更年期

更年期のウソ?ホント? 間違って理解してない?

  • 更新日:2019/05/20

知っているようで意外と知らない更年期の正しい知識。また、誤解して理解していることも少なくありません。正しい情報を得て、思い込みに惑わされないようにしましょう。正しく知れば、怖くないし、有効な対策も立てやすくなります!


更年期のウソ・ホント①:更年期世代になると、誰もが更年期障害を起こす?

更年期

 日常生活や仕事に支障が出るような重い症状が出て、更年期障害と診断されて、本格的な治療が必要になる人は、更年期女性の全体の2割から3割程度と言われています。


 かつては、更年期に起こる全ての症状を「更年期障害」と呼んでいましたが、今は、日常生活に支障があるほどのつらい症状のものを「更年期障害」と呼び、更年期世代だからこそ起こるさまざまな症状を「更年期症状」と呼んでいます。

 なんらかの軽い更年期症状は、多くの女性が経験しますが、全ての女性が更年期に、更年期障害を経験するわけではありません。


 更年期という時期を必要以上に不安がらなくても大丈夫です。体の声に耳を傾け、体の変化を実感しながら、自分にあった対策やケアを考えることが、更年期以降の人生を健康で楽しく生きるきっかけになります。

 更年期は、人生の第2ステージの始まりです! 前向きに捉えていきましょう。


更年期のウソ・ホント②:生理が早く始まった人は、早く閉経する?

生理

 生理が早く始まったからと言って、閉経が早くくるとは限りません。初潮(初経)から閉経までの年数も人それぞれです。また、妊娠や出産経験の有無とも関係しません。あくまでも個人差です。

 閉経の時期の参考になるのは、母親の閉経時期です。もちろん、生活環境やライフスタイルによっても変わりますが、母親とは体質が似ていることが多いので、閉経時期も近いことが少なくないと言われています。


更年期のウソ・ホント③:忙しい人は、更年期の症状が強く出やすい?

忙しい女性

 忙しいからと言って、更年期の症状が強く出るとは限りません。もちろん、時間に余裕があるからと言って、症状が軽くて済むこともありません。

 専業主婦の女性のほうが症状が出やすい、と思っている人もいるようですが、専業主婦だから、働く女性だから、ということで更年期に起こる症状に違いはありません。


 確かに仕事を持つ女性は、仕事に取り組むことで気持ちを切り替えやすいと言うことがあるかもしれません。しかし、働く女性ならではの悩みやストレスもあります。

 それよりも、症状が強く出るかに影響するのは、その人の体質や環境、ストレスを感じやすい性格かどうかのほうが影響するかもしれません。


 更年期の症状は、「卵巣機能の衰え方の差や体質的な要因」「ストレスに対する抵抗力」「ストレスの大きい環境に置かれているかどうか」などの要素が複雑に絡み合って起こるといわれています。


更年期のウソ・ホント④:生理や出産が重かった人は更年期の症状も重い?

腹痛

 生理(月経)や妊娠時のつわり、お産が重かったからと言って、更年期の症状が強く出るわけではありません。

 また、妊娠、出産の有無や回数、妊娠中絶との関係もありません。

 更年期の症状が強く出るかどうかは、先ほど紹介したように、卵巣機能の低下の具合いや体質、またその人の性格、取り巻く環境などが大きく関係しています。


更年期のウソ・ホント⑤:病気治療で子宮をとっていると更年期の症状が出ない?

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 病気の治療のために、子宮を手術で摘出していても、卵巣がひとつでも残っていれば、エストロゲンが分泌されています。

 更年期の症状は、卵巣の働きが衰え、エストロゲンの分泌が減ることで起こるものです。子宮のあるなしは、更年期の症状とは関係しません。


 子宮を摘出して生理(月経)がないために、閉経の目安がわからない場合は、婦人科で女性ホルモンの状態をチェックしてもらうとよいでしょう。採血でチェックできます。女性ホルモンの値で、ある程度は、卵巣機能が低下しているかどうかがわかります。

 また、基礎体温を測って、排卵の有無を調べることも、閉経の手がかりになります。



▼バックナンバー

・更年期は本当につらい? 更年期って何かを知れば怖くない!


・老けるのは、女性ホルモンが低下するから!?


・女性ホルモンのエストロゲンの不足が不調を招いていた!?


・更年期障害ってならない人もいるの? 症状は日によって変わるって本当?


・更年期以降、エストロゲンの不足が招く病気とは?


  • 増田 美加 (女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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