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男性25%・女性14%は不倫経験者?不倫で幸福度は上がる?

女性を幸せにする本

ベッキーから始まり、乙武氏、今井議員、上原多香子など、芸能ニュースは連日不倫報道で賑わっています。

こうも頻繁にニュースになると、不倫が発覚しても「お前もか!」というくらいで、驚きはまったくありませんよね。


芸能界だけではなく、身近な人が不倫している・していた、という方も多いと思います。日常的に見聞きするようになった不倫ですが、いったいどれくらいの人が不倫を経験しているのでしょうか。


今回は、経済学の研究者マリナ・アドシェイドがブリティッシュ・コロンビア大学での講義をまとめた著書『セックスと恋愛の経済学: 超名門ブリティッシュ・コロンビア大学講師の人気授業』から、男女の不倫と経済の関係についてご紹介します。


男女の不倫率、不倫しやすい経済状態とは、また、そもそも不倫をすることで人は幸せになっているのか、について解説します。


珍しくもない不倫。何人に一人がしている?

日本の不倫率については、信頼できるデータを見つけることができませんでしたのので、以下ではアメリカのデータについてご紹介していきます。


ドナルド・コックスの調査では、男性の25%、女性の14%は、人生のいずれかの時点で婚外での関係を持っています。過去12カ月に限れば、男性の8%、女性の3.5%が不倫を認めています。結婚している人々のみならず、同棲カップルまで含めると、不実を認める人は男性の34%、女性の23%に増えます。(P.237-238)


つまり、男性4人に1人、女性7人に1人が過去に不倫しており、同棲カップルでは、男性約3人に1人、女性約4人に1人に浮気経験があるということです。


この数字をみると、男性の方が女性よりも不倫・浮気しやすい傾向があることが示されています。


それは、なぜでしょうか?


著者は、女性が男性より不倫・浮気をしていない理由を、貞淑だからではなく、伝統的に権力を持っていなかったからではないか、と述べています。


不倫しやすい男女は誰?「金持ちは不倫しがち」のウソ

不倫しやすい男女

権力を持っていなかったから、不倫・浮気をあまりしなかっただけでは?という説には根拠があります。


オランダの研究者グループ(ジョリス・ラマーズ他)は、管理職や経営者から集めたデータを用い、浮気経験、今後も浮気する意志、新たな浮気相手を得られる自身などを証明しました。回答者の26%は少なくとも一度は浮気の経験がありました。大きな権力を持つ者ほど不倫率が高かった他、出世するほど配偶者以外と知り合う機会が増え、いずれまた浮気すると回答する率が高かったのです。(略)この調査では、女性でも不倫について男性と同等の行動を示しています。地位が高いほど浮気しやすく、また相手を見つける自信もあるのです。(P.254-255)


地位が高く、権力を持つようになると、自信が出来てくることに加え、出張や長時間労働が不倫の可能性を高めるというのです。


興味深いのは、権力者=お金持ち、であることが多いですから、お金持ちの方が浮気しやすいのか、となるとそうではないということです。


金持ち男の方が浮気しやすいことを示すエビデンスはありません。実際、ドナルド・コックスの研究では様々な因子の調整後も、男の収入と浮気の間にはほとんど関連が見られないという結果が示されています。(P.253)


つまり、お金持ちが浮気しやすいのではなく、権力を持っている人・地位が高い人が浮気しやすい傾向にあるというのです。


不倫する人は、しない人より幸福度が低いという真実

不倫は幸福度が低い

さて、不倫・浮気をする人は、そうすることで幸せになっているのでしょうか?


様々な文献で繰り返し見られるエビデンスですが、浮気をする人間の方がしない人間より幸福度が低いのです。エルムズリーとテバルディの論文では、「あまり幸せではない」と答えた妻は「とても幸せである」と答えた妻よりも夫をたばかる率が10%高いと示されています。不幸だと感じている妻はさらに浮気しやすく、「とても幸せである」妻より12%浮気しやすいのです。(P.257)


不倫をしている人は、していない人よりもより不幸せであるとデータは示しています。


ですが、

不幸だから→不倫をする

不倫をしているから→不幸になる

どちらなのでしょうか。


心理学者デニース・プレヴィティとポール・アマートは17年間にわたって集めたデータを用い、不倫は離婚の直接的な原因なのか、それとも既に冷えていた不幸な結婚生活の結果なのかを調べました。結果は、仲の悪い男女の方が不倫しやすいというものでした。つまり不倫は離婚の直接の原因ではなく、既に不幸な結婚の結果だったのです。その上、不倫と不幸は雪だるまのように循環的に続き、ついに離婚に至るという腑に落ちる結果も明らかになっています。(P.258)


つまり、不倫は不幸な結婚の原因でもあり、結果でもあるということでしょう。


著者が言うように、女性が男性に比べて不倫率が低い理由のひとつが「権力を持っていなかったから」だとすると、今後女性の不倫率は上昇していくでしょう。


けれど、パートナー意外の新しい恋人を見つけやすくなること=幸福度が上がること、ではないことは、認識しておくべきかもしれません。



今回ご紹介した本

『セックスと恋愛の経済学: 超名門ブリティッシュ・コロンビア大学講師の人気授業』

著者:マリナ・アドシェイド

出版社:東洋経済新報社




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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