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事実婚のメリット・デメリット。「籍を入れる」って得?

女性を幸せにする本

「結婚したい」と考えたとき、あなたが本当に欲しいものはなんですか?


「好きな人と一緒に住みたい」

「パートナーと一緒に子育てしたい」


よく考えたら、これらは籍を入れる、一般的な結婚をしなくてもできるものです。そのため、「パートナーとずっと一緒にいたい。助け合っていきたい」と望む人の中には、籍を入れることにこだわらない事実婚を選択する人もいます。


事実婚にはいったいどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。


今回は、『はたらく人の結婚しない生き方』(池田園子著)をテキストに、事実婚のメリット・デメリットについて解説していきます。


事実婚とは?

事実婚とは、共同生活を行い、お互いに夫婦であるという認識はありながらも、夫婦として籍はいれていない状態のことです。


同棲との違いは、「お互いに夫婦として認識しているか否か」です。


昨年末(2017年末)に全話再放送された人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』でも、主人公のみくりと平匡さんの関係は「契約結婚」であり、「事実婚」でした。


このドラマでは、最終話で、「今後二人は籍を入れるかもしれないし入れないかもしれない、多様な選択肢がある」ことが描かれていました。


昭和のドラマだったら、最後は「籍を入れて正式な夫婦となりました。ハッピーエンド」となりがちなところを、そうはならなかったところに、時代の変化が表れています。


さて、私たちには、結婚において「事実婚」と「籍を入れる結婚」ふたつの選択肢があります。そしてさらに、「籍を入れる」という結婚の中にも、一緒に暮らさないという別居婚という選択肢があったり……結婚の形は多様になってきています。


それぞれの結婚の形にはメリットとデメリットの両方があるので、自分にとって最善の形を選ぶ必要があると言えそうです。


事実婚のメリット・デメリットとは?

カップル

本書では、事実婚のメリット・デメリットがそれぞれ5つ挙げられています。


事実婚のメリット

1.どちらかが姓を変える必要がない

2.法的拘束がないので対等なパートナーシップを結べる

3.関係を結ぶのも、別れるのも楽である

4.家族や親せきと付き合うときの距離間を、自分の意思で決めやすい

5.もし別れても、戸籍にその履歴が残らない


事実婚のデメリット

1.税金の配偶者控除が受けられない

2.子供が非嫡出子になる(注1)

3.パートナーに相続権がない(遺言が必要)

4.夫婦の証明が難しい(生命保険の受取人指定や、病院に搬送されたなど緊急のとき)

5.周囲からの理解が得にくい

(P.101-102)


注1:非嫡出子とは、法的な婚姻関係のない男女の元に生まれた子供のことです。


まとめると、メリットは、「自由な関係性・手続きの簡単さ」であり、デメリットは、「法的な補助を受けられず、周囲からの理解も得にくい」ということでしょう。


どちらを選ぶべき? フランスで事実婚が多い理由

フランス

一度離婚を経験した人の中には、「もう面倒な手続きをしたくない」「別れるときに労力を使いたくない」「お互い対等な関係でいたい」などの理由で、事実婚を選ぶ人も少なくないようです。


ですが、まだまだ日本では、結婚と言えば、「入籍をして一緒に住むこと」だと考えられています。


婚活マンガ、『合理的な婚活~DINKsを本気で目指すおたくの実録婚活漫画』を描かれた横嶋じゃのめさんが望む結婚スタイルは、「籍を入れる、子供無し、別居婚」。横嶋さんが求めているのは、パートナーがいるという安心感なのですが、こういった条件で婚活していると、読者から、「それって結婚の意味ないじゃん」といった声が寄せられることも多いようです。


まだまだ世間的に認められにくい形だからこそ、日本では事実婚、(入籍直後からの)別居婚を選ぶ人が少ないのでしょう。


日本とは違い、欧米、とくにフランスでは事実婚を選択する男女は少なくありません。事実婚はフランスでは珍しいことではなく、当たり前の選択肢として認められています。


フランスで事実婚が一般化している理由のひとつに、事実婚の広まりに後押しされ、

法律の整備が進んだことが挙げられます。


フランスを例に出せば、この国でも非嫡出子の相続権は嫡出子の二分の一と決められていましたが、2001年に相続の権利が平等となり、2006年には嫡出子と非嫡出子の権利が同一のものとなりました。(略)また、フランスでは1991年に、同姓・異性を問わず共同生活を営むカップルを対象に「PACS」(パックス、Pacte Civil de Solidariteの略、民事連帯契約)が誕生したことも、事実婚という選択をしやすい環境をつくり出しています。(P.119-120)


日本でも、平成25年に民法が改正され、非嫡出子に嫡出子と同等の相続権が与えられるなど(※1)、事実婚によるデメリットは緩和されつつあります。


こういった法整備が整ってくることによって、事実婚を選ぶ夫婦が今後増えていくことも充分に考えられます。


「みんながそうしているから」ではなく、自分に合った結婚の形を個人が選択できるように、「色々な結婚の形があり、どれも間違いではない」ということを一人ひとりが認識すべきではないでしょうか。



※1 法務省 民法の改正



今回ご紹介した本

『はたらく人の結婚しない生き方』

著者:池田園子

出版社: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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