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卵子の年齢、知ってますか?【産める体をつくる習慣】

女性を幸せにする本

現代の日本では、「産まない自由」があります。


まだまだ「子供を産んで育てることこそ女性の幸せ」という人がいることは確かですが、徐々に「私は子供のいない人生を選びます」という選択が受け入れられる社会になってきました。


では、「産む自由」についてはどうでしょうか?


「子供を産む」ことはこの少子化社会において、歓迎されるべきものであるはずですが、実際には、「子育てとキャリアの両立の難しさ」や「子供は結婚してから産むものだという固定観念(日本の婚外子はわずか2%)」から、女性がなんの気兼ねもなく、安心して出産・子育てできる社会とはいい難いのが現状です。


それに、「日本の女性は、妊娠についてのリテラシーが低い」ため、さらに子供を産むことのハードルが上がっていると『「産む」と「働く」の教科書』の著者は指摘しています。


今回は、本書をテキストに、「産まない自由」と同様に「産む自由」を謳歌できるように、妊娠についての知識を深めていきましょう。


日本の妊娠リテラシーは世界最低レベル

日本の教育水準は高いと言われていますが、驚くべきことに、妊娠に関するリテラシーは各国に遅れをとっています。


妊娠しやすさや不妊に関する基本的な質問に対する正当率を調べた調査では、日本は主要18ヵ国中17位と最低レベルであり、インドやブラジルよりも下だという結果が出ています。(二章①図参照)


日本では、芸能人などが40代で妊娠・出産するケースも多数報告されているため、「40代で妊娠できるのは当たり前」と考えている人が多いようです。ですが、実際には、年齢が上がるにしたがって、不妊率は上昇します。


妻の結婚年齢と子供を持つ割合

20代前半 95%

20代後半 91%

30代前半 85%

30代後半 70%

40代前半 36%

(二章②図参照)


耳が痛い話ですが、年齢上昇にしたがって、不妊率に加えて、流産率・周産期死亡率・染色体異常で生まれる可能性などのリスクも上昇していきます。


あなたの卵子年齢は何歳?

卵子年齢

年とともに、妊娠リスクが上がる原因は、卵子が老化していくからです。


卵子は、みなさんが胎児としてお母さんのおなかにいたときが一番多いのです。胎児のピーク時には700万個ありますが、おぎゃーと生まれることにはすでに200万個くらいに減っています。生理がはじまるころで30~40万個。いまあなたの卵子が20~30万個あっても、閉経を迎える50才前後には、ゼロになります。ゼロになると、自然に妊娠することはありません。卵子はすごいスピードで一方的に減り続けます。

(二章③)


卵子は、あなたがお母さんのお腹にいたときにすでにできています。

ですから、卵子の年齢は、あなたの年齢+1才です。

現在40才だとすると、卵子は41才になっているというわけです。


※編集部からの補足※

卵子年齢は実年齢と比例しますが、卵子の「質」は、個々の生活スタイルにより状態が異なります。不規則な生活や喫煙、血液の巡りが悪い、冷え...等によって、卵子の老化が早まっている可能性も御座いますし、その逆も考えられます。年齢のみで卵子の状態を判断することは出来ませんので、ご注意ください。


いつか産みたいと考えているあなたが今できること


いつか産みたい

「年齢が上がると産みにくくなるのは分かっているけど、今は相手がいない」

「卵子も老化しているって知ってるけれど、今はキャリアを優先したい」

そういった人も多いでしょう。


「産みたいけど、今は産めない」という方は、高齢化に伴う妊娠リスクから目を背けずに、ご自身が本当に望むものは何かを考えていただきたいと思います。


そして、妊娠・出産をしたいと決意したときのために、日々の生活でも健康な体作りを心がけましょう。


産める体を保つために

・基礎体温をつける

・生理やおりもの、体の変化に気を付ける

・きちんと食べ、眠り、ストレスのない生活をする

・太りすぎ、やせすぎに注意

・パートナーとラブラブでいる

・無月経を放置しない

・産めない時期にはしっかり避妊

・タバコは吸わない

・一般健康診断や子宮がん検診を受ける

・風疹の予防接種は受けておく

・ピルでリズムを整えることもおすすめ

(二章⑤図参照)


卵子を凍結していれば、いつでも妊娠できる?

いつでも妊娠できる?

2014年に、アップル社とFacebook社が、福利厚生として、女性社員の卵子凍結に補助金(約200万円)を出すことを発表しました。一見、「これで女性が産む年齢を気にせずに、キャリア構築ができる。さすがアメリカは進んでいるな」と思ってしまいがちですし、一理あるのですが、一概に「これでキャリアと出産の問題は解決」とは残念ながらなりません。


なぜなら、卵子は年をとらなくても、母体は年をとるからです。母体も、年齢が上がることで、妊娠リスクは上昇します。


ですから、「卵子凍結をしておけば、何歳になっても健康的に出産ができる」というわけではありません。一部では「女性の出産タイミングをさらに遅くする施策だ」との批判もあります。とはいえ、女性のキャリア構築にまつわる選択肢が増えた、ということも事実でしょう。


日本ではどうでしょうか。


日本ではまだ、卵子凍結費用を負担するという企業は現れていません。日本で卵子凍結を希望する場合、診療・採卵・卵子の保存などで数十万~数百万を自己負担することとなり、安い金額とは言えません。また、凍結した卵子で高齢出産したという事例も少ないため、まだまだ日本では現実的な選択肢とは言えないようです。


日々医療技術は進歩していますから、今後は卵子凍結による高齢出産が一般的になる可能性も否定できません。ですが今は、妊娠・出産と年齢には切り離せない相関関係があります。「産む自由」を守るためにも、必要な妊娠リテラシーは身につけておきましょう。



今回ご紹介した本

『「産む」と「働く」の教科書』

著者:齊藤英和/白河桃子

出版社:講談社



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    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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