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裸の写真を撮るリスクを知ろう。リベンジポルノ加害者の心理とは?

女性を幸せにする本

「彼氏とラブラブなときに性行為中の写真を撮った」

「遠距離の彼氏とスカイプで通話中に裸を見せた」

など、恋愛関係にある人に裸の写真や動画を見せた経験がある女性は珍しくはないでしょう。


恋愛関係が終わりを告げたあと、それらの写真・動画はどうなるのでしょうか。良識がある人なら、削除して終わりですが、彼女に対して強い未練や恨みなどがある場合は「写真や動画を不特定多数の人にばらまく」などの犯罪行為を行ってしまう可能性があります。


今回は、そういったリベンジポルノの被害にあわないためにできること、また、被害にあってしまった後の対応策を『リベンジポルノ―性を拡散される若者たち』を参考に解説します。


リベンジポルノとは?

リベンジポルノは、リベンジ(復讐)とポルノを組み合わせた造語です。復讐のために、性的興奮をおこさせるもの(写真や動画など)を利用することを指します。


リベンジポルノと聞くと、「恋人関係だった二人が別れたあと、元彼女の裸の写メなどをネット上に公開すること」とイメージされる方が多いと思いますが、復讐の方法は、ネットでの画像公開だけにとどまりません。


たとえば、画像を紙に印刷してばらまかれたり、動画をDVDに収録し、嫌がらせのために学校や会社におくりつける、というケースもあります。


リベンジポルノは犯罪であり、罪に問われる

リベンジポルノ

撮影された性的な画像・動画を本人の許可無しにばらまくのはもちろん犯罪です。


罰則については、リベンジポルノ防止法に記載されています。


リベンジポルノ防止法第3条は、罰則を「公表罪」と「公表目的提供罪」の2つに大別している。「公表罪」とは「撮影対象者を特定することができる方法」で、私事性的画像記録(物)を不特定もしくは多数のモノに提供し、または公然と陳列することである。これを行った者は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金に処せられる。(略)「公表目的提供罪」とは、公表罪にあたる行為をさせる目的で、私事性的画像記録(物)を提供することである。これを行った物は1年以下の懲役、または30万円いかの罰金に処せられる。(P.137-138)


なぜリベンジポルノをするのか?加害者の心理の特徴

撮影する男性

犯罪行為であるリベンジポルノをなぜ加害者たちはしてしまうのでしょうか。加害者の心理の特徴は3点ある、と本書では指摘されています。


「1点目は、それが加害だと気付いていないことです。性暴力が何なのかは知っているが、自分のやっていることが性暴力とは気付いていない加害者も多い。2点目は、相手が自分の思いどおりにならないのが許せないことです。恋人と、自分の意に添わない形で別れたとか、元恋人が、自分よりとてもグレードの高い人と付き合い始めたとか。3点目は、被害者の不幸が自分の幸せと思っていることです。(略)相手が不幸になることで、自分は幸福になるんだ、と考えます」(P.98-99)


被害にあわないためにできること

恋人

私たちが、被害にあわないためには、どのような対策が必要でしょうか。


大切なことは、「撮らせない」ことです。どれだけ信頼していたとしても、別れたあとに同じ気持ちが続いているという保証はありません。本人がばらまく意図がなくとも、パソコンや携帯を修理に出したときなどに流出してしまう可能性もありますから、裸や性的な写真は撮らせないことが基本です。


被害にあってしまったら?

とはいっても、これだけスマホが普及している現代なので、ノリやその場の勢いで撮ってしまった・撮られてしまった、という人は少なくないでしょう。


被害にあってしまった場合には、しかるべき場所に通報・相談しましょう。

画像がネットに上げられてしまっている場合は、削除申請方法などの技術的なことも相談することが可能です。


主な相談窓口

【ネットに関する被害】

・セーフライン

・インターネットホットライン連絡協議会


【恋愛に関する被害】

・NPO法人「しあわせなみだ」

・法テラス犯罪被害者支援ダイアル

・自治体の男女共同参画センター


【多分野共通】

・法務省の人権相談(「インターネット人権相談窓口」ではネット上でも相談可能)

・自治体の人権擁護機関

・警察相談専用電話(♯9110)

(P.110-111より抜粋)


リベンジポルノは、被害者と加害者が親密な関係だったというケースが多いため、「あの人を訴えるなんて…」と被害を申告することを躊躇してしまいがちです。訴えるかどうかは考えず、まずは、「自分ひとりで問題を抱え込むストレスを減らすために話を聞いてもらう」つもりで連絡してみるのもいいでしょう。


おわりに

いつでも気軽に写真を撮ることができる現代、「裸の写真や、ちょっとセクシーな写真を撮らせたり、交換したりすること」は、珍しいことではありません。


恋愛中は、正常な判断ができないことも多いですが、性的な写真の撮影や交換のリスクを知っておくことが大切でしょう。



今回ご紹介した本

『リベンジポルノ―性を拡散される若者たち』

著者:渡辺真由子

出版社:弘文堂




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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