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実話「このまま一生一人かも」30代失恋女子が、世界で婚活してみた結果

女性を幸せにする本

10代のころは、「人を好きになること」も「失恋から立ち直ること」も、今よりずっと簡単だった気がします。


年齢を重ねるごとに、自分のルールは増えていき、相手に対する要求も増えていって、恋人ができにくいと感じている人も多いでしょう。


中には、「このまま一生ひとりかも」と不安に感じたり、「結婚しなきゃ」と焦っている方もいるかもしれません。


そんな方にご紹介したいのが、『世界婚活』(著:中村綾花)です。

著者の中村さんも、1年経っても立ち直れないほどの失恋を経験し、「このまま一生ひとりかもしれない」と焦っていた女性の一人でした。


30代失恋女子。もしかして「日本のモテ」に私は合わない?

中村さんは大学卒業後、テレビの制作会社に就職し、ADとしてがむしゃらに働きますが、激務から4年で退社。退社をきっかけに、憧れていたNYへの遊学を果たします。


NYでの充電が終わり、帰国した後は、フリーペーパーの編集者として働くようになります。しばらくして素敵な彼氏もできるのですが、「なんか、思っていたのとは違う」という理由でふられてしまいます。


当時中村さんは30才。田舎の両親や周りからは「早く結婚しろ」とのプレッシャーが強く、失恋の痛手を引きずりながらも、婚活サイト・合コンなどに精を出しますが、上手くいきません。「婚活で運命の人に会うどころか、気疲れするだけ」という状態になって、ふと気が付きます。


「もしかして、日本のモテの基準に自分は合わないのではないか」と。


日本でまったくモテないと行き詰るくらいなら、まだ可能性が残る海外に出て婚活すればいいんだ。そもそも実態のない「モテ」に縛られなくったっていい。海の向こうには日本をはるかに超えた世界的スケールで、数えきれないほどの男たちがいるのだから!(P.10)


そういった考えから、日本を抜け出し、世界で婚活することになったのです。


ヨーロッパ婚活に出発!日本を出れば「モテの選択肢」が広がる

ヨーロッパ婚活

中村さんは、ヨーロッパ各国を旅し、現地の恋愛観をヒアリングしながら、出会いを探しはじめました。


異国で待っていたのは、日本では考えられないような様々な恋愛の形でした。それに、結婚をプレッシャーに感じすぎているのは、日本人女性特有のものだ、とも気が付けたのです。


「なんで日本人女性は、そんなに結婚にプレッシャーを感じてるの?」以前、食事会で同席したヨーロッパ出身の女性にこう言われたことがあります。婚活のことで頭がいっぱいになっていた私にとって、彼女の発言は、日本の外には違った恋愛観・結婚観、つまり日本とは「別のモテ」があることを察知させてくれるのに十分でした。(P.85)


最初に恋に落ちたのは、人ではなく、街だった

パリ

イタリア、フランス、イギリス、様々な国を旅し、多様な恋愛観に触れていた中村さんが、最初に恋に落ちたのは、人ではなく、パリという街でした。


パリという街に夢中になったことは、「自分が本当に求めていたこと」に気が付く後押しになりました。


何かに夢中になると、猛突進してしまう私が一番忘れていたもの、それは人に対してでもモノに対してでも同じ「恋焦がれる」という感覚でした。何かに心奪われるその体験を取り戻した私は、結婚相手を探すことに必死になりすぎて、相手に恋するのを忘れていたことにも気づきました。(略)結婚相手に求める条件なんか忘れて、心のアンテナを研ぎ澄まし、純粋に好きだと思える相手と思う存分恋がしたい!(P.143)


自分の求めているものが明確になり、「パリ」というトキメキを感じられる街に出会ったことで、中村さんは、大胆にもパリに移住することを決意します。


婚活の条件では絶対にNGだった彼が、最も欲しかったものをくれた

本当に欲しかったもの

パリに移住してからの生活は、簡単ではありませんでした。

フランス語も初級者だったので、語学学校に通いながらレストランでバイトする日々。


そんな中村さんを支えたのは、国際交流パーティーで出会ったフランス人の男性でした。

ほぼ毎日会ってデートを重ね、2週間後には同棲をスタートするという超スピード展開。できなくて悩んでいた彼氏という存在が簡単にできてしまったことに、自分でも驚いたといいます。


日本での婚活では、「文系の眼鏡」が理想だった中村さんですが、実際の彼氏は、「体格のいいスポーツ系男子」。それに、付き合い始めた当初は失業中だったということで、「日本で婚活していたら絶対に選んでいなかった相手」だといいます。


条件だけを考えると東京でネット婚活していたら絶対に選ばない相手。なのに、彼と同棲してみると、一か月分が一生分と思われるほどの愛情が注がれ、おちょこ並に小さな私の愛の容量があっという間に溢れてしまうほどに満たされた毎日でした。(P.155)


二人は、中村さんの滞在ビザが切れたことをきっかけに、事実婚(フランスのパックス制度を使う)か結婚か、どちらにするか話し合いを始めます。日本にいる間は、結婚したいという気持ちが強かった中村さんですが、彼に出会えたことで、結婚という制度に対する関心が薄れ、事実婚の方が手軽でいいのでは、と彼に提案したほどでした。


結局、彼の希望で、結婚を選択することになりますが、「結婚」はいつのまにか、目的ではなく、単に「彼と一緒にいるために一番確実で手っ取り早い手段」になっていたと言います。


世界婚活・国際結婚はアリ?無し?

世界婚活・国際結婚

世界に目を向けたことにより、自分の幸せに気づけた中村さんですが、世界婚活・国際結婚で必ずしも「ハッピーエンド」になるわけではないと警告もしています。


やっぱり、結婚したからって世界が変わるわけではなく、(略)スーパーに行けばレジにはいつもどおり機嫌の悪いおばさんがいて、こちらまで機嫌が悪くなるあいかわらずの現実。パリで出会う日本人女性の中には彼氏ができないと悩んでいる人もいるし、フランス人と結婚しても「こんなはずじゃなかった!」という不幸な話が絶えません。海外で、いち外国人として生活すると不幸のふり幅が大きくなるんだと思います。(P.171)


やっとこさ心地良い場所と人を見つけられた私も、明日にはどうなるかもわかりません。(略)でも、他人がどうとかではなく、自分がどうあったら心地良いか?そのためにはどうしたらいいか?という幸せの軸は常に確認しています。むしろこの軸を気にしていないと、結局どこにいても、誰といても、いつまでたっても居心地よくなれないと思うのです。

(P.171)


中村さんは、「世界婚活」の旅を振り返り、「結婚がすべてじゃないと納得できた旅」だといいます。「結婚しなくちゃ」と焦っていた彼女がそう感じるようになったのは、日本の外にでて、数々の出会いをし、これまでの常識を揺るがすような多様な恋愛観・仕事観・結婚観に触れたことがきっかけでした。


仕事・恋愛・結婚……において「こうじゃないと!」と焦ったり、プレッシャーを感じている女性は、「世界」に目を向けて、多様な価値観に触れてみることで、縛られていた価値観から自由になるヒントがもらえるかもしれません。


・プレッシャーを感じていること

・やらなきゃいけないと思っていること

それは、本当にあなたがしたいことですか?


「自分が求めていることってなんだろう」と、考えるきっかけになる一冊です。



今回ご紹介した本

『世界婚活』

著者:中村綾花

出版社:朝日出版社



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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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