
もうすぐ敬老の日。自分の親や祖父母にはいつまでも元気でいてほしいものですよね。特に女性は、化粧による脳の刺激や幸福感の増加といった効果が報告されており、周囲から美容への関心を促してあげることが大切かもしれません。
今回は、シニア世代の美容への関心と娘・孫世代との関係性に注目した調査をご紹介します。
参考:資生堂ライフクオリティー事業「化粧療法の効果」
https://www.shiseido.co.jp/lifequality/effect/
娘や孫から美容情報を手に入れるシニア世代は約半分
以下、東京ガスが実施した「60~70代女性の美容意識と実態」についてのアンケート調査の結果です。
調査では、まず最初に60代~70代の女性に「娘や嫁、孫娘から美容に関する商品や情報を教えてもらうかどうか」について聞きとりをしています。

美容情報を取り入れるためには様々な情報源がありますが、その中でも「娘や嫁、孫娘から美容に関する商品や情報を教えてもらうことがある」と答えた人は60~70代女性の3割という結果に。情報を教えるということは、仲が良くないとなかなかできないことだと思うので、ある程度は孫や娘との仲が良い女性は、美容に関する情報を聞く機会が増え、美容への関心が高くなると言えそうですね。
「あまりあてはまらない」「あてはまらない」は合わせて5割程度存在します。憶測ではありますが、仲の良し悪しの他にも世代によって使用する化粧品が異なることも、この結果に影響があるのかもしれません。
次のグラフは、シニア女性が美容について現在興味のあることについてのグラフです。

娘たちから美容に関する商品や情報を教えてもらうことがある60~70代女性は、情報をもらわない女性よりも、美容法への興味・関心が高いということがわかりますね。
特に顕著なのが「しみとり」。情報をもらわない女性のおよそ3倍近く高い結果になっています。顔のパーツでも特に目に付きやすいので、もしかすると娘世代や孫世代からも薦められるというケースもあるかもしれませんね。
サロンでのネイルやまつげエクステ、脱毛にまで関心のあるシニア女性も多く、その美容への関心の高さに驚きました。自身が若い頃には無かった新たな美容技術も前向きにとり入れ、いつまでも女性らしさを失わず関心を持ち続けているその心意気がステキですよね。
シニア世代の美容への投資は他の世代と比べても高いことが判明
最後に、シニア世代の美容への投資について見てみましょう。

なんと、娘や孫から美容情報をもらう人の3人に2人は、月5千円以上を美容に使っていることが判明しました。月1万円以上使うという人も3人に1人という結果に。
20代~30代女性や40代~50代女性と比べてみてください。美容に関心の高そうなこれらの世代よりも、情報をもらうシニア世代のほうが、美容にかける金額が高いというのは、筆者にとっては少し驚きでした。
いかがでしたか?
美容云々の前にまず大切なのは、自分の親や祖父母とコミュニケーションを取ることということが分かったのではないでしょうか。キレイになりたいという願望はどの世代の女性でも持ち合わせているもの。元気で若々しくいてもらうためにも、美容の話題に限らずどんな話題でもいいので若い世代がコミュンケーションを取ることが重要なのかもしれませんね。
【参考】
東京ガス株式会社