
ベランダマナーに要注意!?住民トラブルを避けるためのマナー
- 更新日:2019/09/08
- 公開日:2019/09/08
9月から10月にかけ、引っ越し業界では第二の繁忙期。実際にこの時期に引っ越しを考えている人も多いのでは? しかし、いくら気に入って購入した場所でも、引っ越し前には気付けないのが住民トラブルですよね。
ということで今回は、株式会社カシワバラ・コーポレーションが実施した調査から、後悔しないマンション選びの基準をご紹介!
【引っ越しの際の挨拶】住人に挨拶する人は約8割
新しい物件に引っ越した際にするかどうかで意見が分かれるのが、隣近所への挨拶。新しいマンションに引っ越しをした際、同じマンションの住民に挨拶をするか質問をした結果がこちらです。

どこまで挨拶をするかは意見が分かれるようですが、「挨拶はしない」と回答した人を除いた75.3%が「挨拶をする」と回答しています。中には、マンション住民全員に挨拶をするという人が17.3%も。規模にもよりますが、全員ってなかなか大変ですよね。
一方で、年代別に見ると、20代で挨拶をしないという人は41.7%もおり、他の世代平均の20.5%を2倍上回る結果となりました。
同じマンション住民と交流のある人はわずか約3割!?
上記の質問結果から、引っ越しの際に挨拶をするという人はかなりの数いることが分かりましたが、その後マンションの住民と交流をする人はどれくらいいるのでしょうか?

「あなたは同じマンションの住民と交流がありますか。」という質問に対して、「ある」/「少しある」と回答した人は、全体でわずか28.7%のみ。年代別に見ても、60代を除く全年代で30%を下回っており、近隣住民とのコミュニケーションが少ないことが明らかになりました。
マンション住民に対して迷惑と感じたことがある?
居住空間は別でも、同じ建物に住む限り、両隣の部屋や上の階の生活音などが気になることはありますよね。ということで続いての質問は、「あなたは同じマンションの住民の行動に対して、迷惑だと感じることがありますか。」


「よくある」/「たまにある」と回答した人は全体の65.3%でした。また、「あなたは同じマンションの住民が原因で、引っ越したいと感じることがありますか。」という質問では、「よくある」/「たまにある」と回答した人が40.2%もいることが判明。住民ストレスが非常に深刻であることがうかがえます。
一方、年代で比較を行ったところ、「迷惑だと感じることがある人」の20代の割合は60.9%と他の年代と比べて低く、最も多い50代と比べると10ポイント近く差が見受けられました。他の世代と比べて他の住民の行動に関して寛容であると言えるかもしれません。
6割の人が仕事のストレスよりも住民ストレスの方が強いと回答
日常的に感じるストレスとして、他にも仕事のストレスなどがありますが、仕事と住民、どちらのほうがストレスの度合いが強いのでしょうか?

「あなたは、同じマンションの住民から受けるストレスと比較して、より強いストレスを受けることがありますか。」という質問をしたところ、約6割の人が「仕事のストレスよりも住民ストレスの方が強く感じる」と回答。それほどまでに、住民から受けるストレスが大きいということが分かります。
タバコ、騒音、ゴミ出しルールが三大クレーム
続いて、同じマンションに住んでいる住民の許せない行動を聞いたところ、以下のような回答が集まりました。
・ベランダや共用スペースで喫煙する。さらにベランダで布団を叩いて埃やごみを階下に落とす。(40代女性)
・上階の人が捨てたのか、我が家のベランダにタバコの吸い殻が落ちていること。(30代男性)
・ベランダでの焼き肉(60代女性)
・夜中の騒音(50代男性)
・カップルの喧嘩(壁に物を投げるため、音が響く)(20代女性)
・夜洗濯をまわす人(30代女性)
・ゴミの分別ぐらいしろ(60代男性)
・挨拶をしても当然のように挨拶をかえさない(30代男性)
・違法民泊として部屋を提供している(50代女性)
・開延長ボタンを押しっぱなしにしてエレベーターを独り占めする。(30代女性)
あなたのマナーは大丈夫?マンションマナーの境界線とは…
最後に、マンションマナーの境界線を調査するため、12項目に対して「同じマンションに住んでいる住民が以下の行動をした場合、あなたは許せますか。許せませんか」と質問。50%を境界線とした結果、判明した境界線がこちらです。

「ベランダでタバコを吸う」と「深夜にマンション徘徊」がマナー違反の境界線のようです。
前述の「同じマンションに住んでいる住民の行動について、許せないと思うこと」でベランダでの喫煙に関する回答が多かったことから、住民トラブルを避けるためにベランダでの喫煙は避けた方が良いでしょう。
個人的に驚いたのが「話しかけてくる」ことを許せないと回答した人が16%もいたこと。中でも「話しかけてくる」を許せないと回答した20代は、他の年代の平均と比較しても10.2ポイントも高いという結果が出ていたようです。好意を持って話しかけてくれている場合、その方たちにとってはなんとも悲しい現実ですね。トラブルを避けてまったく関わりを持たないようにする気持ちも分かりますが、挨拶をされたら返すくらいのコミュニケーションを取ることはどこにいても意識したいことですね。
参考
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