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ツタヤに放射線測定器が並ぶ日常…1年たって福島はどうなった?

 

 

3.11の震災以降、日本だけでなく世界中から注目を集めている場所、福島。
事故から1年がたっても、いまだに解決の糸口すらつかめていない「放射能問題」が原因です。
あの日以来、「フクシマ」になってしまった福島の現状を、地元出身のタレント、なすびさんが話してくださいました。

 

 

■福島は「がんばり疲れ」をしている?

 

『進ぬ! 電波少年』(日本テレビ)や『天才テレビくん』(NHK)への出演で知られるタレント、なすびさん(36)は、出身地である福島県のローカル番組で活躍されています。
そして震災以降、なすびさんは仕事以外でも時間の許す限り福島に赴き、イベントのお手伝いなどさまざまな活動に取り組まれているそうです。
そんななすびさんに、震災から一年を経た福島の現状についてお話をうかがってきました。「福島の人々はがんばり疲れしている」となすびさんは言います。
この一年間、福島の人々はがれきの撤去や、放射能の除染、家屋の再建など、さまざまな復興に取り組みましたが、目に見える成果が出ないことに焦りや諦めを覚えるかたも少なくないとのこと。

 

福島県は干し柿の産地として知られていますが、柿を干すと放射性物質が濃縮されるため、昨年は干し柿の出荷を禁じられました。しかし、柿は果実をもがないと木が弱ってしまうので、農家の方々は“出荷できもしない柿を収穫する”という作業に追われました。
捨てるしかない柿をわざわざ収穫しなければならないその無力感たるや……。
それを目の当たりにしたなすびさんは、「農家の方々のさびしそうな顔が忘れられない」と話していました。

 

 

■福島の中学生がつぶやいた言葉

 

なすびさんはとあるイベントで、計画的避難区域に指定された飯館村に住んでいた中学生の男の子と出会ったそうです。その彼が「俺たちもう死んでるから」とつぶやいたのを耳にしたとき、「何がなんでも福島を復興しなければ」と心に誓ったそうです。

 

厳しい現実にさらされる福島ですが、明るいニュースもあります。
今年、福島大学に進学する学生の数が昨年を上回ったそうです。県内の進学者数が県外の進学者数を上回ったのも初めてとのこと。
これは被災者の学費免除制度の影響もあるとは思いますが、若者が県外に働きに出るよりも県内に残って進学する道を選んでくれたことを、なすびさんは「福島にとってはうれしいことだ」と、ひとつの希望だと感じています。

 

 

■200キロ離れた場所から電気を送る理由

 

東京から200キロ離れた福島の現実は、なかなかイメージしにくいかもしれません。
しかし、福島の原発は首都圏に電力を送るために「東京電力」が建設したものです。(福島の電力は東北電力が担っています)

 

福島で発電された電力は、長い送電線を通って東京まで送られてきます。その間に、かなり大きな送電ロスが起きています。
また、東京電力は地方の発電所に対して、1年間に送電費用4001.76億円、変電費用2118.17億円(2002年度 東京電力損益表より)という莫大なコストをかけているのです。
送電ロスがあるのも関わらず、また、これだけのコストをかけてでも、遠く離れた福島に原発が建設された理由を思えば、東京で暮らす人々も福島の苦悩に無関心ではいられないはずです。

 

 

■映画のDVDと並んで線量計がレンタルされる日常

 

昨年8月から福島県のTSUTAYA(一部店舗)では、放射線線量計が無料レンタルされているそうです。昨年12月からは、東京都世田谷区のTSUTAYA(一部店舗)でもレンタルが始まりました。
このような光景が日常になると誰が予想しえたでしょうか。

 

まだまだ終わりが見えない福島の復興。
被災地のリアルな声を届けてくれるなすびさんの活動から目が離せません。

 

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