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「AirDrop痴漢」に遭わないための完全マニュアルを実例とともにご紹介【女たちのネット詐欺事件簿#7】

スマホを見て驚く女性

軽はずみな痴漢行為で、いかに人生を棒にふるうかということが度々取り沙汰され、車中でのリアル痴漢は、少しは減少している気がします。


ところが最近、新手の痴漢が注目されています。

iPhoneの便利なファイル共有機能を悪用した「AirDrop痴漢」です。少し前に話題になり、すでに対処したという人も少なくないかもしれませんね。ところがその対処法には抜け穴があり、完全ではないというのです。かくいう女子カレLOVABLE編集部のスタッフも、対処していたはずが昨年末に被害に遭いました。


そこで今回は、その実例とともに抜け穴をふさぐ方法をご紹介します。


実例:朝の通勤電車で遭遇した「AirDrop痴漢」

ある日の朝8時半。いつもの駅のホームで人の列に並び、電車に乗り込んだときのこと。編集部員A子が車内でスマホを見ていると、音もなく突然すっと画面上に写真が出てきました。


それは、男性の局部が移った写真。写真とともに、ポップアップで「〇〇が1枚の写真を共有しようとしています」というメッセージが表示されていました。

AirDrop痴漢

ポップアップでの表示例。※画像はイメージです。


ぎょっとするわ、嫌な気持ちになるわ、勝手に送られてきたものだと知らない周りの人に画面を見られたら、と心配になり焦ってしまったというA子。ポップアップでは写真の共有を「辞退」するか「受け入れる」か選べるようになっていたので、「辞退」して終わったものの、1日のはじまりを非常に気分の悪いものにされました。


ご存知ない方のために!そもそも“AirDrop”ってなに?

AirDrop

「え、何それ、私もiPhone使ってるけどAirDropなんて知らないし、使ってない機能だから関係ないよね?」と思った方。実はそうではありません。


AirDropとは、iPhone、iPad、iPod touchに搭載されている機能です。これを使うとメールなどを使わずに、近くにあるほかのApple製デバイスと写真、ビデオ、書類などを共有することができます。


iPhoneならiPhone5以降、iOS7以降を搭載していれば標準搭載。ファイルを共有したい双方がBluetoothやWi-Fiの通信範囲内にいて、AirDropが利用できる設定になっていれば使用できます。旅先で友だちと撮った写真をすぐに共有したり、見てほしいサイトのリンクや連絡先をその場で共有したりするのにも便利ですね。


使いこなせば便利ですが、使ったことがないという人も多いと思います。AirDrop痴漢は、まさにそんな無意識ユーザーを狙ったもの。AirDropを使って、見知らぬ人に勝手に迷惑画像を送りつけるという手口です。送られた側が「受け入れる」を選択しなくても、見てしまっただけで十分被害といえますよね。


2018年1月には、「AirDrop痴漢に遭遇したので注意してください!」というツイートに注目が集まり、同じ被害に遭った人が少なくないことがわかりました。そして、こうした事例が話題になると、悪用しようとする人も増えるのが犯罪のよくあるパターンです。


対策1:AirDropは使うときだけ有効にするべし

まずはお手持のiPhoneがどんな設定になっているか確認しましょう。


コントロールセンターのネットワーク設定(機内モード・モバイル通信・Wi-Fi・Bluetoothが並んでいるところ)を長押しします(3D Touch対応の機種なら強めに押す)。

AirDrop痴漢

赤枠を長押しすると出てくるのがこちらの画面。

AirDrop痴漢

ちなみに私もAirDropは使っていなかったのですが、利用できる設定になっていました…。

そこで、左下のAirDropを選択し、

AirDrop痴漢

こちらの画面で「受信しない」を選択すればオーケーです。基本的に受信しない状態にしておいて、AirDropを利用したいときは、その都度受信できるように設定しなおすのがおすすめです。


対策2:iPhoneの名前を変更する

勝手に画像を送る、といっても、まったく無差別に送っているわけではないかもしれません。というのも、送信者は送る際に、近隣にいるiPhoneユーザーを確認することができています。そのとき、「〇〇〇のiPhone」というように、登録した利用者名の名前が出てくるので、名前によって性別などが判断できている可能性があります。

迷惑画像が送られてきて、慌てて対処している姿から、相手にあなたの名前が特定されてしまう、というさらに悪い事態にも。


iPhoneの名前は、Appleアカウントで設定した名前などが使用されています。AirDrop痴漢の防止策としては、この名前を少なくとも性別のわからないものにしておくといいでしょう。ちなみに私も確認してみたところ、「rieのiPhone」と、情報ダダ漏れな感じになっていました。こわ!


iPhoneの名前の変更は、設定画面から、一般→情報→名前で確認できます。そのまま簡単に編集可能なので、ぜひ性別や個人が特定できないものに変更しておきましょう。

iPhone

ちなみに、変更後の名前を“iPhone”のみにしてる人が多く、iPhone=女性であると判断され、被害に合うケースもあるようです。巧妙ですね…。というわけで、iPhoneという名称もやめたほうがいいかもしれません。


改めて思うのは、「知らなかった」って怖いな、ということ。たとえ使っていない機能でも、それが標準搭載されたデバイスを使っていれば、実例のような被害に遭いかねないのです。


便利な世の中だからこそ、自分が使っているデバイスの情報や、悪用された事例などには気を配っておきたいですね。



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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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