『シャーロック』ディーンフジオカさんインタビュー

ディーン・フジオカさんのイマジネーションの根源とは…!? 月9ドラマ『シャーロック』インタビュー【後編】

  • 更新日:2019/10/07

本日より放送開始となる月9ドラマ『シャーロック』!先週に引き続き、主演のディーン・フジオカさんのインタビューをお届け。【後編】では今回担当された主題歌にまつわるお話や自身の仕事への取り組み方などを伺いました!


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主題歌には母性みたいな感覚を託しました

『シャーロック』ディーンフジオカさんインタビュー

──18年に放映された主演ドラマ『モンテ・クリスト伯‐華麗なる復讐‐』で主題歌『Echo』を担当されていましたが、今回も主題歌を担当、書き下ろしされていますね。

ディーン: 今回は候補曲をたくさん作ったんです。で、最終的に自分の中でコンペをして、「これのどれかだったらイケるんじゃないか。ドラマの魅力を更に深めたりできるんじゃないか」というものを選定してから、プロデューサーに聴いてもらって最終的に選んでいただいた……という流れの中で生まれたんです。


──『モンテ・クリスト伯』の時と大きな違いといったら?

ディーン: あの時は自分の中でこれだったらドンピシャとハマるというものを、それこそ針の穴に糸を通すような感じで当て書きしたんで全く違うプロセスだったんです。

『シャーロック』ディーンフジオカさんインタビュー

──主題化を作るのにも、アプローチは色々方法があるんですね。さて、今回の楽曲のタイトルは『Shelly』ですが、これって女性の名前ですよね。

ディーン: そもそもShellyって誰なんだ、というところが聴いてもらいたいポイントですかね(笑)。メタファーとでも言うんでしょうかね。音楽の表現をする時に「こういう風に聴いて下さい」とか「これは何で……」とかって理路整然と説明が付かないところに感動ってあるのかなって思うんです。今回で言うと掴めそうで掴めない運命の象徴みたいな、抗えない宿命みたいなものと一個人の関係性を表現出来たら良いなって思って作りました。


──“抗えない宿命”ですか……。

ディーン: シャーロックがこの年まで生き長らえてこられた理由みたいなのを暗示させるような歌を目指したんです。だから、Shellyという女性には命を産んだ母性というか母みたいな感覚を託した部分はあると思います。もっと言えば、ドラマのスピンオフ……“時間軸の深み”みたいなものを出せるんじゃないかな、ということも考えたりしましたね。

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──ということはShellyってこのドラマに登場する女性キャラの名前ではないんですね。

ディーン: 現段階で僕が知っている中にはいないですね。ま、シャーロック(SHERLOCK)なんで、S、H、E……Shelly? みたいな音感の近さみたいな(笑)。


──語呂合わせなんですか(笑)。でも、なんとも奥が深いことは良く判りました。


気分転換には運動!

──劇中、獅子雄がバイオリンを弾くシーンがありますね。アーサー・コナン・ドイルの原作にも何度かそういうシーンがあります。バイオリンを弾くというのはシャーロック(獅子雄)にとって考え事に集中したり、気分転換のための行為ですが、ディーンさんが集中したり気分転換のためにされることは何かありますか?

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ディーン: やっぱり、運動ですかね。ボクシングをやったり、走ったり、馬に乗ったり。体を使うと気分転換になりますよね、一気に。最近はちょっとできないけど、ボクシングのスパーリングでホントにスイッチが入ると、他のことを全く考えなくなるんですよ。


イマジネーションの根源は締め切り

──ディーンさんって俳優をされているとき、ミュージシャンをされているとき、Instagramで拝見できるプライベートに近いとき、お顔が全然違いますよね。(笑)でも一貫してすごく活動的というか……。何かをやろう!と思うときのイマジネーションの根源になっているものって何なんでしょうか?

ディーン: 締め切りですかね(笑)。

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──え!?締め切りですか?(笑)。

ディーン: いつからかは判らないけど、求められる時に求められた場所で求められたことをやれるのが、やっぱりプロなんだなって思うようになったんです。普段役者の仕事をしていて刺激を受けたものが自分の中に蓄積されていって、例えば曲を作るとなったらその中で得たものを整理整頓して、これだったら締め切りに間に合うんじゃないかって。


──締め切り、というと追い込まれる感じがしますが……。

ディーン: その分、締め切りが無いときはフラ~っと何となくニュートラルな気持ちで色んなものを観たり、感じたり、聴いたりして生きているわけで。自由にやることも良いんですけど、いつか締め切りの無い制作に携われたら良いなとは思っていますけどね(笑)。


一番のお気に入りの作品は……

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──最近ですと公開中の映画『記憶にございません』の首相秘書官がとても印象に残っていますが、これまで演じられてきたキャラクターで一番のお気に入りといったら……?

ディーン: ひとつに絞るというのはちょっと難しいですね。それぞれに思い出もあるし。でも、今回のシャーロックを演らせていただくきっかけになったのは『モンテ・クリスト伯‐華麗なる復讐‐』だと思うんですね。あれは主題歌もやらせてもらったということも相まって、主人公の真海を演じていた時間は凄く濃密な時間だったわけで、同時にひとつのターニングポイントだったなって思うし。

でも、遡っていくと日本でスタートした切っ掛けが映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』であって、日本で一番最初に多くの人に知ってもらえたのはNHK朝ドラ『あさが来た』の五代友厚役。日本で一番最初に民放のドラマに出演させてもらったのは『探偵の探偵』だったなとか。もっと遡ると香港で一番最初に出させてもらった映画『八月の物語』は役者という仕事を始める切っ掛けになっているわけで。んー、選べないですね……。


──それぞれの役に思い入れがしっかりとあるというわけですね。ディーンさんのいろんな思いと共に紡がれる『シャーロック』、本家シャーロック・ホームズのファンをも魅了する作品になることを期待しています!本日はありがとうございました。



プロフィール

ディーン・フジオカ(でぃーん・ふじおか)

1980年8月19日、福島県生まれ。T180㎝。A型。2005年、香港でデビュー。2006年に香港映画『八月の物語』の主演を務める。その後、多くの台湾ドラマや映画に出演。2013年、映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』で日本の作品で初めて監督、主演、主題歌を務めた。15年、ドラマ『探偵の探偵』で日本の連続ドラマに初出演。18年に公開された出演映画『空飛ぶタイヤ』で第42回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。公開待機作に『エンジェルサイン』がある。


月9ドラマ『シャーロック』は10月7日より、毎週月曜よる9時スタート

©フジテレビ


Writing:鈴木一俊/Photo:川しまゆうこ

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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