エンタメ

【辛酸なめ子さん:前編】26歳で1軒目、32歳で2軒目マンション購入の極意を聞いてみた 女がひとりで家を買う(仮)#22

辛酸なめこさん

イラストレーター、コラムニストとして活躍中の辛酸なめ子さん(43)。フリーランスとして活動しながら、26歳で1軒目を、32歳で2軒目のマンションを購入したという、マンションを買う独身女性の大先輩。同じくフリーランスでマンション購入を考え中のライター・東(34)がお話を聞いてみました!


20代でマンションを買ったきっかけは?

辛酸なめこさんマンション購入の秘訣 ―26歳の女子がマンション購入って、すごい選択だと思うのですが、買おうと思ったきっかけは?

当時、フリーランスでイラストレーターをしながら、埼玉の実家に住んでいました。しかし、実家では手狭なことや、都内に出るときの交通費等を考えて、一人暮らしを考えるように。ですが収入が少ないので、借りようと思っても狭いアパートしか借りられないな~と思ったんです。


そんな中、ある時女性誌のマンション購入特集を見て、いろいろと計算してみたんです。すると、1000万円以下の物件なら、ローンが組めることがわかりました。そこから、購入するマンションを探すことに。


―賃貸なら厳しいけど、購入ならイケる、ということですね。20代ですごい決断ですよね。ご両親は何と?

両親からは「保証人にはならないから、自分でがんばれ!」と言われました。親なのに、娘の保証人にすらなってくれないのか!という、衝撃はありましたね(笑)。だから、保証会社に頼みました。


―なんと、あっさりしたご両親でいらっしゃる(笑)。物件はどうやって探したんですか?


最初はWEBで探しました。気になる物件を申し込んで、不動産屋に行って、さらに情報を得る感じです。購入するまでに、色々な安い物件を見ました。世田谷区池尻で600万円の物件とか、杉並区下井草で700万円などの物件とか。


―それは安いっ!

ただ築年数が古かったり、エレベーターがなかったりと、安いところはそれなりの理由があるなぁと思いました。中には、不動産屋さんから「息子が杉並区の一戸建てに住んでるけどどう?」と、息子ごと勧められたこともありましたよ(笑)


―息子付き物件!?それは重い(笑)。

そんな騒動に巻き込まれたりしながら、探すこと約1年。購入した1軒目のマンションに出会うわけです。荒川区で720万円の物件でした。広さは30㎡くらいで、間取りは2DK。


気に入ったのは、レンガの外壁や、バブル時代に建てられたから丈夫だったところ。とはいえ、最寄りの駅から1kmほどあり、北向きで湿気がこもり、オートロックがなかったりしましたね。


―買うときは、ローンを組んだのですか? そもそも、フリーランスはローンが組めるのでしょうか。ご両親の援助があったとか……?

いいえ、娘の保証人にすらなってくれない親ですから(笑)、援助はなかったです。ローンが組めるかは、当時収入が200万円程度だったので私も不安でした。審査も結構待たされました。でもりそな銀行だったので、埼玉出身というのが伝わったのか(笑)、最終的には貸してくれました。


フリーランスでも、全額ローンを借りるのは難しいけど、ある程度、頭金を積めば大丈夫だと思いますよ!


―「積む」というのは具体的においくら万円……?

一般的には、頭金は価格の1割はあったほうがいいと言いますよね。私の場合、頭金は300万円くらい用意しました。借りた後は、繰り上げ返済をたくさんして、4年で返し終わりました。繰り上げ返済は財テクだと聞いたので、お得みたいです!


―それにしても20代で貯金300万円ってすごいですよね。貯金のコツはありますか?

お金をあんまり使っていなかったんだと思います。ブランド物も興味はなくて、安い服を着て、安い物を食べて過ごしていました。貧乏性なのかもしれないけど、飲み会とかも行かないんですよ。友達が少ないのかも? お酒も飲めないので、だらだら飲むより家で仕事したほうがいいな、というタイプです。


衝撃!1軒目のマンションではとある怪現象が……!?

怪奇物件!? ―1軒目を買ってから、大変だったことはありましたか?

相場と比べて安かったので、何かあるのかと思ってたのですが……。実は、内見時、お札がびっしり貼られていました!こわかったです。


―ひえぇ~、お札!

不動産屋の人に「住んでる人に霊が出るか聞いてきてください」って確認しました(笑)。すると「ないですね。人によって感じ方が違うと思いますが」と言われたのみ。


―人によって違うとか……。その、なめ子さん自身、霊とかは、感じやすいタイプなんでしょうか?

そうですね。連れてきちゃうことがあります(笑)。


―連れてきちゃう!?住んでいるときに、霊現象はありましたか?

ありましたよ。例えば、仕事のイラストを描いている時に、異様な眠気に襲われて、意識がなくなりました。目覚めると、そこには、恨みがましい怖い顔をした女の人が描かれていたり……。


―うわぁ。ガチのやつ……!

あとは金縛りにあったりとか。そういえば東京大空襲の日は、明らかに家の空気が変わって、夜中2時くらいですかね、外から祭り囃子が聞こえてきた……。なんてなんてことも。


―おぉ……(一同驚愕)。そこにはどれくらい住んでいたのですか?

結局、4,5年住んでいましたよ。


―すごい。衝撃的なエピソードをありがとうございます! 内見時のお札には気を付けます(笑)。


>>NEXT:【辛酸なめ子後編】女子よ、マンションを買うなら、まずコレをやれ!

お知らせ

辛酸なめ子さんの新著『おしゃ修行』(双葉社) が好評発売中。買っても買っても服が足りない、店員に気を遣って購入、パリピに敗北感……だけど、おしゃれになりたい!奮闘する姿に共感&笑い溢れるファッションエッセイです。


プロフィール

辛酸なめ子/漫画家・コラムニスト。東京都生まれ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。近著は『辛酸なめ子の世界恋愛文学全集』(祥伝社)『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)『おしゃ修行』(双葉社)など。



【バックナンバー】女がひとりで家を買う

・金利をナメるな!1%の差でも数百万円多く払う羽目に? #21
・購入を考える前に…逆に「一生賃貸のメリット」を探ってみた #16
・「マンションを買うと結婚できない」はもう古い! #17
・独身で家を買って、結婚することになったらどうする? #18
・キツイ営業や勧誘はある?マンションセミナーに行ってみた! #19
  • 東 香名子(恋愛コラムニスト)

    ひとり妊活実践者。独身女性の本音に切り込み、これまで1000本以上のコラムを執筆。

    著書に「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」(パルコ出版)。趣味は鉄道。

女子力アップ

編集部ピックアップ

女子カレとは?

今週のお悩みQ&A

広告掲載について

Facebook

Twitter

ページTOPへ