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子供をつくらなかった人・友達ゼロの人の末路とは?

女性を幸せにする本

「子供をつくるか、つくらないか」

「友達をつくるか、つくらないか」

「仕事を続けるか、辞めるか」

など、人生には様々な選択肢があります。


日本では、「会社員として働き続け、友達がたくさんいて、結婚して子供をつくる」ことが一般的な生き方だとみなされています。一方、そういった生き方とは別の生き方を選択することは、「間違ったこと」「不幸なこと」だと考えられてしまいがちです。


「友達づきあいは好きじゃないけれど、友達がゼロっていうのはダメだよね」と悩んだり、「子供はつくらないと夫婦で決めたけれど、周りから子供を期待されたり、責められて辛い」と感じることもあるでしょう。


人と違う道を選ぼうとすると、「この先どうなるんだろう」「この選択が正しかったのだろうか」といった葛藤や不安が生じます。


そういった不安を軽減するために、今回は、様々な選択をした人の末路を記した鈴木信行さん著『宝くじで1億円当たった人の末路』から「友達ゼロの人の末路」「子供をつくらなかった人の末路」をご紹介していきます。


【友達ゼロの人の末路】友達と群れてばかりいる方が問題かも

「友達がいない私って人間的に何か欠陥があるんじゃないだろうか」「友達がいないなんて恥ずかしくて人には言えない」「友達がいないと将来困ることが出てくるかも」と考えている方も多いでしょう。


ですが、本書では、人間関係に詳しい明治大学文学部の諸富祥彦教授にインタビューを行い、「友達ゼロの人の末路は何の心配もいらない」という結論を導きだしています。


これからの世の中を生き抜いていくうえでは、群れるメリットはほとんどなく、デメリットの方が大きくなっていくというのです。


■群れるメリット→

・心を麻痺させ、楽になれる(幻想)

・友達の数が増えることで「自分に価値がある」と自信を持てる(根拠なき自信)


■群れるデメリット→

・人間として成長できない(孤独力を磨けない)

・同調圧力によるストレスで精神的に追い込まれる

・年を取っても自分が何をどう感じていて、何を欲しているのか分からないまま

(P.63)


人と絶えず交流し、友達との予定でスケジュールを埋め尽くすことで、「自分は人気者なんだ」と安心することはできるかもしれませんが、本当に自分が何を望んでいるかは見失ってしまいがちです。


友達がいない人は、孤独な社会不適合者などではなく、自分の心を見つめ、自分の欲していることを知っている、孤独力(ひとりの時間を楽しめる力)を持った人かも知れないのです。


【子供をつくらなかった人の末路】子供がいてもいなくても幸福度は同じ

夫婦

「子供がいない人はかわいそうだ」「女性にとって子供を産んで育てることが一番の幸せ」そんな価値観を持った人も少なくはありません。


子供がいない人生は、子供がいる人生よりも、最終的には幸福度が下がってしまうのでしょうか? 本書では、子供の有無では人生の幸福度は変わらないと結論づけています。


米国のものですが、「子供の有無で幸福度には差はない」という調査結果があります。プリンストン大学とストーニーブルック大学の研究チームが、「子供のいる夫婦といない夫婦の幸福度はどちらが高いか」について研究したもので、2008~2012年に米ギャラップ社実施の約180万人を対象とした調査を基にしています。さらに、英国オープン大学が約5000人を対象に実施した調査では、夫婦関係の満足度は、子供がいない夫婦の方が、子供がいる夫婦よりも高い結果になったとのことです。(P.71-72)


子供がいれば、子供を育てる幸せを感じられますが、同時に苦しみもありますし、経済的にも負担を強いられます。子供がいない場合は、いる場合よりも自分自身の人生の選択をより自由にすることができるのは確かです。


だからといって、子供がいる人の方が不幸というわけではもちろんありません。子供がいるから感じられる幸せもあれば、子供がいないから感じられる幸せもある、どちらの幸せを選んでもいいのです。


子供を自分の意思で産まないと決めた人のことを、「自分勝手だ」「未来の社会に貢献していない」と否定する人もいますから、そういった圧力を感じ「子供を産まないことは我儘なのかも」と悩む人もいるでしょう。


本書では、「自分の子供を育てるだけが未来への貢献ではない」と指摘しています。


仕事を通じて若い人を育てる、若い人に夢や希望を与える、子供を持つ人の子育てに協力する……。そういう形でも十分、貢献できます。(P.74)


子供がいるからできる社会貢献もあれば、子供がいないからこそ可能な社会貢献だってあり得る、ということでしょう。


さいごに

幸せそうな女性

「友達は多い方がいい」「友達がいないなんて変」「子供が産めるのに、産もうとしないなんて我儘だ」「子供がいない人は一人前ではない」そういった圧力に苦しめられている方は、「その言説は本当か」を疑ってみる必要があるでしょう。


「みんなそうしているから同じようにしなくちゃ」と自分が望んでいないことを無理やりしようとすると苦しみが生まれます。


「世の中の幸せの基準からズレてはいけない」と同調圧力に屈し、自分の心の声を無視することで、「幸せになろうとしているつもりが、逆に不幸せ」という状態を招いてしまうことがあります。


「みんなそうしているから」の代わりに「私がそうすることで幸せだから」を選択の基準にすることが、結局は幸せへの近道なのではないでしょうか。



今回ご紹介した本

『宝くじで1億円当たった人の末路』

著者:鈴木信行

出版社:日経BP社




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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