千葉雄大『スマホを落としただけなのに2』インタビュー

千葉雄大「上手くいかない時は身を任せます」映画『スマホを落しただけなのに 囚われの殺人鬼』インタビュー【後編】

  • 更新日:2020/02/14

【後編】では今作のヒロインで加賀谷の恋人・美乃里役の白石麻衣さん(乃木坂46)とのエピソードを中心に伺いました。


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白石さんには「バーチー」って呼んでもらいたい(笑)

千葉雄大『スマホを落としただけなのに2』

──前作では麻美(北川景子さん)と富田(田中圭さん)との“距離間”が重要なポイントでしたが、白石さん扮する美乃里とのシーンでその辺りはやはり意識されましたか。

千葉雄大(以下、千葉): 物語は身の回りに起こりうることではありつつも、タイトルにもある “囚われの~”とか、登場人物たちのトラウマや過去といったちょっと非現実的な設定があって、その中での“二人の距離間”だったと思うんです。その部分にお芝居で演っている感じではなくて、生っぽさというかホントに思いやっているのを感じたので、白石さんとのシーンは二人の距離間に日常感が溢れるようには意識したつもりです。期待していただきたいですね。

千葉雄大『スマホを落としただけなのに2』

──それは……結構期待してしまいますね(笑)。

千葉: それはちょっとオーバーに言ってみただけです(笑)。現場でも本人の前では“白石さん”で、裏では“まいやん”って呼ぶような“距離感”で撮影していました。結果的には、北川さんと田中さんとは違った恋人像になっていると思います。


──ちなみに、白石さんは千葉さんのことを何って呼んでいたんですか。

千葉: 普通に“千葉さん”でした。でも、どうにか、この宣伝期間で”バーチー”って呼んでもらえればなって(笑)。でも、撮影現場では実は余裕が無かった……という言い訳はしておきます(笑)。


加賀谷としては一歩踏み出せた……!?

千葉雄大『スマホを落としただけなのに2』

──前作から通して見ると、加賀谷の成長談……とも取れますね。

千葉: 加賀谷って女性視点だと、女性にあまり好かれる男性ではないと思うんですよ。ハッキリしない、いまどきの男子というか。見ているとイライラしませんか?


──ハハハハハ、そうですね(笑)。

千葉: 劇中、加賀谷は事件の解決に向けて嫌な体験を強いられたり、プライベートでは美乃里との関係性がややこしいことになったりして色んなことに巻き込まれてしまうんですよね。僕も客観的に見たら、ちょっとイライラするようなところがあって、「もっと頑張れ」って背中を押したくなるような瞬間がたくさんあったんです。でも、それが加賀谷の人間性であって、そこをどう突破するか、どう成長していくかという意味では、最後はネタバレに繋がるので詳しくは言えませんが、一歩は踏み出せたのかなって。


──加賀谷の成長ぶりに期待ですね。ちなみに、千葉さんはこれまで携帯を落すような体験はありますか?

千葉: ありましたね。今も見つかってはいないんですよ。いまはパソコンと同じくらいの情報量がスマホには入っているから、自分もいろんな不安がありますが、他人に迷惑を掛けるんじゃないかっていうのが怖いです。しっかりロックを掛けて使ってはいますが。


──そうですよね。前作同様この映画を観ると、便利に使えるスマートフォンに、どんな危険性があるのかも描かれているので、そういった部分も注目して頂きたいですね。


自分がどう成長しているかはイマイチわからない

千葉雄大『スマホを落としただけなのに2』

──丁度デビュー10年という節目を迎えられましたね。

千葉: 僕、デビューが『天装戦隊ゴセイジャー』という戦隊モノだったんですけど、リアルタイムでそれを見てくれていたコが5歳の幼稚園児だったとしたら、いまは15歳の中三ぐらいになっているわけでしょ。その時間の流れを考えたらビックリしますよね。ただ、自分も同じだけ歳を取っているんだけど、自分がどう成長しているかはイマイチわからなくて。そういうのを確かめる作業みたいなのはたまにはしたくなりますね。だからこそ、チャレンジするような作品に臨んで行きたいなとは思う今日この頃です(笑)。


──以前、他の媒体で、「こんなもんですねっていう気持ちで仕事をするのは良くない」ってお話されていましたが、千葉さんってわりと完璧主義なところがあるんですか。

千葉: 完璧主義ではないと思うんですけど……なんか、理不尽なのが嫌いなんですね。言い方がすごく難しいですけど、権力とかとは闘って行きたいタイプ……って言えばいいのかな(笑)。


──カッコいい! なんとなくわかります(笑)。

千葉: つまり、やるなら妥協したくないっていうのはあります。結果的に上手くいかなくても良いんですけど。


上手くいかなくても投げやりにはしない

千葉雄大『スマホを落としただけなのに2』

──そんな千葉さんですが30歳を迎え、これから挑戦してみたいことは?

千葉: 基本的には興味があることを貪欲にもっとやっていきたいなって。それはお芝居に限らず、何かしら社会に一石を投じるみたいなこととか。


──具体的にはどんなことに興味をお持ちですか。

千葉: いま、というかずっと思っているんですけど、音楽が好きなのでフェスを開きたいなって。それとラジオとか。


──ラジオと言えば、昨年1月に『オールナイトニッポン』に出演されていましたね。

千葉: 聴いて下さったんですね。ありがとうございます! そういう他ジャンルの仕事……僕の中では他ジャンルではないんですけど、役者以外のこともやっていきたいです。


──既にいろんなお仕事にも挑戦されている千葉さんですが、少し前にブログで「上手くいかない時はどうしますか」って読者に投げ掛けている投稿がありましたが、千葉さん御自身はとしてはどうされていますか?

千葉: 上手くいかない時はもうしょうがないんですよ。それと、上手くいかなくなると、全部が上手くいかなくなることがありますよね。そうなったら、もう、身を任せます。ただ、そんな状況でも意識していることは、ホント“腐らないようにする”だけ。投げやりにならないことだけは気を付けています。



──“腐らないようにする”、実際にやろうとすると実はなかなか難しい対処法ですよね。見た目の可愛さからは一見伺えない芯の通った価値観。そんなギャップ満載の千葉さんから目が離せません!本日はありがとうございました。



プロフィール

千葉雄大(ちば・ゆうだい)1989年3月9日、宮城県生まれ。O型。T173㎝。大学在学中に男性ファッション誌の専属モデルとして活動。2010年、特撮ドラマ『天装戦隊ゴセイジャー』で俳優デビュー。2017年、映画『殿、利息でござる!』で第40回日本アカデミー賞・新人俳優賞受賞。最新出演作にドラマ『おっさんずラブ‐㏌ the sky‐』、『最後のオンナ』、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』、『決算! 忠臣蔵』などがある。主演ドラマ「いいね!光源氏くん」が4月4日よりNHK総合で放送予定。


ヘアメイク: 堤 紗也香 / スタイリスト 寒河江健


映画『スマホを落しただけなのに 囚われの殺人鬼』は2月21日(金)より全国東宝系にてロードショー



配給:東宝
(C)2020映画「スマホを落しただけなのに2」製作委員会




Writing:鈴木一俊/Photo:川しまゆうこ

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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