プレスリリース書き損じ年賀状

書き損じた年賀状が学校に通えない世界の子どもを救う!?

  • 更新日:2019/12/31

 普段日本で暮らしていると忘れがちですが、今この瞬間にも世界中で戦争や貧困が起きています。そういった環境下では子どもたちは教育を受けることもままなりません。

 そこで公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が実施しているのが、教育の機会に恵まれない子どもや大人のために「学びの場=寺子屋」を世界に広げるユネスコ世界寺子屋運動。今回は、その活動の一環である「書きそんじハガキ・キャンペーン2020」をご紹介します。


誰一人取り残さないための教育支援活動

 貧困や戦争、あるいは女性であるという理由だけで、教育を受ける機会に恵まれない人たちが世界には多く取り残されています。今世界には、約1億2400万人の学校に通えない子どもたち(6歳~14歳)がいます。さらに15歳以上の約6人に1人にあたる約7億5000万人が、子どもの時に学校に通えなかったために今なお読み書きができません。SDGsの教育目標の中で「2030年までにすべての人が読み書きできる世界を目指すこと」がうたわれていますが、実現にはまだ長い道のりです。ユネスコ世界寺子屋運動では、この課題に立ち向かうため、発展途上国に学びの場(寺子屋)をつくり、教育支援活動を行っています。


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アフガニスタンの避難民キャンプの子どもたち


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生まれて初めて文字の読み書きを学ぶ女性(ネパール)


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学校を中途退学した子どもたちが学ぶ寺子屋(カンボジア)


書きそんじハガキはじめご家庭のタンス遺産で支援できます

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 誰一人取り残さないための教育支援に、ご家庭で眠っている“タンス遺産”が貢献します。うっかり書きそんじてしまったハガキをはじめ、タンスの中に眠った商品券、未使用の切手・プリペイドカード(テレホンカード・図書カード等)を、“タンス遺産”と称し、支援を呼び掛けています。


書きそんじハガキ・キャンペーン動画




書きそんじハガキ・キャンペーンとは?

 書き間違えや、古くて使用しないなどの理由で投函されていない未使用ハガキを回収するキャンペーン。キャンペーンを通じて集まったハガキを募金に変え、ユネスコ世界寺子屋運動の展開に使用しています。


◆11枚の書きそんじハガキで、カンボジアではひとりひと月学ぶことができます。

◆未使用の切手・プリペイドカード(QUOカード、図書カード等)、商品券等でも同等の支援ができます。

※書きそんじハガキ・キャンペーン2020 

(強化期間:2019年12月1日~2020年5月31日)

※強化期間以外にも、ハガキや金券などの回収は一年中受け付けています。

キャンペーン詳細はこちら


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支援で実現したい2020年度の活動

【活動目標】

1)アフガニスタン、カンボジア、ネパール、ミャンマーを含む4か国で、学校を退学しても学び続けたい子どもと、文字の読み書きを覚えたい非識字の成人、合わせて6,500人以上に学びの機会を提供。

2)カンボジアに1軒の寺子屋を建設。

3) 教員や寺子屋を運営する人たちの人材育成を継続。


【書きそんじハガキキャンペーンの目標】

2020年5月末までに書きそんじハガキ95万枚を回収!

【2019年度の成果】

1. 全国から、89万枚分の書きそんじハガキ(タンス遺産)集まり、約4200万円の募金に!

2.2軒の新しい寺子屋(ネパール2軒)が完成。アフガニスタン、カンボジアでも建設準備中。

3. アフガニスタン、カンボジア、ネパール、ミャンマーで、教育を受ける機会がなかった6千人以上の人が寺子屋で学べました!


 多くの企業・団体・個人からの協力によって、2019年はアフガニスタン、カンボジア、ネパール、ミャンマーで支援を行うことができたのだそう。4カ国で識字クラス、小学校クラス、幼稚園クラスの他技術訓練などを実施し、6,162人が参加しました。2019年で30周年を迎えた世界寺子屋運動は、これまでに学びの機会を届けることができた人数は、累計131万6,162人に。


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完成したラスワ郡・ラメシュ寺子屋(ネパール)


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建設中のバグラミ郡の寺子屋(アフガニスタン)


現地からの「ありがとう」の声

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カンボジアのバラン・サーさん(15歳)

「家計のため、小学校をやめて2年間キャッサバ畑で働いていた私には、また勉強ができる日が来るなんて想像もできませんでした。 寺子屋には、私のような子どもたちのためのクラスがあると知り、 生徒として選んでもらったときにはとても幸運だと思いました。クメール語(国語)の授業が気に入っています。ご支援くださる方々に心から感謝しています。」


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ミャンマーのカンスゥウィンさん(16歳)

「学校へは5年生まで通いましたが、家が経済的に苦しかったので、中途退学しました。父、母、3人の妹と暮らしています。いまは、米・豆の大規模農家に働きに行ったり、日雇いで草刈りの仕事などをしています。学校をやめて働くように親からいわれたとき、とても悲しい思いをしましたが、寺子屋のおかげで再び勉強することができて嬉しいです。」



 識字率がほぼ100%の日本で暮らしていると気づきませんが、世界には読み書きができない人が大人も含めてまだまだたくさんいることに気付かされますね。しかも、日本の人口と同じくらいの数の子どもたちが学校に通えない状況と聞くと、自宅に残っている書きそんじハガキやテレフォンカードなどを寄付するくらいなら負担も大きくないのでやってみようという気にもなるのではないでしょうか。こういった取り組みが広がることで、近い将来、先進国だけでなく世界中の人が読み書きができるようになると良いですよね。



【参考】

公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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