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「子供いないと自由でいいね」マウンティング女子への対処法

女性を幸せにする本

「子供いないと自由でいいよね」

「えーまだ合コンとかしてるんだ? 私もそういう時代あったなー。懐かしい」

こういった言葉を、本当にうらやましいとか懐かしいという気持ちで言っている女子もいますが、なかには、暗に「自分の方が立場は上」「私の方が幸せ」ということをアピールする目的で言っている場合もあります。


この「立場が上」であることを主張してくる行為をマウンティング、マウンティングを仕掛けてくる女子のことをマウンティスト、と名付けたのは漫画家の瀧波ユカリさんです。


今回は、瀧波ユカリさんとエッセイスト犬山紙子さんの対談集『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』を参考にしながら、マウンティング女子への対策を考えていきたいと思います。


マウンティング女子(マウンティスト)の5つのタイプ

最初に、マウンティング女子にはどういったタイプがいるのかをみていきましょう。(2章参照)


■マウンティング女子のタイプ1:親友型

親友型は、親しい間柄の友達で、プライベートを根掘り葉掘り聞いてくるタイプのマウンティング女子です。家族や彼氏、仕事、給料、家の間取りや家賃などをズバズバと聞いてきて、そういった情報をもとに、「親友ならではのぶっちゃけトーク」を装いつつマウンティングをしてきます。


■マウンティング女子のタイプ2:カウンセラー型

カウンセラー型は、「こういうメイク・服にしたらもっとモテるようになる」「彼氏が浮気しないようにするためには、〇〇した方がいいよ」など、聞いてもいないクソバイス(犬山紙子さんの造語・クソなアドバイスのこと)を繰り出してくるタイプのマウンティング女子です。「あなたのためを思ってアドバイスしている」という体で、「自分の立場は上」であることを誇示してきます。


■マウンティング女子のタイプ3:事情通型

事情通型は、「え、〇〇読んだことないの?」「今マンション買っちゃったの?これから…」など、相手より知識が優っていることを嬉々として語ってくるタイプのマウンティング女子です。


■マウンティング女子のタイプ4:自虐型

自虐型は、「子供を育ててると毎日忙しくて、ちっちゃなことで悩んでるヒマがない」「やたら男の子から声をかけられるんだよね。軽く見られているかなあ」など、自虐風マウンティングをしてくる女子です。


■マウンティング女子のタイプ5:司会型

司会型は、「この場の空気は私が支配します」という態度で、全方位にマウンティングする女子のことです。


本書に書かれている上記のタイプ以外に、私は「先輩ヅラ型」があると考えています。「先輩ヅラ型」とは、「私もそういうことしてた時期もある。いいなあ、まだ青春って感じで」「楽しいのは今のうちだけ、いずれ〇〇になるから、気をつけてね!」など、まるで「今のあなたは過去私が通った道を歩いている」とばかりに、先輩ヅラしてくるタイプのマウンティング女子です。


マウンティング女子への対処法とは? マウンティングをやめるには?

次に、マウンティングされてしまったときの対処法について考えていきたいと思います。


マウンティング女子は、なぜマウンティングする?

会話する女性

先日、友達のA子に私(今来今:いまきたこん)がマウンティングしてしまったことがあったので、それ事例に、「なぜマウンティングしてしまうのか」をまずは考えます。


今来:会社やめてフリーライターになったんだ


A子:え、そうなの?


今来:うん


A子:えー、そうなんだ。フリーかー。でもそれって非正規ってことだよね。自由そうだけど私は無理かな。病気とかになったら怖いし。でもコンならできると思う。


今来:まあたしかに安定はしてないよね。でも、もう満員電車とか乗りたくないなって。出勤する必要がなくなって、昼過ぎとかに起きちゃってダラダラしちゃってる。


A子:あー出勤しなくていいのっていいよね。でもフリーライターを無職と考えると、やっぱり私だったら不安になっちゃいそう。


今来:まあ、向き不向きがあるよね。そもそもA子の職種でフリーって無理じゃない?A子は堅実な会社員があってると思うよー。


どの辺りがマウンティングになっているが分かりますでしょうか? 私が自覚しているマウンティングは、「出勤の必要はない。昼過ぎに起きている(私の方が自由に働けている)」「A子の職種では無理(でも私はできる)」という2点です。こう改めて見返してみると、ほんと人間がちっちゃくて恥ずかしくなります……。


なぜマウンティングをしてしまったのかを自分で考えてみると、「病気とかになったら怖い」と言われてマウンティングされた(私の立場が上と主張された)ように感じたため仕返ししたくなった、という原因が考えられます。


「なぜマウンティングされたと感じてしまうのか」「なぜマウンティングをやり返してしまうのか」、それは突き詰めると「自信がない」「コンプレックスがある」からだと思います。


フリーランスか会社員か、という立場の違いによるマウンティングのほかに、「独身女子→既婚女子」「既婚女子→独身女子」「子持ち女子→子供のいない女子」など、「友達だけど立場が違う」ことによってマウンティング合戦が始まってしまうことは少なくありません。


本当に自分の立場に満足していたら、マウンティングなんてする必要はないはずなのですが、それぞれが自分の選択や立ち位置に完全には自信が持てず、それゆえ自分の立場が素晴らしいものだと誇示したくなってしまうのではないかと思います。


マウンティング女子への対処法とは? マウンティングをやめるには?

高飛車な女性

マウンティングされたから(されたと感じたから)といって、マウンティングをやり返しても、何もメリットはありません。家に帰ったあと「やってしまった」と後悔したりモヤモヤした気分になったりするだけです。


自分からはマウンティングを仕掛けないように心がけていても、マウンティングされてしまう、ということもあるでしょう。


そういったとき、どのように対処するのが一番良いのでしょうか?


瀧波ユカリさんは、自らマウンティストであることを認めていて、「マウンティングしたいと思うムラムラ、マウンティングされたときのモヤモヤ」を、運動・食べること・寝ることで発散しているといいます。また、マウンティングをされたときは、その場でマウンティングに気がついていることを知らせるために、「その言い方はちょっと傷つくな」など即言い返すように心がけているといいます。


また、犬山紙子さんは、「マウンティングは相手にしてもらえない寂しさから生じることもある」と分析し、マウンティングし合わないように、友達に「好き・愛してる」など好意を口に出して伝えるようにしているそうです。


たしかに、自分のことを大好きで尊重してくれている友達に対して、マウンティングしたいとは誰も思わないですよね。マウンティングされてしまうということは、自分がその友達に対してマウンティングしていたり、軽視していたり、といったことが原因になっている場合もあるのでしょう。


まずは、友達に対して愛情と敬意を示し、それでもマウンティングをしてくるようであれば、距離を置いた方がいいのかもしれません。


さいごに。マウンティングしない・仕返ししない、方が幸せになれる

親友

基本、マウンティングし合う関係の相手は、自分と似たようなレベルの相手です。


似たようなレベルの相手だからこそ、「私の方が上」と主張する必要があるわけで、圧倒的な差がある人にマウンティングしようなんて思わないはず。仮にされたとしても、圧倒的な差がある場合は気にならないはずです。


マウンティングしそうになったら、「自分と同レベルの人と張り合っても仕方ない。あとで虚しい気持ちになるだけ」と冷静になりましょう。マウンティングをしている側の人は、優位に立てるので、その場では気持ちよく感じたりすることもあるのですが、無意識にでもそんなことを続けていては、友達から嫌われ避けられることにもなりかねません。


マウンティングをこれまで一回もしたことがないという人はいないでしょう。ですが、マウンティングは、しているときは快感でも、得られるメリット(相手より優位に立つ心地よさ)に比べて、デメリット(マウンティング返しをされて泥沼になる・ストレスがたまる・人間関係がギクシャクする・言いすぎて後悔する)が大きすぎる行為です。


心地よい友達関係を続けていくためには、マウンティングをしない・させない人間関係を築いていく必要があるでしょう。


また、相手はマウンティングしているつもりはないのに、受けての方がされたと感じてしまうこともあります。それは、自分の中のコンプレックスが関係しています。自分の中のコンプレックスを刺激されたからといって、相手を言葉で打ち負かそうとしても、根本的な問題解決にはならない、ということも自覚しておく必要があるとも思います。自戒を込めて。



今回ご紹介した本

『女は笑顔で殴りあう:マウンティング女子の実態』

著者:瀧波ユカリ・犬山紙子

出版社:筑摩書房




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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