プレスリリースアウェイ育児

アウェイ育児に関する世代間ギャップが明らかに!

  • 更新日:2019/12/12

 仕事や家事、育児など全てを一人でこなさなければならない状態を指す「ワンオペ育児」。少し前からよく聞くようになりましたが、最近新たに「アウェイ育児」という言葉が生まれているんです。

 今回は、この「アウェイ育児」について、ゼネラルリサーチ株式会社が20~60代の子育て経験のある女性を対象に実施した調査結果をご紹介します。


各世代4割以上が「アウェイ育児」経験者

 そもそも「アウェイ育児」とは、慣れ親しんだ土地から離れたところで子育てをすることで、近所に親戚や親しい友人もおらず、不慣れな環境により孤独感や不安感を覚えることを意味します。このようなシチュエーションは現代に関わらず昔からあるように感じますが、世代別の経験率や言葉の認知度に違いは……?


プレスリリースアウェイ育児

 まず、アウェイ育児をした経験について質問したところ、全体では4割以上の方が「はい」(44.1%)と回答。年代別に比較してみると、20代や30代など比較的若い年代の方がアウェイ育児を経験していることがわかりました。20代に至ってはアウェイ育児経験者のほうが多いという結果が出ています。


 また、アウェイ育児という言葉がどれくらい浸透しているのかというと、「アウェイ育児という言葉を聞いたことがある、または知っていると回答した人は、2割という結果に。


 多くの人がアウェイ育児という言葉を知らないと回答しましたが、本人の自覚なしにアウェイ育児を行ってきた女性は思いのほか多いことがうかがえます。


【調査:アウェイ育児を経験して感じたことについて】

 続いては、アウェイ育児について当時どのように感じていたかを質問したところ、以下のような結果となりました。


プレスリリースアウェイ育児

 全体を通して最も多かったのは「たまにつらかった」(56.0%)という回答で、次いで「毎日つらかった」(25.3%)、「楽しいことが多かった」(15.1%)、「毎日が楽しかった」(3.6%)と続き、8割近くの方がつらいことの方が多かったと回答しました。


 多くの方がさまざまな苦労をされているようですが、ここで気になるのは「楽しいことが多かった」、「毎日が楽しかった」という項目です。年代別に調査したところ、50代~60代の方は、20代~40代の方に比べて楽しいことの方が多いという割合が増加していることが分かりました。

 ご近所付き合いが盛んであったり、地域コミュニティ全体で見守り合う育児が機能していたりと、当時の時代背景がこのような結果になったと予想されます。


 一方で、現代ではインターネットやSNSなどの発達により、欲しい情報が瞬時に手に入る環境や、オンライン上での交流が可能になりましたが、本質的な人との関わりが希薄になったことがアウェイ育児の問題を表面化させた要因の一つになったと考えられています。


 また、50代~60代の方に「「アウェイ育児は楽しいことが多かった」と答えた理由を教えてください」と質問したところ、以下のような意見が寄せられたようです。


プレスリリースアウェイ育児

 地域コミュニティのつながりと、夫の協力が得られる環境が毎日を楽しく過ごす秘訣ということなのでしょう。


【調査:アウェイ育児への理解と協力について】

 アウェイ育児であっても毎日を楽しく過ごしてきた女性は、地域コミュニティや夫など、多くの協力を得て乗り越えてきたことが分かりました。

自分一人ではこの困難を乗り越えることはなかなか難しく、周囲の理解と協力が不可欠です。


プレスリリースアウェイ育児

 そこで、「アウェイ育児について、理解や協力を得たいと思う項目を教えてください」と質問したところ、7割近くの方が「夫」(69.4%)という回答をされ、以下の項目ではほとんど差が無い結果となりました。


 では「具体的に夫に対して、どのような理解や協力を得たいと思うのか」質問した結果、以下のような意見が挙げられました。


プレスリリースアウェイ育児

 慣れ親しんだ土地から離れ、親戚や親しい友人のいない環境での子育ては孤独を感じるものです。

 子育てに最も近いパートナーが積極的に育児に参加し、普段の頑張りを認め合える関係性がアウェイ育児による孤独を和らげてくれるのかもしれません。


社会問題化するアウェイ育児

 慣れ親しんだ土地から離れ、親戚や親しい友人のいない環境で子育てをするという、いわゆるアウェイ育児は昔からありました。それが現代では社会問題として表面化しています。


 そこにはさまざまな背景が考えられますが、そうした問題を解決するためには「パートナーの育児への積極的な参加」と「地域コミュニティの協力」が不可欠ということが今回の調査で分かりました。


 しかし現代においては、他者との関係が希薄になったことで地域コミュニティが機能していないということが実際に起こりつつあります。他者となかなかコミュニケーションがとりづらいということもあるでしょうが、最も大事なことは育児をする方にとってはアウェイでも、子どもにとってはそこがホームになるということです。


 地域コミュニティに積極的に溶け込むことで、育児の負担を軽減するためのさまざまな協力を得ると同時に、子どもにとっても住みやすい居場所になるのです。


 土地勘もなく、パートナーの他に頼れる存在がいない環境はとてもつらいことです。

 しかし、子どもを最優先に考えたとき、協力してやらなければならないことを夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。

 そうすることがアウェイ育児による孤独感解消の第一歩かもしれません。



 右も左も分からない状況で、育児について頼る先がないというのはつらいですよね。ただ、前述の内容にもありましたが、たしかに自分にとってはアウェイに感じていても子どもにとっては生まれたその場所が「ホーム」。そして自分にとっても、新しい環境はいつかは慣れるもの。いつまでもアウェイだと考えるのではなく、その新しい環境に溶けこんで自分の場所とする姿勢が大切なのかもしれませんね。ただ、自分が変わる姿勢ももちろん大切ですが、今回の調査で明らかになったのが夫からの協力が欲しいと感じている人の多さ。まずは夫婦でしっかりと話し合う必要がありそうですね。



【参考】

ゼネラルリサーチ株式会社

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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