映画『台風家族』

草彅さん&市井監督、彼らがメンタル回復の為にまずやるのは?【『台風家族』インタビュー後編】

  • 更新日:2019/09/06

3週間の期間限定で公開の運びとなった映画『台風家族』の公開を記念して、主演の草彅剛さんと市井昌秀監督にお話を伺いました。【後編】ではお二人に撮影現場の雰囲気とお二人のメンタル回復法について伺いました。

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一回で決めようと思いました(草彅)

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──世界一クズな一家の話で、登場する鈴木家の兄弟たちはそれぞれにいろんな思惑を抱えてギスギスした関係でしたが、実際の撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

草彅: 撮影が昨年の7月ですごく暑くて、もうホントに熱中症で誰か倒れるんじゃないかってくらいだったんです。しかも、セットの民家は冷房も無くて。待ち時間も話すのさえ億劫になる状況で。そういう過酷な中での撮影だったので、みんなメチャクチャ仲が良くなったんですよ。


──まさしく家族みたいな一体感が生まれたんですね。

草彅: だから、僕もあんまり不真面目にやって何回もやり直すっていうのもできない状況で、一回で決めたいなって思ってきて。それで、僕の中でも焦りみたいな気持ちが生まれて、すごくきょどっている微妙な感じになって。それが小鉄を演じる上でプラスになったところはあったと思います。

映画『台風家族』

──なかなか過酷な環境でのロケだったんですね。

草彅: 一方、夜の台風のシーンは森の中で撮影が行われたんだけど、今度はメチャクチャ寒くて(笑)。待機スペースにはストーブが焚かれているくらいで。


──夏にストーブ、ですか(笑)。

草彅: もう、ありえないですよね(笑)そんな特殊な環境だったから、役者同士のセリフのキャッチボールもすごく上手くできたんじゃなかなって。市井監督も懇切丁寧に演技指導をして下さったしね。そうそう、暑さで言うと、もっとすごい体験をしましたよ。

──もっとですか?

映画『台風家族』

草彅: 設定では小鉄は昔役者をやっていて、藤竜也さん扮する父・一鉄が小鉄の出演作をビデオにまとめていて、それを小鉄が観る……というシーンがあるんです。その出演した作品にホラー映画があって、ゾンビに襲われるというシチュエーションだったんです。その撮影現場がどこかの屋根裏で、しかもスタンバイしているところがすごく狭くて、ホントに蒸し風呂状態だったんです! さらっと流れていますが、あのシーンの撮影は尋常じゃなかったです(笑)。


──サラッと観てしまうシーンですが、そういう裏話があったと思って観ると楽しみが広がりますね。


キャストとスタッフが一丸に成れました(市井監督)

映画『台風家族』

──市井監督の視点ではそんな過酷な状況、どんな風にご覧になっていたんですか?

市井: やっぱり、キャストとスタッフが一丸となれたというところはありました。物語がほぼ鈴木家の家というワンシチュエーションだったので順撮りもしやすかったし、なによりお借りした民家の玄関の側に“俳優部“が作られていたので、役者とスタッフのコミュニケーションが取れやすくて、みんなが同じ目的に向かって進んでいけたという感はありました。


──ずっとクズ、クズ……って言ってきましたが、最後はホロリとさせるエンディングを迎えますね。

草彅: 家族のごく日常でありふれたこと──小さないざこざや兄弟間でのコンプレックスとか、そういうのを全部ひっくるめてジンワリと伝わってくるのが良かったり、面白かったり、微笑ましかったりで、ひと言で言うと「暑いけど家族愛も熱いぞ!」ってことでしょうかね(笑)。


──上手くまとまりましたね。


寝ると調子も良くなるしスッキリします(草彅)

映画『台風家族』

──ところで、映画から離れますが、本作のキーワードであるクズって表現されがちな行動というのが、実はやっている本人の中では色んな葛藤があったり自己嫌悪するところがあったりするかと思いますが、お二人がそういう葛藤や自己嫌悪を抱えたときはどんな風にして乗り切られますか?


草彅: 僕はもう寝ますね。寝るとなんか調子も良くなるし、スッキリするんですよ。自律神経が整うんですよ。そうすると結構、ネガティブな感じだったのがポジティブになっていく……というか。だから、ひたすら寝ますね。


──元気になるまで、回復するまで寝るみたいな、感じなんですね。

草彅: はい。何かあって眠れないということはほぼ無いんですよ。

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──羨ましい!

草彅: 悩んで眠れないってことが僕の人生では無いので、絶対に眠くなっちゃうんです。寝て忘れようみたいなところはありますね。得だと思いますね、そこは。


──市井監督はいかがですか。

市井: あ、僕も一緒です!!

草彅: 監督~、マネしないで下さいよ、僕の(笑)。

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市井: でも、僕も一緒なんですよ~(笑)。ちょっと酒呑んで寝ます。僕、結構繊細なところがあって。そこは自分でも認めてるんですけど、一方でものすごくどうでもよくなる時というのもあるんです。ただ、眠るということに関しては、全然眠れなくなるってあんまりないんです。だから、寝て忘れるっていうのは全然得意で、そこは草彅さんに似ていると思うんです。ただ、夜にコーヒーを飲んだら眠れなくなるっていう物理的なことはありますけどね(笑)。


──心と体調にとって睡眠ってやっぱり大事なんですね。落ち込んだら色々考える前にとりあえず眠ってみる!そんな解消法を心がけてみるのもいいのかもしれませんね。
本日は、ありがとう御座いました。



★映画『台風家族』はTOHOシネマズ 他にて9月6日(金)より26日(木)までの3週間限定ロードショー



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プロフィール

草彅剛(くさなぎ・つよし)

1974年7月9日、愛媛県生まれ。A型。1991年、CDデビュー。2017年9月、稲垣吾郎、香取慎吾らとオフィシャルファンサイト「新しい地図」を立ち上げる。主な出演作に『黄泉がえり』、『あなたへ』などの映画や『僕と彼女と彼女の生きる道』、『任侠ヘルパー』などのドラマ、『バリーターク』、『道』などの舞台がある。2005年、橋田寿賀子賞受賞。


市井昌秀(いちい・まさひで)

1976年4月1日、富山県生まれ。漫才グループ「髭男爵」の元メンバー。2006年、初の長編作品となる自主映画『隼』が2006年の第30回ぴあフィルムフェスティバルにおいて準グランプリと技術賞を受賞。2013年、『箱入り息子の恋』で商業映画デビュー。現在放映中の連続ドラマ『サウナーマン~汗か涙かわからない~』(朝日放送系)の演出を手掛ける。


配給:キノフィルムズ

©2019「台風家族」フィルムパートナーズ


Writing:鈴木一俊 / Photo:川しまゆうこ

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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