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「幸せになるための3つのインフラ」と「8つの人生パターン」

女性を幸せにする本

先日、「happy 幸せを探すあなたへ」という映画を観ました。5大陸16か国を巡る4年間のロケを通じ、心理学・脳医学の世界的権威と共に幸福度を高める鍵を読み解くドキュメンタリー映画です。


様々な角度から「幸せ」を分析し、「外部の評価ではなく、自分の満足感を追求すること」「自分の能力を向上させること」「コミュニティーに貢献すること」が幸福感の鍵であると本作では結論づけています。


外部の評価や名声・お金だけでは、人は幸せになれないというのは誰もが同意するところでしょう。ですが、お金がまったくなかったり、誰からも認められなかったりすることがで、不幸だと感じる人が多いこともまた事実です。


「人はどれくらいのお金があれば幸せになれるのか」「人とどのように関われば幸せを感じやすいのか」など、幸せに関する疑問はつきません。


そういった幸せについての疑問にひとつの回答を与えてくれるのが、作家・橘玲著『幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』です。


今回は、本書をテキストに、幸せになるためのヒントをご紹介していきます。


幸せになるための3つのインフラ。金融資産・人的資本・社会資本

幸せになるために必要なものとはなんでしょうか? お金や友情、恋人、仕事での成功など、人によって答えは様々でしょう。


著者は、「金融資産(※1)・人的資本・社会資本の3つが幸福になるためのインフラ(土台)」だと主張しています。なぜなら、人が幸せになるためには、自由・自己実現・共同体との絆が必要であり、金融資産は自由を、人的資本は自己実現を、社会資本は共同体との絆を手に入れるために必要なものだからです。


投資家は、自らの金融資本を金融市場に投資して(リスクを取って)富を獲得しています。(そしてしばしば損失を被ります)。同様に、人的資本とは自らの労働力を労働市場に「投資」して給与や報酬という「富」を得ることで、社会資本とは周りの人たちとの関係性から「富」を得ることです。(P.29)(※2)


つまり、幸せになるためには、

金融資産=財産

社会資本=稼ぐ力

社会資本=家族・友人などのネットワーク

の3つの資産・資本が必要だというわけです。


※1

なぜ金融資産だけ、「資本」ではなく「資産」なのかというと、「資本とは、富を生み出す力であり、資産は富を生み出す方法」であり、個人にとって大切なのは、投資や運用の結果なので、資本ではなく資産だから。


※2

ここでの富とは「幸せ」のこと。経済的な利益だけではなく、人との関わりの中から感じられる友情や愛情なども含む。


人生の8つのパターン。目指したいのはどれ?

女性の人生

次に、本書で紹介されている8つの人生パターンについてみていきましょう。


1:プア充

例:地方のマイルドヤンキーなどによく見られる、収入は貧困ライン以下で、貯金もないが、遊ぶ友達はたくさんいる人。


金融資産 ×

人的資本 ×

社会資本 ○


2:貧困

例:友達のネットワークから排除されてしまった場合のプア充。


金融資産 ×

人的資本 ×

社会資本 ×


3:リア充

例:金融資産がなくとも、高収入を得られる仕事を持ち、友達や恋人がいる若者。


金融資産 ×

人的資本 ○

社会資本 ○


4:超充

例:金融資産があり、高収入を得られる仕事を持ち、友達や恋人がいる人。


金融資産 ○

人的資本 ○

社会資本 ○


5:お金持ち(投資家・トレーダー)

例:金融資産や人的資本が充分にあるため、社会資本を必要としない人。


金融資産 ○

人的資本 ○

社会資本 ×


6:旦那

例:金融資産をたくさん持ち、社会資本もあるが、働いていない人。


金融資産 ○

人的資本 ×

社会資本 ○


7:退職者

例:働かず、人との繋がりももたないが、年金などの金融資産はある独身退職者。


金融資産 ○

人的資本 ×

社会資本 ×


8:ソロ充

例:仕事はあり、働いてはいるが、金融資産を持っておらず、人との繋がりもない(求めていない)若者。


金融資産 ×

人的資本 ○

社会資本 ×


8つの人生のパターンをご紹介してきましたが、どのパターンが理想でしょうか? 3つの資産・資本がすべてそろっている「超充」が一見素晴らしいように見えますが、著者は、「3つ全てが揃うことは、非現実的」と言い切っています。


だとすると、私たちができることは、「金融資産・人的資本・社会資本」のうち、どれか2つを持てるようにしておくということでしょう。これらの資産・資本をひとつしか持っていなかった場合、そのひとつを失ってしまえば、簡単に貧困に転落してしまう危険性があるのです。


さいごに

幸せ

今回は、「幸福になるための3つのインフラ」と「8つの人生パターン」について簡単に解説してきました。


本書では、幸福になるための3つのインフラの重要性と改善の方法についてより詳しく述べられています。「頑張っているのに幸せを感じられない」「幸せになるためのヒントが知りたい」という方にオススメです。



今回ご紹介した本

『幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』

著者:橘 玲

出版社:ダイヤモンド社




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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