東香名子

キャリアに迷っている方必読!東香名子流・好きを仕事にする方法【インタビュー後編】

  • 更新日:2020/03/10

前回は、コラムニストでWebメディアコンサルタントの東香名子さんに、夢の叶え方についてお伺いしました。後編では、学生時代からの出版という夢を叶えた東さん流のキャリア論についておうかがいします。


東香名子さん プロフィール

1983年生まれ。東洋大学大学院修了。外資系企業、編集プロダクション、女性サイト編集長を経て現在フリー。編集長時代、アクセス数を月1万から650万PVまで押し上げ、女性サイトの一時代を築いた。趣味は鉄道一人旅。英語、ドイツ語が堪能。著書に『100倍クリックされる 超Webライティング』シリーズがある。


安定をあっさり捨ててフリーライターの道を選んだワケ

―女性向けメディアの編集長として活躍されていた東さんですが、なぜ安定したキャリアを捨てて、フリーのライターになることを決意されたのでしょうか?

一番の理由は、書く仕事がしたいと思ってこの業界に進んだはずなのに、いつのまにか全然記事を書いていないことに気が付いたことです。


編集長になると、編集業務やライター管理、売り上げ管理がメインになってしまって、どうしても、「自分の記事を書く」っていうところまで手が回らないんですよね。それに、編集長の立場だとどうしても数字に拘る必要が出てくるので、だんだんストレスもたまってくる。「これが私の本当にしたいことだったかな」と考えたときに、自分の中でNOという答えが出たんです。

東香名子

―フリーになるのは怖くなかったですか? 

「なんとなく大丈夫だろう」とあっけらかんと思っていたので怖くはなかったですね。編集者時代に、「ウケる記事の書き方」はマスターできているという自負があったのと、横のつながりもまぁまぁありました。仕事がゼロになることはないだろうな、という希望的観測。あと、ある程度暮らせるくらいの貯金もあったので(笑)。


「石橋は渡ってから叩く」がモットー。とりあえずやってから考える!

―そうなのですね。「新しいキャリアに挑戦したいけど、怖くてできない」「反対されているからできない」という人も多いかと思いますが、そういう方にはなんてアドバイスしますか?

考えすぎないことですね。私自身は、バカみたいに楽観的だから思い切って独立できたのかなと思います。石橋を叩いて渡るのではなくて、とりあえず渡ってから、叩いてみる性分です(笑)。調べ過ぎて慎重なりすぎるあまり踏み出せない人も多いですが、叩いてばかりではいつまでたっても橋は渡れません。とりあえずやってみる、っていうのが一番大切!


あとは、人の意見は聞き過ぎない方がいい(笑)。私もかつては冷笑されたことはありました。でも、そんな外野の意見をまともに聞いていたら、自分の本当にやりたいことはできません。「ふーん」と聞き流すぐらいが丁度いいかな、と思います。


初仕事はたった50文字。切り抜きを持ち歩いて、自分を励ます

―情熱的に仕事に取り組んでいる東さんですが、その原動力はどこからきているのでしょうか?

私のライターとしてのキャリアのスタートは、学生時代アルバイトしていた編集プロダクションでした。当時は、激務だったり怒られたり、辛いことが本当に多かったんです。それでも、書く仕事から完全に足を洗うことができなかったのは、辛かった以上に、感動や喜びが得られた、という記憶があるからです。


その編集プロダクションでの初仕事は、スポーツ新聞に載せるために草野仁さんのプロフィールを書く、というものでした。文字数にしてたった50文字の仕事です。それでも新聞の発売日にはコンビニに走りました。初めて自分の書いた文章が、印刷されていて、これを全国の人が見るんだ、と思ったら、すごく嬉しくて。それが私の書く仕事に対する原体験です。今でも50文字の初仕事は、財布に入れて持ち歩いています。


仕事でくじけそうになったとき、モチベーションが下がったとき、取り出して眺めると、あのときの誇らしい気持ちが蘇ってきます、また頑張ろうって思えるんです。


表現力UPのために演歌を練習しています(笑)

東香名子

―さいごに。今後の展望を聞かせてください。

自分の表現をもっと磨きたい!ライターとして、文章表現の幅を広げる、という意味だけではなく、芸を磨いていきたいですね。今は、語学の勉強をしたり、鉄道の知識を増やしたり、表現力を高めるため演歌を練習したりしています。「一芸ある」「趣味を極めている」ことって、これからのライターにとって必要なことだと思います。


自分の表現方法を探りながら、芸を磨いていくことで、結果的に「ずっと書いていける人」になるはず。一生、表現者でありたい。この情念は燃えつきることがありません。

そのためにも、「もうこのままでいいや」と慢心せず、1日1つは新しい世界を見る努力を忘れないでいたいですね。


貴重なお話、ありがとうございました!


東さんの著作・第二弾『100倍クリックされる 超Webライティング バズる単語300』は、パルコ出版から好評発売中です。Webライティングに興味がある方はもちろん、企業の広報担当の方、SNSなどで発信をがんばりたい方はぜひチェックしてみてくださいね。






  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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