『生理ちゃん』伊藤沙莉さんインタビュー

“常に周りを見る”ことがマイ・ルール! 伊藤沙莉さんインタビュー【後編】

  • 更新日:2019/11/07

【後編】では『生理ちゃん』にからめ、女性ならではの悩みと伊藤さんの仕事や生活における“ちょっと良くなる術”を伺いました。

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生理は、女性であることの象徴?

『生理ちゃん』伊藤沙莉さんインタビュー

──劇中で、伊藤さん扮するりほが「生理なんていらない!」っていう下りがありましたが、伊藤さんご自身そう思われることはありますか。

伊藤:「邪魔くさいな~」とか、そういうのはやっぱり誰しもが思ったりすることもあると思うんですが、私はどちらかと言うと“来る”と安心するというか。あ、別にヘンな意味じゃないですよ。これ表現が難しいですね(汗)。

──デリケートな質問ですいません。

伊藤: いやいや。例えば、生理がある意味、女性であることのひとつの象徴だとしたら、それがあることで「私は女なんだなぁ」じゃないけど、どこかちゃんと女性であることを認識すると思うんですね。……いまの言い方ってヘンに語弊を招いたりしませんか?『生理ちゃん』伊藤沙莉さんインタビュー

──そんなことはないですよ。

伊藤: 母とか、ずっと向き合ってきている大人の女性を見ていると、私自身も女性なんだなって改めて確信できるというか、女性として自信を持てる、精神的にもひとつステップ・アップが出来ると思うから、私は「来ないで欲しい」と思ったことはあんまりないですね。海とか温泉に入るときに来ると「嘘でしょ!?」って思うけど、それくらいです(笑)。


自分に満足したらダメ

『生理ちゃん』伊藤沙莉さんインタビュー

──りほが自信を喪失しているときに生理ちゃんが「自分に呪いを掛けるのはやめなよ」って声を掛けるシーンがありましたが、伊藤さんが自分に呪いを掛けてしまった……というような体験はありますか。

伊藤: 生理ちゃんのそのセリフってすごく好きで、私もすごく共感しているシーンなんです。私も「私なんか、どうせ……」とか「私になんか誰も興味持ってないんですね」とか、すぐポロっと言っちゃったりするんですけど、でも実際はそうじゃなくて、見てくれる人や気に留めてくれる人もいて、みんながみんな私に興味を持ってくれていないわけではないんですよね。


──伊藤さん御自身、これまで自信を持てたことがあまりなかったんでしょうか?

伊藤: 小さい頃からこの仕事をしているから尚更だと思いますけど、自分でも何が正解かも判らないし、手応えみたいな感じ方もよく判らないし。最近は特に自分のお芝居とか出演した映画の初号を見るのが年々、嫌になっているんです。ホントに失礼でないならば、誰にも挨拶しないで帰りたいくらい(笑)。見たときに「良かったな」って満足したらダメ……終わりだと思っているんです。自分に甘くいる必要はないと思っているんですね。

──なるほど。伊藤さんの仕事への取り組む姿勢は判りました。が、お仕事を離れた部分ではいかがですか。

伊藤: そっちの話でしたね(笑)。私自身も、これまで確実に呪いを掛けていた部分はありましたね。別に誰かに言われたからではなくて、自分で自分にっていうのは。

『生理ちゃん』伊藤沙莉さんインタビュー

──そういう時、どうやって回復されていたんですか。

伊藤: 重く考えなかった……ですね。悩みがひとつ無くなると、その分、体も軽くなりますし、頭も柔らかくなりますし、良い効果しかないと思うんですね。

──自分自身で解くしかないと。

伊藤: はい。そこは、いずれ自分で何とかしなきゃいけないところだと思うので。私自身、いまこうやってお仕事をいただけていることで、ちょっとずつですが解けていっているんじゃないかなって思うんですけどね。


人の意見を大切にするようにしています

『生理ちゃん』伊藤沙莉さんインタビュー

──仕事することで繋がっているんですね。他にはありますか。

伊藤: 私の場合は“吐き出す”ことですかね。落ち込んでいるときってすごく視野が狭くなって「もう、これしかない」って風になっちゃうんですけど、そうなったときに私が一番信頼している母や家族に相談に乗ってもらってアドバイスを受けることによって、初めて「別の、そっちに行ってみよう」って自分の感覚を切り替えると、意外と世界は明るかったじゃないけど(笑)、道が開けたりするので、人の意見を大切にするようにしています。

──なるほど。確かに自分一人で考え込んでしまうと前には進めないですよね。
それでは最後に、そんな伊藤さんの仕事における“マイ・ルール”があれば聞かせて下さい。

伊藤: ……常に周りを見る、ことかな。自分の意見が一発で通ったとしても、一回はちょっと離れて見るようにはしていますね。大人になってくるにつれて意見を求められるようになってきて、それは有難いことなんですけど、決めるってことはすごく責任のあることじゃないですか。実は私、決断力が弱くて決めるということがホントに苦手で(苦笑)。

──色々と悩んでしまうこともありますし、難しいですよね。

伊藤: 「コレで嫌な結果になっても怒らないでね」って思いますよね。

──「もう、みんな決めてよ!」って(笑)。

伊藤: そうそう。でも、そういうときは一回置いておいて、ある程度の妥協点を見つける。役が大きければ大きい程そういうことはありますね。自分がポロって言ったことが叶っちゃったりすると、かえってみんなあたふたしちゃうので、みんなが納得できるように進んで行くのがやっぱり一番良いことだと思うので、そこはなるべく見るようにはしていますね。


──俯瞰で見るということはどんな場合でも大切ですよね。個性的な存在感で楽しませてくれる伊藤さんの素敵な一面が見えるインタビューとなりました。激しく女性の共感を集める『生理ちゃん』、男女問わずたくさんの方に届くことを願います。本日はありがとう御座いました。


映画『生理ちゃん』は11月8日(金)より、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷 他にて全国順次ロードショー

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プロフィール

伊藤沙莉(いとう・さいり)

1994年5月4日、千葉県生まれ。2003年、9歳の時に『14か月~妻が子供に還っていく~』でドラマデビュー。以降、『女王の教室』、『GTO』、『この世界の片隅に』、『恋のツキ』、『獣になれない私たち』、『これは経費で落ちません!』などのドラマや『幕が上がる』、『獣道』、『寝ても覚めても』などの映画に出演。第10回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、第40回ヨコハマ映画祭助演女優賞受賞を受賞。


作品情報

映画『生理ちゃん』
原作:小山健「生理ちゃん」(ビームコミックス/KADOKAWA刊)
監督:品田俊介/脚本:赤松新
製作・配給:吉本興業
©吉本興業 ©小山健/KADOKAWA


Writing:鈴木一俊

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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