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親になるには「子育てする」「自分を幸せにする」覚悟が必要

女性を幸せにする本

「ちゃんと子育てできるのだろうか」と不安に感じている方は多いと思います。


今回は、27才のときにシングルマザーになった漫画家ヤマザキマリさんの著書『とらわれない生き方 悩める日本女性のための人生指南書』を参考に、ヤマザキさん流子育て方法をご紹介します。


ヤマザキマリさんってどんな人?

ヤマザキマリさんと言えば、阿部寛さん主演で映画化もされた大ヒットマンガ『テルマエ・ロマエ』の作者として知られています。


緻密な絵と大胆な発想力で独創的な世界観の作品を作り続ける彼女は、私生活もかなり独創的。


17才で油絵を学びに単身イタリアに渡り、極貧生活を送りながら絵を学んでいた彼女は、現地で詩人の男性と恋に落ちます。10年間の同棲の末、27才で妊娠が発覚。


詩人男性は生活力がなかったため、出産を機に、「これからはお前の面倒はみない!子供の面倒を見る」と別れを決意し、シングルマザーとして子育てを開始します。


その後、35才で、当時20才の学生だったイタリア人男性と恋に落ち、電撃結婚。


現在は研究者になった夫の仕事に同行し、アラビア、ヨーロッパ、アメリカ大陸と、世界中を飛び回りながら作品作りと家庭を両立させています。


…ざっと眺めてみただけでも、かなりバイタリティあふれる女性だということが分かります。


そんなヤマザキさんには、子育てにも独自の哲学がありました。


母親になるには2つの覚悟がいる

母親になる覚悟

27才で妊娠が発覚したとき、子供を育てるために彼氏と別れることを決めたヤマザキさん。一人で育てることに迷いは無かったと言います。


矛盾しているようですが、それ以上一緒にいることで疲れて最終的に相手を見下すような状況になる前に、関係は絶たなきゃいけないと思った。私にとっては確信に満ちた選択だったと思います。

ひとりで子供を育てるからにはストレスはたまります。(略)けれど、自分でも嫌になるような、消化不良の毒気のあるものは、母親の責任としてこの子の前では絶対に出さないと決めた。「人間、生まれてきたからには悩みも泣きもするさ。でも楽しいのさ」ということを、責任を持って見せるぞと。そのためには、自分自身を楽しく生きさせることになる。いい子育ては、まず親がより良く生きるところから始まるんだと思います。(P.165)


シングルマザーに限らず、子供を産むには、2つの覚悟が必要になる。子供を育てる覚悟と、それと同時に自分も幸せになる覚悟です。(P.166)


「子供を育てる覚悟」と「自分も幸せになる覚悟」が必要だと主張するヤマザキさん。

日本の子育ては、「子育てをする覚悟」のみに重きが置かれ、自分の幸せを後回しにしてしまいがちです。


けれど、子供の幸せに依存するのではなく、「自分が幸せに生きている姿を見せること」も大切な子育ての一貫なのでしょう。


また、シングルマザーとしての子育てについては、「結婚→出産」という順番を重視する日本では、引け目に感じてしまいがちですが、ヤマザキさんは、罪悪感を抱いてはいけないと主張しています。


罪悪感を持つよりも、「人生の楽しさを伝える」方が子供のためだというのです。


「ごめんね」と産んでしまったことに後ろめたい気持ちは絶対に持つべきではありません。惨憺たる状況のこの世で子どもは大変だけど、生まれてきたからには幸せの方向に行ってもらうしかないんですから。つらいことは、親が教えなくても学んでいくでしょう。だから親は、「見ろ! 人生はすげーぞ!」とバンジージャンプを見せるぐらいの勢いで、バカなことをしてでも人生の楽しさを見せるんです。(P.178)



親として子供に一番伝えるべきこと「生まれてきて良かった」

子供に一番伝えるべきこと

親が「自分が幸せに生きている姿を見せる」ことは、「辛いこともあるけれど、人生ってこんなに楽しいんだよ」「こんな形の幸せもあるんだよ」と言葉にせずに子供に伝えられる最善の方法でしょう。


そのほかにも、親として子供に伝えるべきこととして、ヤマザキさんは「感謝」を挙げています。


「あなたが生まれてきて良かったんだよ。感謝しているんだよ。だから私もこんなに幸せなんだよ」(略)感謝していることは、最低限伝えるべきです。実際、子供がいるだけで心から愛おしさが込み上げるようになりましたから。(P.193)


私がこれまで息子に明確に伝えてきたのは「何はともあれ、あんたが大好きだ。大事だ。生まれてきてくれて、ありがとよ」ということのみでした。そして、彼にこれだけは知っておいて欲しいのは、「生きていれば嫌なこともいっぱいあるけど、幸せになる権利は誰にでもある」ということです。(P.195)


日本人は親子でのスキンシップが欧米と比べると極端に少ない国です。親子で抱きしめ合うなんて、こっぱずかしくてできないという人が多いでしょう。


ですが、それゆえ、親の愛や感謝の気持ちが、子供に伝わっていない、という現状があるように思います。


ときには恥ずかしさを乗り越えて、「大好き」「生まれてきてくれてありがとう」「あなたは大切な存在だよ」と伝える必要があるのかも、と感じさせられました。


本書には、子育て以外にも、ヤマザキさんのバイタリティ溢れる人生指南が詰まっています。カッコいい人生の先輩からパワーをもらえ、元気になれる一冊です。



今回ご紹介した本

『とらわれない生き方 悩める日本女性のための人生指南書』

著者:ヤマザキマリ

出版社:KADOKAWA




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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