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専業主婦志願は、奴隷志願?ハイスペック男性を狙う婚活の落とし穴

女性を幸せにする本

「婚活」という言葉が、世に出たのは2007年。

それから、10年経った今、「私、婚活始める」「婚活しないとな~」という言葉を日常的に聞くようになり、「婚活」という言葉はすっかり世の中に定着したかに見えます。


あなたは現在、婚活していますか?

しているとしたら、それは何故でしょうか。


「仕事に疲れたから」

「もう○才だから」

「女性の幸せは結婚することだから」


そう言った理由で婚活をしている方も多いと思います。


ところが、認知心理学者の苫米地英人氏はそういった理由での婚活を「メディアや親に洗脳されているだけであり、不幸の元凶である」と主張しています。


今回は、苫米地英人著『「婚活」がなくなる日―結婚=幸せという洗脳』をご紹介。

一大ブームを築いた「婚活」は、果たして本当に幸せへの近道なのかについて考えてみたいと思います。


30代女性が婚活に走るワケ

著者は、30代の女性が婚活に走る理由を下記のように記しています。


就職して五年から十年前後たった女性たちは、会社または仕事のよどんだ空気に支配されているように感じます。給料が大して上がらないのに、仕事の量や責任は大きくなるばかりで、「将来への漠然とした不安」「つまらない仕事」「疲弊した人間関係」「同性からのいじめや嫉妬」「友人の幸せな結婚」などというストレスから、結婚することで抜け出したいのです。昼休み、ランチでの女友だちとの話題は恋愛と結婚の話ばかり。(P.14)


また、女性が将来の自分に自信が持てず、結婚相手に頼ろうとする心理の奥には、「女は稼げない」という先入観があると言います。


このような、仕事や将来の自分に自信がもてない心理の奥には、「女は稼げない」という先入観があるのです。もちろんこれも、洗脳によってつくられているものです。(P.14)


自分は稼げないから、結婚相手に稼いでもらって安心しよう、という想いから始める婚活は、勢い、「条件重視」の婚活になります。


ハイスペック男性を狙う女性は、自己評価が低く、洗脳されている

ハイスペック男性を狙う女性

条件がいい、いわゆるハイスペックな男性を狙う女性は、自分の価値が高いと考えている自信のある女性だと思われがちですが、実はそうではありません。


スペックを重視する婚活女性は共通して「エフィカシーが低い」と著者は指摘しています。


エフィカシーとは?

「自分の能力に対する自己評価」であり、「自分に対する信頼感」のこと。自分のことを「私は○○ができる」「私は××が苦手だ」と分析して言葉にすることができ、「自分が何をしたらいいか」がわかる能力。


エフィカシーが高い人は、自分の中に評価軸をもっているので、「何をすべきなのか」というゴールを自分で見定めることができるのです。「結婚相手のスペックで幸せになる」ことは、ありえないのです。幸せを感じるのは自分自身。あくまでも自分が、自身の心を満足させるのです。外からの評価の高い低いなど関係ありません。

あなたの結婚相手が「弁護士(または医者)」「港区の高層マンションに住んでいる」「東大出身」であることに、あなたが幸せを感じるのなら、エフィカシーが低すぎる状態といえます。そういうものさしがないと、相手を選べない、自分に価値があると思えない。そこまで自分は、親やメディア、社会に洗脳されて心がむしばまれているのだと気づく必要があります。(P.41-P.42)


専業主婦志望の婚活女性は、奴隷志望と同じ?

専業主婦志望

エフィカシーの低い女性は、仕事に疲れたとき、自分では稼げないし、社会的ステイタスのある男性と結婚して養ってもらいたい、と専業主婦志望になりがちです。


著者は、婚活で専業主婦を志望することの危険性を指摘しています。


ほんとうに愛する相手がいるならば、その人のために働く、その相手のために尽くす、家をきれいな状態に保つというのは、ごく自然な心の働きです。つまり、パートナーへの愛情、「情動」がある、そこで始めて主婦は成り立つのです。

「婚活で、愛することがのできる人を探しましょう」と考えるならばいいのです。愛する人のために専業主婦になるというならいい。しかし、いま現在愛する人がいないのなら、主婦を前提とした結婚生活を思い描いてはいけません。

具体的な相手を思い浮かべずに「主婦になりたい」と思うのは、奴隷の人生を自ら志願しているのと同じなのです。(P.45)


条件だけで選んだ相手の専業主婦になることは、「愛していない人の世話をする=奴隷と同じ状態」だと言うのです。


幸せな家庭作りの近道とは?

幸せな家庭作りの近道

スペックを重視した婚活では、幸せになることはできません。では幸せな結婚をするために必要なことはなんでしょうか?


婚活でハイスペックな男に出会うよりも「女は稼げない」という洗脳から自由になって、一生続けたいと思える職業に出会うことのほうが、幸せな家庭をつくり子育てするための一番の近道(P.129)


著者は、女性がスペック重視の婚活をするのは、「自分では稼げない」という思い込みや「好きではない仕事」をしていて現状から逃げ出したいと考えていることが大きな理由であるとみています。


そして、「女性は稼げない」というのは思い込みに過ぎず、「自分が好きな仕事」をすることも、不可能ではないと言います。


好きな仕事をして稼いでいる状態であれば、現状から逃げるための結婚や、相手に養ってもらいたいから、という愛を第一条件としていない結婚に逃げる必要もありません。


自立することで、より自由に愛する人を選べるというわけです。


とは言っても、現状の仕事が辛い人は、「この状態から逃げ出したい」「現状から救い出してくれる王子様(=経済的に余裕のある男性)に出会いたい」と思うこともあるでしょう。


本書では、そういった「私は一人では稼げないから結婚するしかない」と考えている女性や「結婚することこそ女性の幸せである」という考えから自由になれない人の考えを変えるワークが多数掲載されています。


「条件を重視する婚活をしているけれど、上手くいかない」という方や「自分が本当に愛する人と結婚するために必要なことを知りたい」と考えている方におすすめの一冊です。



今回ご紹介した本

『「婚活」がなくなる日―結婚=幸せという洗脳』

著者:苫米地 英人

出版社:主婦の友社




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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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