『マチネの終わりに』板谷由夏さんインタビュー

板谷由夏さん『人生は大変だけど、楽しめれば良いじゃん』映画『マチネの終わりに』スペシャルインタビュー【前編】

  • 更新日:2019/11/01

 役者としてだけではなく、自身のファッション・ブランド「SINME(シンメ)」を立ち上げるなど、マルチに活動を続ける女優・板谷由夏さん。大人の女性として以前に人としてどこまでも自然体であり続ける板谷さんの最新出演映画『マチネの終わりに』がいよいよ公開。天才ギタリスト・蒔野聡史(福山雅治さん)と国際的ジャーナリスト・小峰洋子(石田ゆり子さん)の6年間の愛の軌跡を描く大人のラブストーリーです。板谷さんは蒔野を担当するレコード会社の社員・是永慶子を好演。【前編】では撮影エピソードを中心に伺いました。

石田さんと共感した原作

『マチネの終わりに』板谷由夏さんインタビュー

──本作は平野啓一郎さんが書かれた同名小説(文春文庫刊)が原作ですね。

板谷由夏(以下、板谷): 私も原作を読ませていただきました。実は平野さんとは同郷なんですよね。

──とおっしゃると、福岡なんですね。

板谷: 平野さん、お生まれは愛知なんですが、間もなく福岡に引越しされていて、高校が同じ街で京大に行かれて本を書かれているというのは存じ上げていたんです。それもあって、デビュー作から読ませてもらっていて。しかも、誕生日まで一緒でね。

『マチネの終わりに』板谷由夏さんインタビュー

──それはまさに奇遇というかご縁を感じますね。

板谷: そういう意味では運命を感じますね(笑)。で、この『マチネ』も発表間もない頃に読ませてもらっていて。あるとき、今回共演で以前から親交が深い石田さんもやっぱり読まれていて、この本の話になったときに「良い話だよね~」って話していたんです。

──どんなところが「良い話」だと。

板谷: この仕事をしていると妄想したり想像したりすることが大事で、物語を読むときは自分を登場人物に投影させたりするのですが、この本を読んでいるときは自然と入り込んでいけたんです。その情景とか画がものすごく浮かんできたんですよね。結果、その人なりに委ねるモノに共感が多かった……というのかな。


慶子には母性を感じました

『マチネの終わりに』板谷由夏さんインタビュー

──演じられた是永慶子はどんな女性だと。

板谷: 私の中ではすごく仕事ができる女の人っていうイメージでしたね。設定では洋子の友人ということでしたが、どちらかというと蒔野の方をやっぱり心配していて、蒔野に寄り添う立ち位置の大人な女性を意識してお芝居をしましたね。

──蒔野に寄り添う……ということですが、本作を拝見させてもらいましたが蒔野に対しては ‟母性”みたいなものを感じました。

板谷: そうですね~。それは私もすごく感じました。演じながら蒔野に対しても、もっと言うと福山さんに対してもそうですけど、桜井ユキさんが演じたマネージャー・早苗とは違った目線での ‟包み方”みたいなものを表現できたらな……とは思っていました。『マチネの終わりに』板谷由夏さんインタビュー

──今回メガホンを取られたのは現在放映中の月9ドラマ『シャーロック』を手掛ける西谷弘さんでしたね。

板谷: 私、西谷さんのホントに大ファンで、ずっと御一緒したいなって思っていたんです。今回、西谷組に参加させてもらったんですけど、現場での指示もホントにものすごく的確で。

──何か具体的な演出やアドバイスはありましたか。

板谷: そんなに「ああして欲しい、こうして欲しい」とかっていうことはなかったですね。「板谷さん、まんまで慶子を演って下さい」って(笑)。

──つまりは自然体で、ということですね。

板谷: う~ん、あんまり作らなくていいよ……ということだったのかなって、いま思いますね。


基本、ドMなんです

『マチネの終わりに』板谷由夏さんインタビュー

──劇中、蒔野がスランプに陥ってアーティストとしての行き場を失う……という下りがありましたが、板谷さんもそういう経験ってされたことはありますか。

板谷:いや~しょっちゅうです(笑)。しょっちゅう躓くし、しょっちゅう落ち込むし。そんなことは日常茶飯事です。

──それは意外でした。では、どうやって、その都度乗り越えていらっしゃるんですか。

板谷: どうやってんだろうな~。基本、ドMなんですよ、私(笑)。

──えっ、そうなんですか!(笑)。

板谷: うん。もう大変なことがやってくると「なんとかしなきゃ」ってなる方なんです。大変なことを「もう大変~」って言いながらでも、乗り越えられたらラッキーじゃないですか。だって、やらないと時間は止まるし、人生は進んでいっちゃう。大変だからってネガティブになるよりも、大変だけどそれも楽しめればいいじゃんって生き方、やり方なんですよね、何でも。たぶん、そうやって乗り越えている気がする(笑)。


──なるほど。オンナが憧れる女・板谷さんっぽい乗り越え方ですね。


【後編】では共演された福山さん、石田さんとのエピソードと‟素敵な大人の女性“になるコツを聞いてみました。後編をお楽しみに!

『マチネの終わりに』板谷由夏さんインタビュー

映画『マチネの終わりに』は11月1日(金)より全国東宝系にて公開中


プレゼント

映画『マチネの終わりに』特製プレスシートを抽選で2名様にプレゼントいたします。応募方法等、詳細は後編で発表!後編をお楽しみに


プロフィール

板谷由夏(いたや・ゆか)

1975年6月22日、福岡県生まれ。女性ファッション誌『Pee Wee』の専属モデルを経て、1999年『avec mon mari』で映画デビューし、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。同年『パーフェクトラブ!』でドラマデビューを果たし、以降、多くのドラマや映画に出演を果たす。女優業の一方で情報番組『NEWS ZERO』のキャスターを11年間務めたほか、2015年に立ち上げたファッションブランド「SINME」ではディレクターとして活動する。


配給:東宝

©2019 フジテレビジョン アミューズ 東宝 コルク



ヘアメイク: 結城春香
スタイリスト:古田ひろひこ(チェルシーフィルムズ)

Writing:鈴木一俊/Photo:川しまゆうこ

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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