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「了解いたしました」「承知いたしました」どっちが正しい?

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「お客様、こちらの商品、ポイントはご利用になられますか?」

百貨店などでこういった言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。


実はこの敬語、間違いなんです。


「ご利用になる」は尊敬語

「られる」も尊敬語

つまり、二重敬語になっちゃってるんです。


正しくは、「ポイントはご利用になりますか?」ですね。


こういったささいな間違いに加え、日常生活で「どれが正しい敬語なんだろう」と迷う方も多いと思います。


今回は、社会人なら最低限覚えておきたい敬語の基礎を『森下えみこの 私の敬語、正しいと思っていたけれど。』をテキストにご紹介したいと思います。


そもそも敬語とは? 敬語の4つの種類

敬語とは、聞き手や話題にのぼっている事柄に対して、敬意やへりくだった気持ちなどを表す言葉使いのことです。


敬語には、尊敬語と謙譲語、丁寧語がある、ということは知っている方も多いでしょう。その3つに加え、美化語も敬語の一部だとされています。


敬語の種類①尊敬語

立場が上の人に対して、相手を高めることで敬意を表す言葉です。


敬語の種類②謙譲語

へりくだって表現することで、相手への敬意を表す言葉です。


敬語の種類③丁寧語

丁寧な表現をすることで、相手への敬意を表す言葉です。


敬語の種類④美化語

表現を上品にすることで、相手への敬意を表す言葉です。

主に、名詞に「お(ご)」をつけて使われます。


間違いやすい敬語①上司に「了解しました」はNG

間違いやすい敬語

敬語の中には、よく誤用されているものも存在します。


「了解しました」もそのひとつでしょう。

上司からのメールに「了解しました」と記載するのは基本的には誤りです。なぜなら、「了解しました」は上から目線の返事だからです。


「了解」というのは「相手の考えや事情を分かった上で、それを認めます」という意味の言葉です。たとえば部下が上司に、「会議室はAルームです」と伝えたときに、それを認めたという意味で「了解した(しました)」と返すのが正しい形なのです。目上の人に対しての「了解」=「上から目線」と覚えておきましょう。(P.20)


目上の人からのメールに対しては、「承知いたしました」「かしこまりました」などの言葉を使用するようにしましょう。


間違いやすい敬語②敬語はひとつでいい! 二重敬語はNG

間違いやすい敬語

「丁寧に言わなくちゃ」「敬語をちゃんと使わなくちゃ」とばかり考えて、二重に敬語を使ってしまう、というミスを犯してしまうこともよくあります。


二重敬語とは、ひとつの単語に二重に敬語を使用してしまうことで、間違った敬語の使い方です。


間違いがちな二重敬語の例

×ご注文をお承りしました

〇ご注文を承りました

〇ご注文をお受けしました


×山田社長様

〇山田様

〇山田社長

〇社長の山田様


×ご利用になられますか?

〇ご利用になりますか?

〇使われますか?


×おっしゃられる

〇おっしゃる


×お越しになられる

〇お越しになる


×拝見させていただく

〇拝見する


×拝読させていただく

〇拝読する


「ちょっと回りくどい言い方になっちゃっているかな」という場合は、二重敬語になっていないか注意してみましょう。


間違いやすい敬語③「拝読」の使い方

「拝読」は「拝読させていただく」のように間違って二重敬語で使われがちな単語です。また、「拝読」を間違った使い方をすることで、逆に失礼な言い方になってしまう場合もあるため、注意が必要です。


「拝読」の「拝」には「謹んで~する」という意味合いが含まれます。つまり「拝読」は謙譲語になります。(略)上司に対して「ご拝読ください」ということは「謹んで読みなさい」と言っているようなものです! 言い換えると、冷や汗ものの間違いだということに気づかれると思います。


上司に対して「拝読」を使う場合「自分が読ませていただく(いただいた)」という意味で、次のような使い方ならいいのです。


〇「(報告書を)拝読しました」(P.114)


また、間違いやすい敬語②でご説明したように、「拝見いたします」「拝読いたします」「拝読させていただく」「拝読させていただく」などは二重敬語になります。正しくは「拝見します」「拝読します」などになります。


間違いやすい敬語④「よろしかったでしょうか」は過去のことについて使う

服屋さんなどで、レジを通すときに「こちらの商品でよろしかったでしょうか?」と聞かれることってありますよね。


「よろしかったでしょうか」は間違った敬語だ、というのは聞いたことがある人も多いでしょう。たしかに、今現在服を選んだのに、「よろしかった」と過去形で聞くのは不自然であり、正しい使い方ではありません。


ただし、例外的に「よろしかったでしょうか」が正しい言葉になるときもあります。それは、「過去のことについて聞いているとき」です。


「先月ご注文いただいた商品ですが、○○でよろしかったでしょうか?」などは正しい使い方となります。


さいごに

今回は、間違いやすい敬語について簡単に説明してきました。接客業、営業職など、人と接する機会が多い方は、正しい敬語を使うことで、仕事をより円滑に進めることができるでしょう。



今回ご紹介した本

『森下えみこの 私の敬語、正しいと思っていたけれど。』

著者:森下えみこ

出版社: KADOKAWA/メディアファクトリー




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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