母と息子

育児が少しラクになる?!「育ててわかった男子の生態」【#35】

  • 更新日:2019/08/06

母親としては、異性である男の子は未知の領域。息子の言動が理解できず「なんで」「どうして」と思ってしまうこともしばしばあります。でもそんな息子も5歳になり、少しは男子の生態の片鱗が見えてきた気が。と同時に、父親である夫について「なるほど、大人になっても同じ男子ってことね」と思うことも……。


わかったからといってどうにかなるわけではないのですが、理解できれば少しはラクになるはず。これから始まる男の子育児に不安を感じている方、今まさに男の子育児に悩んでいる方に、育ててわかった男児の実態をご紹介します。


とにかくいつもふざけていたい

遊ぶ男の子

男の子を育てるママさんとよく共感するのが、「どんなに怒っても、息子はヘラヘラ笑っている」ということ。危ないことだったり、妹など他の子に悪いことをしたりなど、「これだけはわかってほしいし、本当にやめてほしい」と思うことには、本気で叱ります。「大声を出すのではなく、子どもにわかるように諭す」べきだと育児書などではよく言われますが、それではまったくスルーされてしまうことが多いので、「私は怒っている」ということがわかるように、大きな声で、怖い顔を作って、まっすぐ目を見て叱ります。


ところが、そんな母のフルパワーの叱責にも、「へへッ」と笑ったり、「はいはーい、わかったわかった、ベロベロベー」とふざけたり。こちらの気持ちが全然伝わらないと思うと、母としてもガッカリするわ、腹立たしいわでストレスがたまる日々……。


背景にあるのは、男の子はいつでもどんなときも、「とにかくいつもふざけていたい」という生態。特に小さいうちは、食べることよりも寝ることよりも、ふざけることが人生の第一義にあるので、ふざけたことで怒られてもピンとこないし、「またふざけるけどね」と思っているし、なんなら叱られている最中でもふざけたいのです。そう、その小さな生命の根源ともいえるような圧倒的な「ふざけたいパワー」の前では、母の怒りなんて一時的でちっぽけなもの……と、思っていないと、こちらがもちません(笑)。


女性に怒られたくない

息子を叱る母

ところがこの「怒られていてもふざける」問題、多くの場合、父親から息子への叱責には当てはまりません。やはり体が大きく力も強い父親のほうが怖いようで、「息子に本当に怒ってほしいときは父親にお願いする」というママさんたちもいます。


我が家もそうなのですが、父親頼みというのもなんだか情けないと思い、より大声で、より怖い顔で、より厳しく叱ってみました。ただ結果は、期待していた「ごめんなさい」ではなく、大泣き。叱られて反省するというより、傷ついているような感じで、こちらも「悲しませたいわけじゃないのだけど……」とひるんでしまいました。


どうも、男の子は大好きなママに叱られるのは好きではないようです。こう書くと当たり前のように聞こえるかもしれませんが、もっと言うと、根本的に「女性にキツく叱られたくない」という思いがあるような気がします。だから、父親に叱られたときは(少しは)反省したり、怖いからもうしないようにしようと思ったりしても、母親に叱られたときは反省よりも何よりも「悲しい」「嫌だ」という感情が先に立ってしまうようです。


言葉より行動するのが愛情

子ども手紙

息子には年中のときからすごく仲良しの女の子Aちゃんがいたのですが、Aちゃんは残念ながら引越しをしてしまいました。Aちゃんからお手紙が来たら、息子は速攻でお返事を出します。Aちゃんは何通か書き溜めてから送ってくれるのですが、息子の場合は一通のみ。内容もAちゃんの手紙は「一緒に遊べなくてごめんね、また遊ぼうね」と、感情豊かでかわいらしいのに、息子の手紙は「今度、俺の自転車見せてあげるね」とか「リレーでがんばったよ」といったなんだかそっけない話題や主に自慢です(笑)。でも、お手紙が来たらすぐにお返事を書いて、すぐに自分でポストに投函するところにこそ、息子のその子への気持ちが表れていると思っています。そう、男子の感情表現は、言葉より行動なのです。


人に頼られたい

家事を手伝う子ども

母親へのやさしさも、息子の場合は言葉よりも行動です。私が体調の悪いときなど、娘は「大丈夫?」とやさしい声をかけてくれますが、息子の場合は黙って荷物を持ってくれたり、お皿を片付けてくれたりといった行動で表します。特に荷物はよく持ってくれるのですが、そんなとき「わあ、うれしい。助かるな~」と言うと、息子はすごくうれしそうです。どうも、小さいなりに人に頼りにされるのが好きみたいです。


息子が3歳のとき、夫が出張の前に息子を呼んで「パパは留守にするから、ママの言うことをよく聞いて、おりこうにするんだよ」と言った後、「パパの代わりに、息子がママと妹を守ってね」と言っていました。いやいや、そんなこと3歳児に言っても……と思いながら息子を見ると、「うんっ」と目をキラキラさせて、鼻の穴を膨らませて答えていて、内心、面食らったのを覚えています。「自分がママや妹を守る」ということを初めて意識して、興奮するほどの喜びを感じたようです。


理解しつつ、甘やかしすぎず

育児

男の子でも女の子でも、思いやりのある、生きる力のある子に育ってほしいと思っています。でもそのとき、男の子の生態が少しわかっていると、育児における傾向と対策が立てやすいような気がします。ただ、個人差や成長段階による違いは大きく、数年後には私も息子についてまったく違った理解をしているのかもしれません。奥の深い育児ですが、少しでも男の子のママさんたちの参考になれば幸いです。



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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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