妊婦のスマホ

スマホの電磁波は妊活に悪影響?【卵子・精子活性化のためのヒント】

  • 更新日:2019/12/18

妊活をスムーズに行うためには、「卵子および精子の質を低下させない生活を心がける」ことが大切です。


今回は、生殖医療医師の松林秀彦先生・妊活専門管理栄養士の長有里子先生が監修された『生殖専門医と妊活栄養士が導く 授かるための2人の生活術』を参考に、卵子と精子を活性化させるためのヒントをご紹介していきます。


卵子活性化のために、気をつけるべきことは?

まずは、卵子活性化のためのヒントを確認していきましょう。


卵子活性化のためのヒント1:お腹を温め過ぎない

「冷え」は妊活の敵だと言われています。そのため、夏でもホットの飲み物を飲んだり、靴下を何重にも履いて防寒したり、といった工夫をしている方もいらっしゃるでしょう。ですが、本書では、「卵子によくない恐れがあるため、妊活中、お腹を温めるのは避けた方がいい」と指摘されています。

男性の場合、精巣の温度が上がると精子が弱体化するという研究報告がいくつかあります。実は女性の場合も同様で、卵子は高温環境が苦手です。(略)もちろん寒い季節に体を冷やしてしまえば、風邪など体調不良の原因になります。必要な時、必要な時間だけ温めるようにしてください。たとえばカイロを使う場合、お腹に長時間貼りっぱなしにするのは避けましょう。(P.82)

卵子活性化のためのヒント2:ヘアカラーやパーマは避ける

妊活中や妊娠中でも、ヘアカラーやパーマをされる方はいらっしゃいますよね。問題がない場合も多いですが、本書では、「悪影響は否定できないため、できれば避けるべき」だと書かれています。


ただ、美容師などをされている方は、自分が染めていなくてもカラー剤に触れる機会はありますよね。そういった場合は、マスクや手袋などをし、薬剤との接触や吸引、経口摂取のリスクをできるだけ減らしましょう。


卵子活性化のためのヒント3:ネイルやマニキュアは避ける

同様に、ネイルやマニキュアも、できれば避けましょう。ネイルやマニキュアは、「妊娠率の低下や流産率を高める可能性が否定できない」といいます。

ネイルや除光液などに含まれている有機溶剤は、妊娠率を低下させるため、可能な限り避けてください。(P.83)

職業柄、有機溶剤に触れざるを得ない、という方は、できるだけ直接触れないようにすることと、換気をすることを心がけましょう。


精子活性化のために、気をつけるべきことは?

男性スマホ

次に、精子活性化のためのヒントも見ていきましょう。


精子活性化のためのヒント1:ズボンのポケットにスマホを入れない

いくつかの研究では、電磁波には「精子の状態を悪化させる恐れがある」と報告されています。

スマホやパソコン、テレビや電子レンジなどの電子機器は、いずれも現代人の生活に欠かせないものばかりです。しかし、これらの機器から発生する電磁波は、生殖機能に悪影響を及ぼすおそれがあります。(略)ズボンのポケットにスマホを入れない、ノートパソコンを膝の上に乗せて使わないなど、小さな工夫を積み重ねていきましょう。(P.66)

精子活性化のためのヒント2:亜鉛はサプリに頼らずに摂取する

「亜鉛をとることで精子の質がよくなる」という情報を聞いたことがある方は多いでしょう。実際、亜鉛は精液量や精子形成に必要だと考えられています。

ただし、「亜鉛サプリメントの投与により、精子所見が改善する可能性があるという報告もあるが、論文数が少ないため、サプリメントの摂取による効果は断定できない」といいます。


できればサプリメントに頼らず、日々の食事から亜鉛不足にならないように心がけることが大切です。


精子活性化のためのヒント3:タイトな下着を避ける

下着はゆったりしたものがいいか、タイトなものがいいかは、個人の好みでしょう。ですが、精液の質という観点から見ると、ゆったりした下着を選ぶのが正解です。

「精巣(睾丸)は熱に弱い」ということを心得ておきましょう。精巣の温度が上がるほど、男性不妊のリスクは高まるのです。下着の種類は、精巣の温度状況に関わります。タイトな下着を履くと精巣温度が高くなり、トランクスのようなルーズな下着は精巣温度が低くなる可能性があるのです。(略)近年、男性の精液所見データが基準よりも下回るケースが多く見られますが、この要因は肥満や食生活、環境ホルモンのほか、精巣温度の上昇も要因の一つだと考えられています。(P.89)

精液の状態が悪い場合は、精巣を温めないような下着選びをした方がよい、と言えるでしょう。


さいごに

夫婦

今回は、『生殖専門医と妊活栄養士が導く 授かるための2人の生活術』をもとに、卵子および精子活性化のためのヒントをご紹介しました。


本書は、男女両方に向けて書かれた妊活本のため、男性のための妊活アドバイスも多数掲載されています。妊活に取り組んだ経験のある男性のリアルな言葉も掲載されているので、「自分ばかり妊活をがんばって疲れた。夫にも当事者意識を持ってほしい…」「これから妊活をはじめるにあたって、夫婦ふたりで取り組みたい」という方におすすめの一冊です。


今回ご紹介した本

『生殖専門医と妊活栄養士が導く 授かるための2人の生活術』

監修者:松林秀彦・長有里子

出版社:講談社



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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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