妊活する女性

「妊活中です」の正しい伝え方。職場や親族、友人間で気まずくならないために【#47】

  • 更新日:2019/10/21

妊娠したことを報告するのは当然にしても、妊活中は伝えてもいいの?伝えるならどう伝えるべき?職場や親族などシチュエーションによって違う、「妊活中です」の正しい伝え方をご紹介します。


「妊活中です」は伝えたほうがいい?

女性相談

ひと昔前なら、周りには伝えないという人が大半だったかもしれません。結果が出るとは限らないし、そもそもなんとなく恥ずかしいと感じる人も多かったことでしょう。でも、今は5.5組に1組の夫婦が不妊治療を経験しているという時代。「妊活」自体はマイノリティでも深刻な話でもなんでもなく、多くの人が共感できる一般的なこととして市民権を得ています。それなら、周囲の人に伝えることは、恥ずかしいことでもなければ、隠すべきことでもないはず。そして、状況によって、むしろ伝えたほうがいい場合もあるのです。


「妊活中です」の伝え方:職場編

女性職場

妊活の段階にもよりますが、頻繁に通院する必要がある場合、仕事と通院のスケジュールを調整するだけでも一苦労。さらに投薬治療や体外受精などでさまざまな処置を受ける場合、出勤できても体調がいつも通りとはいかないこともあります。


妊活は人生を左右する重大プロジェクトです。ただ、仕事に迷惑をかけたくはないという思いは誰しもあるでしょう。だからこそ、集中して妊活したい場合や、仕事に差し支えがでる恐れがある治療を受ける場合は、直近の上司や一部の同僚には伝えておいたほうがいいかもしれません。


仕事と妊活の両立は、現代では多くの人が抱える悩み。職場でも、一人で苦労を背負い込む必要はありません。厚生労働省では、

・通院に必要な時間だけ休暇を取ることができるよう、年次有給休暇を時間単位で取得できるようにする

・不妊治療目的で利用できるフレックスタイム制を導入して、出退勤時刻の調整ができるようにする

といった不妊治療時における社員への配慮を推奨しています。厚生労働省のホームページには「不妊治療連絡カード」も掲載されているので、活用してみてはいかがでしょうか。


「妊活中です」の伝え方:親族編

親族女性

真剣な妊活であればあるほど、身近な人の妊娠や出産がつらくなることもあります。そんなとき、一番理解してほしい親族にわかってもらえないとしんどいですよね。親族の出産のお祝いや、「子どもはまだ?」と聞かれてしまうような集まりなど、「ちょっと今は遠慮させてもらいたい」というときだってあるでしょう。


それが本当にストレスになってしまう場合、妊活にも影響しかねません。祖父母世代になると、なかなか妊活や不妊治療がピンとこないかもしれないので、両親・義両親あるいは兄弟姉妹には、「今、妊活中で、慎重になる時期だから」と伝えてみてはいかがでしょうか。ひと言で済ませると誤解が生じるかもしれないので、できれば治療内容や治療期間など詳しく伝え、理解が得られるとベストです。もちろん、親族との関係性によって調整しましょう。


「妊活中です」の伝え方:友人編

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妊活は、心身ともに多大な影響を及ぼします。友だちに誘われても「どうしても今そういう気分になれない」と思ったり、妊娠中や赤ちゃん連れの友だちに会うのがつらかったりということがあるでしょう。妊活のつらさは人によって大きく違うので、たとえ笑顔でさらっと「妊活中だから」と伝えていても、独身の友人や、妊娠に苦労をしなかった人などには、理解されにくいかもしれません。


誤解されたくない大切な友だちには、妊活中であることを、時間をとってじっくり伝えたいところ。友人としても、明日は我が身となる可能性もある話題でもあり、親身になって話を聞いてくれることでしょう。ただ、「あの子、妊活中なんだって」と気軽に周りの人に言ってしまうタイプの友だちには、それとなく口止めしておいたほうがいいかもしれません。すべての友人知人に、デリケートな話を公表する必要はありません。


「妊活中です」をポジティブに伝えよう

ポジティブな女性

前提として、妊活は将来のための前向きな努力であり、自信を持って伝えられるポジティブな話題であることを覚えておいてください。妊活中にはつらい思いもたくさん経験しますが、誰に何と言われようが、自分たち夫婦の将来のために信念を持ってやっていることなのですから、気おくれする必要はありません。


妊活に限らず、前を向いて努力する人は輝いています。自信を持って、「妊活中です」を伝えてくださいね。



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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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