無礼な人

生きていると「無礼な人」に必ず出会う。対処法を身につけよう!

  • 更新日:2019/07/31

「もっと女らしくしないと、生意気だと思われるよ」

「女はいいよね。いざとなったら、男に頼ればいいんだから」

「そろそろ結婚しないと、お局になっちゃうよ」

「ふたりめは? 一人っ子はかわいそうだよね」

…などなど、無礼・失礼な発言をぶつけられたことがある方は多いのではないでしょうか?


生きていると、「デリカシーがない人」「男尊女卑の人」「時代に合わない価値観を引きずっている人」「自分の意見がすべてだと思っている人」「マウンティング・見下しをナチュラルにしてくる人」を完全に避けることはできません。


日本と同じく男性中心の社会である韓国でも、女性は、男性から(ときには女性から)無礼な発言をされることがよくあるといいます。

韓国のコラムニストでウェブメディア編集長であるチョン・ムンジョンさんは、そういった無礼な人にどのように対処するべきかを『無礼な人にNOと言う44のレッスン』という一冊の本としてまとめました。


今回は、韓国で37万部を突破し、注目を浴びている本書を参考に、無礼な人に対処する効果的な方法のヒントをご紹介していきます。


無礼な人に出会ったときの5つの対処法

著者は、これまで、様々な心無い無礼な発言に傷つけられてきたといいます。最初は泣いたり、黙ったりすることしかできなかったそうですが、経験を積むなかで、自分なりの5つの対処法にたどりついたといいます。


無礼な人に出会ったときの対処法1:相手にそれが問題のある発言だと自覚させる

偏見に満ちた言葉を浴びせられたら、興奮せずに「第三者が聞いたら誤解すると思いますよ」と言ったり、「当事者が聞いたら傷つくでしょうね」と伝えるのが一つの方法だ。ここで重要なのは感情を表に出さず、できる限りドライに言うことだ。(P.24-25)


無礼な人に出会ったときの対処法2:聞き返すなどして、その発言を客観視させる

この状況が理解できない、というように、天真爛漫に聞き返すとなおよい。例えば誰かが「あの人のそばにいれば、美人に見えるよ」と発言したら、「あの人の顔がブサイクだと言いたいんですか?」と聞き返すというふうに。その瞬間相手は力を失い、自らの発言を振り返ることになるだろう。(P.25)


無礼な人に出会ったときの対処法3:相手の発した不適切な言葉をそのまま真似て聞かせる

例えば誰かが「『老いぼれ』は悪口ではなく、親しみを込めて使ったんだ」と言ったら、「私も親しみを込めてあなたを『老いぼれ』と呼んでもいいかしら」と畳みかける。相手の論理をそのまま持ち出して、返してあげるのだ。(P.25)


この方法は、容姿についてからかってくる人に対しても効果がありそうです。世の中には、人の容姿をすぐにジャッジしてくる人がいます。彼らは、自分が「見られる側」になり得るという想像力がないために、容姿をからかわれる痛みに想像力が及ばないのです。「相手の発した不適切な言葉をそのまま、相手にぶつけてみる」という方法は、「自分が言われる側になったらどんな気持ちがするのか」に、思い至らせるための効果的な手段だと言えそうです。


無礼な人に出会ったときの対処法4:冷めた対応をとる

チャットルームから解放されたいと思ったときには、「(笑)」また「そうなんだ」程度のメッセージを返して会話を終わらせてもいい。あまりにもひどいときには、あえてメッセージを開かずにいたり、読んだとしても返信しないほうがいい。直接会うような状況ならば、「そのようにお考えなんですね」、「はーい」程度の表現だけを意図的に繰り返すことで意思表示できる。(P.25-26)


無礼な人に出会ったときの対処法5:ユーモアたっぷりに答える

時代錯誤的な発言に遭遇したときに特に効果があるのだが、例えば誰かが家父長的で偏見に満ちたことを言ったら、「うわっ、李氏朝鮮時代の人ですか。常平通貨(朝鮮時代の貨幣)でも見せてくださいよ!」と跳ね返すというふうに。(略)ただ、冗談を自然に言うには、経験を積み重ねた上での能力が必要なので、経験値を高くした後に試してみることをおすすめする。(P.26)


無礼な人に、我慢し続ける必要はない。自分なりの対処法を身につけよう

対人関係

著者は、「攻撃してくる人に対して我慢してばかりいると、こちらが無気力になってしまう。無礼な人に出会ったら避けるばかりが能ではない。自分だけの対処法を備えるべきだ」と述べています。


無礼な人に苦しめられているという人は、上記の5つの対象法を試しながら、自分なりの対処法を作り上げていっていただければと思います。


本書は、パワハラやセクハラにどう対処するべきかについても様々なヒントが得られる本です。「権力関係があるから我慢するしかない」「男ってこんなものだから」「私が我慢していればうまくいく」と、無力感を感じている女性にこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。



今回ご紹介した本

『無礼な人にNOと言う44のレッスン』

著者:チョン・ムンジョン

翻訳者:幡野泉

出版社:白水社




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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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