加藤諒さん【翔んで埼玉】インタビュー

伝説のコミックがまさかの実写化!話題の映画『翔んで埼玉』出演・加藤諒さんインタビュー【前編】

  • 更新日:2019/02/18

 太い眉、フェミニンな仕草……しかし、ダンスをやったらキレッキレッ! 唯一無二の超個性派俳優・加藤諒さんが話題の映画『翔んで埼玉』に出演。原作は伝説的ギャグマンガ『パタリロ!』の魔夜峰央さんが82年に発表した同名コミック。埼玉県人が東京都民から酷い迫害を受けるという背景のもと、東京の超名門校・白鵬堂学院で生徒会長の壇ノ浦百美(二階堂ふみさん)が、転校生で隠れ埼玉県人の麻美麗(GACKTさん)と出会うことで埼玉を解放する闘いに身を投じていく──という物語。【前編】では十分な存在感を見せてくれた加藤さんに本作の撮影エピソードを語ってもらいました。

面白くも爽快な原作コミック

加藤諒さん【翔んで埼玉】インタビュー

──加藤さんは『パタリロ!』の舞台と実写映画版で主人公・パタリロを演じられていて、魔夜作品とは縁がありますね。

加藤 諒(以降、加藤) そうですね。でも、この映画が決まったのも、魔夜先生が推してくれたわけじゃないんです。むしろ、魔夜先生は僕が出ることはご存知なかったみたいです。そういう意味では不思議なご縁ですよね。

──そんな魔夜先生が82年に発表された『翔んで埼玉』ですが、埼玉を豪快にディスっていく描写が話題の作品ですよね。原作コミックはご覧になりましたか?

加藤: もちろん!とにかく面白かったです。『お前はまだグンマを知らない』とか最近ではディスりマンガもちょいちょいありますが、その先駆けといっても過言ではないですよね。

──読んでみていかがでしたか?

加藤: 可哀そうとか全く思わないで、埼玉の人たちをスパってと言い切ってしまうじゃないですか。それがすごく面白いと同時にちょっと爽快というか……(笑)。

映画オリジナルキャラを熱演!

加藤諒さん【翔んで埼玉】インタビュー

──加藤さんが演じられた下川信男は、生まれが埼玉で親の事情などで東京に移り住んできた生徒のみで編成されている白鵬堂学院の最下層“3年Z組”の生徒ですよね。どんなキャラクターなのか教えてください。

加藤: 信男君は埼玉県に対してちょっとコンプレックスとかあって、卑下とかしちゃうんです。でも、麗様に出会ったことによって、その気持ちがどんどん変わっていき、麗様の東京都民に対する気持ちに賛同して、乗っかっていきます。

──信男は原作には登場しない、映画オリジナルのキャラですよね?

加藤: そうなんです。そもそも3年Z組自体が原作にはあまり出てこないけれど、台本を読んだときに、ポイント・ポイントでフィーチャーされていて、埼玉県人を象徴する役になっていたのですごく嬉しかったです。だからこそ、しっかり埼玉県人を演じないといけないなって思いましたね。

──そういえば、同じZ組の女生徒・昌子との関係性はちょっと♡な感じがしたんですが……。
加藤諒さん【翔んで埼玉】インタビュー
加藤: そうなんですよ! この二人は実はデキているんじゃないかって僕も思いました。武内英樹監督とは特にそんな話はしなかったんですけど、昌子役の宮澤竹美さんとはそんな話をしましたね。二人が走るシーンでもちゃんと手をつないで引っ張ってあげたりしているんです。だから、信男ってすごく優しくて男らしいんだと思いますよ。

──その手をつなぐというのは自然な流れで?

加藤: いえ、そこはもう確実に意図的でした(笑)。

こだわりの3年Z組!

加藤諒さん【翔んで埼玉】インタビュー

──確信犯だったんですね(笑)。ところで3年Z組の教室のセットですが、もうとんでもなく酷かったですよね(笑)。

加藤: あのセットを目の当たりにしたときは、ビックリしました。よく見ると、鉛筆もすごく短くなったものを木の枝に縛り付けて使っていたりとか。

──それは気付きませんでした。にしても、すごいこだわりですね。制服も戦時中っぽいというか、モンペで、すごい徹底ぶりでしたね。
加藤: 実はあのシーンの撮影前日にテレビで『蛍の墓』が放映されていて、「Z組って、なんかそれっぽいよね」って話を共演の方たちと話していたら、それを聞いた武内監督も「じゃあ、そういう感じでやってみようか」って言い出して。

──そうだったんですね。でも、信男の髪型は戦時中だったら坊主というイメージですが、そこは違うんですね。

加藤: 人物デザイン監修・衣裳デザインの柘植さんに打ち合わせで「パタリロのときはどうだったんですか」って聞かれたんですね。で、「前髪がカールしていたんです」って話したら、「それでいこう!」ってことになって。で、やってみたら、意外としっくりきたんです。そこは信男がちょっとおしゃれを意識しているところですよね。
加藤諒さん【翔んで埼玉】インタビュー

──隠れミッキーならぬ隠れパタリロですね(笑)



>後編へ続く

映画『翔んで埼玉』は2月22日公開!

翔んで埼玉

加藤 諒プロフィール

1990年2月13日、静岡県生まれ。2000年に出演したバラエティ番組『あっぱれさんま大先生』で芸能界デビュー。その後、多くのドラマ、映画、舞台に出演。最新作には『盤上のアルファ~約束の将棋~』、『家売るオンナの逆襲』などのドラマや『ギャングース』、『ニセコイ』、『PRINCE OF LEGEND』(19年3月21日公開)、『パタリロ!』(2019年公開)の映画などがある。『銀座カラー』のCMにも出演中。4月27日には、初主演ドラマであるNHK BSプレミアム『恋と就活のダンパ』が放送される。


作品情報



『翔んで埼玉』:公式サイト
原作: 魔夜峰央 監督: 武内英樹
出演者:二階堂ふみ GACKT 伊勢谷友介 京本政樹 ほか
配給:東映

©2019映画「翔んで埼玉」製作委員会


<writing:鈴木一俊>

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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