旅行する女性

異国で出会った別の自分を取り込んで、変身する。自分updateのお話。

  • 更新日:2019/10/06

2019年も残すところあと3ヵ月という、恐ろしい現実を前に皆さんいかがお過ごしでしょうか?私は年内に5kg落とすという壮大な目標を掲げておりますが、9月末にロシア旅行にておいしいものをたらふく食べ、ウォッカとビールを浴びるように飲んで帰ってきたばかりで先が思いやられています。


そんな幸先のまずい10月のテーマは『変身』です。「5kgのダイエットで変身したい!細い自分に会いたい!」というテーマで書き散らせそうですが、ちょうどロシアで遊んできたばかりなので、異国にいることでの解放感や、異文化に触れたことで出会うことのできる「別の自分」というテーマで書いてみようと思います。


変身とは日常の自分からの解放である

コスプレ

10月末のハロウィンが日本でも盛り上がって数年ですが、あの盛況ぶりをみると人には一定の「変身願望」があるのだろうなぁ、と考えられます。なぜ「変身」したいのかと言えば、結局のところは日々のストレスからの解放というところに行きつきます。


欧米ビジネスパーソンの中で瞑想(メディテーション)が流行るのも、ヨガがブームを見せるのも、「普段の自分と違う自分になって、気持ちを切り替える」という要望・願望があるからでしょう。特に瞑想などは、コツを掴めば自宅などで気軽に「今の気分からの切り替え」に一役買ってくれる手段のため、ニーズが高いのもうなずけます。


しかし、日常での「切り替え」はできても「変身」という大がかりなスイッチにはなりません。日々コスプレして過ごすとそれが「日常」になってしまい、特別感は薄れます。となると、プロレタリアートな我々庶民が旅行という手段を取るのは、「知らない場所に行く」ことで「非日常」の自分になれるからでしょう。


ストレスが溜まるたびにハワイに飛び立てるような自由な暮らしを手に入れている人間は、ストレス社会とは無縁だろうという現実に涙がちょちょぎれますが、そんな「非日常の自分=別の自分」に変えてくれる旅行は重要なイベントです。


知らない言葉、知らない土地。「誰も私を知らない」から叶う変身

海外旅行

旅行の中でも、「自分が知らない言語や風習に囲まれた、リゾート地ではない場所への海外旅行」は、自分の「知らない」と、周囲も自分を「知らない」という相乗効果で、無意識に普段しばられている「自分」像から「変身」が可能です。


私は「旅行が好き!」とは人生で思ったことがなく、旅行が「趣味」となることは今後もないと思いますが、ストレスが溜まると「遠くに行きたい」と思う性質を持っています。ゴリゴリに働いていると、遠い目で定期的に「どこかにいきたい……」と呟くようになります。


特に疲れている時は「日本語が聞こえない場所に行きたい」という謎の欲求が生まれます。そう考えるとまったく理解できない東北弁や津軽弁が飛び交う場所でもいいということになりますが、ちょっとそれは気分と違うっていうか……なんて言うか……うん、違うのよ……。


ちょうどよく「異国感」が広がるウラジオストク

ウラジオストク

そんな中で、今回お邪魔したロシアのウラジオストクはすべてがベストな「異国」だったといえます。


●言語はわからない(ロシア語&キリル文字)

●基本的にあまり英語も通じない

●一番近いヨーロッパと呼ばれる欧州感溢れる街並み

●旧社会主義国を感じさせる街並みや空気感

●ロシア正教の教会に代表される独特の建築物

●2時間ちょっとで行ける近さ

●食べ物がおいしい&安い

●若者が多くて活気があり、結果ファッションアイテムなどもかわいい


多くの日本人が馴染みのないキリル文字が溢れる街並み、聞こえるロシア語、街を歩く人々はテレビで見る「ロシア人」な方々で、英語もあまり通じないという「知らない世界」が広がっています。街並みはキレイで様々な設備も整っていますが、旧社会主義国に独特の「ちょっと廃れた雰囲気」も漂っています。


広場や駅前にはババーン!と建つ巨大な偉人の像があり、街中にはロシア正教会の建築があり……と、どこをどう見ても「異国」そのもの。私を知る人間がいるはずもなく、異文化を感じまくれる仕様です。


なのに、成田からたかだか2時間ちょっとで着くという近さ!!!沖縄より近い!!!


韓国でも釜山などに行った時は日本語・英語がほぼ通じず、ソウルとは違った「異国」感を感じましたが、そうはいっても同じアジア系の民族に囲まれるのと、THEスラブ民族なロシアンに囲まれるのではちょっと違う気分を味わえます。


ロシアの人々は肩甲骨や肩の筋肉が発達しており「強そう」なので、「大日本帝国はなぜ、この国の人々と戦おうと思ったのだろうか?」と思うと同時に、「確かに、この人たちを相手に日露戦争で勝利を納めたら、“神の国”と調子に乗る気持ちもちょっとわかる」と思うなどしたのでした。


知らない街で見つける自分らしさ

しいたけの中華麺

THE異国の中で、「今ここでは私を誰も知らない」という自由さを感じながらも、そんな縁もゆかりもない場所で「こういうものが欲しかったの!!!」というモノに出会うこともままあり、「知らない」場所で見つける「自分の好きなもの」を通して、曖昧だった自分の輪郭がはっきりするという経験もできました。


私はぱっきりした色や、大柄、よくわからないアイテムなどが好きなのですが、2泊3日のウラジオストク滞在で「日本でこーゆーのないーーー!すごい好みーーーー!」という買い物ができて大変満足でした。一個、迷って買わなかったスカーフがあったのですが、「異国では迷ったら買え」を徹底するべきだな……と今後悔しています。別に3000円くらいだったのに……なぜ……。


アイテム、食事、場所、建築なんでもいいのですが、「自分の周りには普段ないもの」が「自分のとても好きなもの」であるのは非常に不思議で、かつ面白いものだなと感じるに至りました。


もちろん、各国文化を深く知ることは難しいのですが、日本内で触れられる文化としてロシアはメジャーではないため、余計にそう感じたのだと思います(北海道などでは違うと思いますが)


「変身」の手段を手に入れて、自分がもっと自由になる

リラックスする女性

今回、「全然知らない場所」であるロシアの地で、「これです!」というものを複数見つけられたことで、最近忘れていた「自分の引き出しの中身を増やす」というソフトランディングな変化を経験できたような気がします。このような変化や視点を得た私は、100%行く前の自分とは別の自分に「変身」しています。


リフレッシュ的に得られる変化以上に、自分自身の糧となるような視点を得られたことは大変大きな収穫なので、「知らないもの」に触れる経験を面倒だと思ったり、避けたりしないでいきたいなと決意するなどしました。


そして、ちょっとクサクサすることが続いたり、行き詰まった時に、思い切って居る場所を変えてみると、意外と「好き」が見つかるのだろうなとも改めて感じました。特に初めての海外や欧州などというわけでもなかったのですが、なぜか非常に感慨深い旅となりました。ぜひまた行きたい!



▼バックナンバー

・化粧も、美容も、「誰かのため」なわけじゃない。自分を形作る一部である。


・自分の気持ちを奮い立たせる「化粧品」というお守り


・男に受けたダメージは男で癒せ!?突然の別れが訪れたら、どう這い上がる?


・「プロポーズは男性から!」の固定観念で、自分の「結婚したい」を封じるな


・増えた体重で受けるダメージに負けない!三十路越え女子のダイエット論


  • ぱぴこ (外資系OL ときどき ライター)

    外資系ときどき激務OL。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)

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