」と指摘していいでしょう。ただし、友達同士でこういった言葉が悪気なく交わされることもありますよね。悪意がない場合が多いので、対処が難しかったりもしますが、「自分でも戸惑っているから体の変化についてはあまり話したくないんだ」ときっぱり伝えた方が、不快な思いをせずに済む場合もあります。


妊娠中、言われてモヤモヤした言葉3 科学的根拠のないクソバイス(クソなアドバイス)

・「冷えると逆子になる」「腹帯をしないと赤ちゃんが下がる」という偽医学っぽいことを言われた。(P.103)


*書籍の一部を抜粋しているため、犬山さんご自身の意見かのように見えますが、本意見はアンケートで寄せられた意見であり、犬山さんご自身の意見ではありません(2/12追記)

こういったアドバイスはスルーするのが一番ですね。また、自分が信じている情報があったとしても、医学的根拠がないのならば、むやみに伝えるのはNGです。とくに、「自然なお産をした方がいい、できるだけ医学の介入はさせない方がいい」という信念は、出産時のリスクを高めることになりかねないので、他人に押し付けるのは控えた方がよいでしょう。


さいごに。「妊婦さん」ではなく「〇〇(名前)さん」として接しよう

妊婦

犬山さん自身は、「やっぱり妊娠して顔が優しくなったね」「母性なのかな、文章がやわらかくなったよね」と言われることに対して、もやもやする気持ちを抱いていたと言います。

なんで引っかかるのだろうとよくよく考えたら、「妊婦」というカテゴリにギュウギュウと押し込められる感じがとても苦手だったから。これらの言葉が、「いま、優しい顔してるね」だったり、「この間の原稿、やわらかい文章だったね」だったら、素直に「ああ、そうなのかな」と受け取れるのですが、「妊娠して」「母性」というワードが入ると、うーんとなってしまう。(略)私が子どもがお腹にいたとて、元々ある犬山紙子が本体なのに、ベースをまるっと無視して「妊娠している」状態が本体となってしまったような気分。(略)たとえ善意で形成されていても、何かにカテゴライズされることが私のようにすごく苦手な人もいると思うんです。(P.90-93)

妊娠中はストレスをなるべく感じずに過ごす必要がありますから、周囲に妊娠中の方がいらっしゃる場合は、「言われたくない言葉」を言わないように心がける必要がありそうです。


私自身は、『私、子ども欲しいかもしれない。』を読み、「言われたくない言葉」を言わないための大前提として、妊娠している女性に対して、「妊婦である前に、ひとりの人間として扱う」姿勢が大切なのだ、と気がつかされました。


『私、子ども欲しいかもしれない。』には、妊娠・出産について前向きに考えるためのヒントがたくさん掲載されているので、子どもが欲しいか迷っている女性や、子どもがほしいけれど不安が大きい女性に特におすすめの一冊です。


今回ご紹介した本

『私、子ども欲しいかもしれない。』

著者:犬山紙子

出版社:平凡社



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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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