画像の内容を文章で入れる

竹中直人流!超自然体で取り組む体調の整え方―映画『サムライマラソン』インタビュー【後編】

  • 更新日:2019/03/06

【後編】では本作の最大の見どころである“遠足(とおあし)”シーンの撮影エピソードとメンタル回復法について伺いました。

<< 先に前編から読む

必見の“肉体美”!?

──“遠足”のシーンでは後半、竹中さんは見事なふんどし姿でしたね

竹中: ローズ監督に「最後ふんどしになったら面白くないですか?」って提案したら、「よし、それいこう!」って採用されたんです。

──あのシーンは台本には無かったんですね。

竹中: 無かったですね。台本通りにやらないでくれっていうのが監督の要望だったので。いわゆるアドリブでしたね。

──それにしても、竹中さんカラダがバッキバキでしたが、撮影前にカラダ作りはされたんですか?

竹中: そんなのしてないですよ(笑)努力家じゃないんで。ライティングの効果だったんじゃないかな。
竹中直人さん『サムライマラソン』スペシャルインタビュー
──いやいや、メチャクチャいいカラダされてましたよ?

竹中: ホントかよ(喜)。オイルも塗っていないし。ビックリだな。でも、そんな感じだったらブルース・リーみたいなこともすれば良かったかな(笑) 
実は、この映画まだ観ていないんだけど、自分で自分を観るの怖くなっちゃった。あ~観たくない。怖ろしい!

──竹中さんの肉体美は読者の皆さんにもぜひスクリーンで確かめて欲しいところですね。遠足シーンでのカラダのキレ具合も素晴らしかったですし

竹中: 俺を見て喜ぶ人なんていないけど、なんだか嬉しいね~。でも、俺、ずっと小学生から高校までは体育の成績は1だったんですよ。ホントに (笑)。

──え!?竹中さんといえば動作がキレキレのイメージだったので、日ごろからスポーツをされているイメージでした。

竹中 そうなんだ。それじゃ頑張らなきゃ、しっかりしなきゃね(笑)。

──特別なことをされていなくて、あのお身体……なるほど!天性の賜物ということですね!

竹中: そうは言ってないよ。ソレ、最高におかしいね(笑)。


落ち込んだときはお酒!

竹中直人さん『サムライマラソン』スペシャルインタビュー

──話は変わって、TVなどで観る竹中さんって、なんだかいつも楽しそうなイメージなんですが、普段落ち込まれる事ってあるんでしょうか?

竹中: しょっちゅうですね。僕は感情のメリハリが激しいんで、一日のうちでも沈むときは極端に沈みますよ。でも、躁鬱ではないです(笑)。

──落ち込まれたときは、どうやって浮上されるんですか?

竹中: お酒と、友だちですね。酒癖は悪くないですよ。仲の良い友と好きな映画や好きな俳優さんの話などして。ま、そのときはそれで人生の虚しさを忘れられるんですけどね(笑)。

──落ち込んで~というイメージはあまり無かったです

竹中: 今日は調子が良いなって思って、現場に行ったりしても、なんかちょっとしたことで傷ついたりへこんだりして、「昨日も一昨日も、その前も飲んだから、今日は止めておこうかな」って思うんだけど、「ダメだ、やっぱり飲みに行こう!」って(笑)。で、ちょっと白ワインを二、三杯飲むと気分も良くなって「よし、頑張ろうか!」ってなるんだけど、次の日目が覚めると「はぁ~」ってため息。その繰り返しですね、ず~っと。そうやって、みんな死んでいくんだなって(笑)。

──縁起でもないので、ずっと元気でいて頂きたいですね。他に、気晴らしの為の趣味はありますか?

竹中: ゴルフもやらないし、麻雀はできないし。賭け事もやらないしね。やっぱり、お酒ですね。ただ、今回の撮影で山形に行ったときは撮影が無い日に出羽三山に登ったけど、そのときはものすごく楽しかったですね。ただ登るだけで無心になれて。「歳も取ってきたし、これからは山登りを趣味にするのも良いな!」って思ったけど、それ以降やっていないです(笑)。


ため息はたくさんついた方が良い

竹中直人さん『サムライマラソン』スペシャルインタビュー

──さて、撮影等でお忙しくされていらっしゃると思いますが、特に、いまの季節ですと体調も崩しやすいと思います。どんな対策をされていますか?

竹中: 風邪ひかない様にって、自分で真剣に心掛けていれば引かないですよね。でもね、撮影が終わったとたん、プツっと糸が切れたようにひいちゃうときはありますね。 あ、いや、本番中に引いたことがあったな(笑)。

──そういう時はどうされるんですか?

竹中: 黙っていましたよ。そんなこと言えないじゃないですか、みんなに「げっ!こいつ風邪ひいてる!」と思われたら大変だしね。でも、不思議と本番中は絶対に咳は出ないんです。それは自分でも驚きます。

──ミラクルですね、やっぱり“病は気から”ということなのでしょうか

竹中: そういうことなのかな。でも、弱っているときって、良いことも悪いことも色んなものが集まってきちゃう……って気はしますね。毎日、元気よく生きるって、所詮は人間なんで無理ですから。よく「前向きに」っていうけど、現実はそうそう前向きには生きられないしね。「後ろを振り向かない」とも言うけど、でも、たまに振り向くと楽しいですよ。歳を取ると思い出すことがたくさんあって、それはそれで楽しいことです。あんまり、前向きとか努力とか、そういう教育論的なものに縛られなければ、なんとか生きていけるんじゃないですか。「ま、いいか」ってため息もたくさんついた方が良いと思いますよ。そうすることで、悪い気が抜けていくような気がしますね。ため息大事だと思うなぁ…「あ~あ」って(笑)。

竹中直人さん『サムライマラソン』スペシャルインタビュー

──より自然体で竹中さんらしい独特な捉え方ですね。肩の力を抜いて生きていくヒントを頂けた気がしています。本日はありがとう御座いました。


映画『サムライマラソン』は2月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー




竹中直人:プロフィール

1956年3月20日、神奈川県生まれ。劇団青年座に入団後、1983年に『ザ・テレビ演芸』でコメディアンとしてデビュー。以降、俳優として多くのドラマ、映画に出演。1991年には映画『無能の人』で監督デビュー。映画『シコふんじゃった。』、『死んでもいい』での日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめ、受賞歴も多数。最新出演作に『アウト&アウト』、『翔んで埼玉』、公開待機作に『麻雀放浪記2020』(2019年4月)などがある。


作品情報

竹中直人さん『サムライマラソン』スペシャルインタビュー

サムライマラソン:公式サイト
出演:佐藤健 小松菜奈 森山未來 染谷将太
青木崇高 木幡竜 小関裕太 深水元基 カトウシンスケ 岩永ジョーイ 若林瑠海/竹中直人
筒井真理子 門脇麦 阿部純子 奈緒 中川大志 and ダニー・ヒューストン
豊川悦司 長谷川博己

監督:バーナード・ローズ
原作:土橋章宏「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)
脚本:斉藤ひろし バーナード・ローズ 山岸きくみ
企画・プロデュース:ジェレミー・トーマス 中沢敏明
音楽:フィリップ・グラス
衣装デザイン:ワダエミ
配給:ギャガ

©”SAMURAI MARATHON 1855” FILM Partners GAGA.NE.JP/SAMURAIMARATHON

竹中直人さん『サムライマラソン』スペシャルインタビュー

「サムライマラソン」は東京2020参画プログラムです。東京2020参画プログラムとは、様々な組織団体がオリンピック・パラリンピックとつながりをもちながら2020年の大会に向けた参画・機運醸成・レガシー創出のアクションを実施するプログラムです。日本マラソンの発祥といわれる史実「安政遠足」と東京2020大会との親和性や2020年以降のレガシー創出につながるプロジェクトとして「サムライマラソン」は、東京2020公認プログラムに認証をされました。


<writing:鈴木一俊/Photo:川しまゆうこ>

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

この記事がいいと思ったら
いいね!しよう

Related関連記事

Pick Up編集部ピックアップ

Rankingランキング

#tag