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後悔しない夫選びの条件とは?今より幸せになるための結婚はダメ!

女性を幸せにする本

結婚、したいですか?

だとしたらなぜ結婚したいのでしょうか。


「そんなの幸せになりたいからに決まってる!」という人は、結婚したあとに「こんなはずじゃなかったのに…」と感じるかもしれません。


思想家の内田樹は、「今より幸せになるための結婚はしてはいけない」と言い切ります。


では結婚とは何のためにあるのでしょうか?


今回は、内田樹著『困難な結婚』から、「結婚の意義」や「夫の選び方」のヒントをご紹介します。


なんのための結婚?路頭に迷わないためのセーフティネット

「好きな人と一緒にいたいから」

「仕事に疲れたから誰か養ってくれる人が欲しいから」

「子供が欲しいから」

こういった動機で結婚を希望する女性は少なくないと思います。


ですが、いくら好きでもその気持ちがずっと続くとは考え難いですし、夫が働けなくなったときは、専業主婦であろうと妻が家計を支えなくてはなりません。


著者は、結婚とは「この人といたら自然体でいられるから」や「一緒にいたら幸せだから」といった理由に基づいた制度ではないと指摘します。


貧しいとき、病めるとき、ひとりでは生活が成り立たないような苦境に陥ったときも、配偶者の支えがあればなんとか生き延びられる。そのためにパートナーがいる。それが結婚の第一の意味です。(P.81)


結婚とは、生活をしていくためのセーフティネット・安全保障という役割が第一義であり「幸せになるため」という発想は誤りだと言い切ります。


結婚を通じて幸福になろうとしているのが、間違い。そう思っているからみんな結婚できないんですよ。今よりも不幸にならないように結婚するんです。(略)結婚という制度は「幸福になるため」の仕掛けではなくて、「リスクヘッジ」なんです。(略)「一人で暮らすより、二人で暮らす方が生き延びられる確率が高い」から人は結婚するんです。発生的には「幸福になるための制度」ではなく、「生存確率を高めるための制度」なんです。(P.76)


言われてみれば当たり前のことなんですが、そもそも結婚制度はロマンチックな動機でできたものではないですよね。ひと昔前はお見合いで結婚することが多く、「恋愛」というより「生き延びるための結婚」だったワケで。


「結婚したほうが幸せになれるに違いない」と考えるのは、結婚しなくてもある程度生き延びる力を持つことができるようになった現代社会特有の思考なのでしょう。


夫にふさわしい人材とは…経済力やルックスよりもココを見よ!

夫にふさわしい人材とは

では、実際に安全保障としての結婚を実現するためにはどういった男性を選べばよいでしょうか。


結婚の一番の役割が「自分が病気や失職などで弱っているときに助け合うセーフティネットとなること」であるならば、今現在の収入やルックスだけを判断基準にするのは危険だと言えるでしょう。


著者は「危機耐性があるかどうか」が夫選びの重要な指針だと述べています。


いいですか、勘違いしちゃダメですよ。配偶者を選ぶときに絶対に見ておかなくちゃいけないのは、「健康で、お金があって、万事うまくいっているときに、どれくらいハッピーになれるか」のピークじゃなくて、「危機的状況のときに、どれくらいアンハッピーにならずにいられるか」、その「危機耐性」です。(P.30)


ピンチになるとイライラしやすかったり、ネガティブになりやすい人は、たしかにセーフティネットとしては頼りになりませんよね。


自分が貧しくなったり、病気になったりしたときに、対応できそうか、明るく笑っていられるか、そういった生命力の強さが結婚相手を選ぶときに重要だということでしょう。


夫選びだけではなく、妻選びにも同じことが言えそうです。

お互いに安全保障の役割を果たすためにも、妻側にも「いざというときに夫を助ける能力」「危機に陥ってもアンハッピーになりすぎない能力」が求められそうです。


平和な結婚生活を維持するための2つのポイント

平和な結婚生活

どれだけ理想的なパートナーと巡り合えたとしても、これまで別々に育ってきた二人が一つ屋根の下で生活することは困難を伴います。


結婚後に「こんなはずじゃなかった」と思わないためにも、そもそも結婚生活の維持は難しいものであり、努力が必要だということを認識しておくべきでしょう。


著者は結婚生活の平和的維持のために「機嫌よくいること」と「距離感を大切にすること」が重要であると述べています。


①機嫌よくいる

結婚生活にかぎらず他者との共同生活を適切に営む上でいちばんたいせつなことは「機嫌がよい」ということです。高い目標を設定していると、いつもすばらしい目標とみすぼらしい現状の間の落差を思い知らされてイライラしたり絶望的な気分になったりする。(略)目標に到達したければ、とりあえずの目標を低めに設定すればいい。すると、毎日のように目標に向かってじりじりとにじり寄っていることが実感され、「ああ、がんばっている甲斐があるなあ」と毎日思える。当然、機嫌がよくなる。(P.168-169)


②距離感を大切にする

大事なのは距離なんです。相手が「よくわからない人」だということを前提にして関係を構築していく。それがたいせつなんです。(略)相手に対して敬意を示さないことが、さらに言えば「たいへん失礼な態度をとること」が愛情表現や親しみの記号だと思っていると、とんでもないトラブルになります。(P.189)


親しき仲にも礼儀ありで、相手を見下した発言をしたり、機嫌が悪いからといって八つ当たりしていては、結婚生活の平和的維持は困難でしょう。


「結婚すること」「結婚生活」が楽になる考え方

結婚とは

本書では、「結婚生活を維持することの難しさ」や「平和的に維持するためのコツ」が記されています。


ところどころ「それって違うんじゃない?」と思う箇所はありました(家庭にはボスがいた方がいい、など)が、「そもそも結婚とは何のためにするのか」を明解に言い切っているという点で、結婚生活でモヤモヤしている人たちの助けとなる本だと思いました。


「この人と結婚して幸せになれるかな」「結婚生活で衝突ばかりしている、こんなはずじゃなかった」と悩んだら、「結婚は幸せになるためにするものではない、お互いの安全保障のため」「結婚生活で衝突するのは当たり前。不自由になるのも当然。お互いが困窮したときに助け合うために、努力して続ける価値はある」と考えてみてはいかがでしょうか。



今回ご紹介した本

『困難な結婚』

著者:内田 樹

出版社:アルテスパブリッシング




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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