女性のカラダ

リバウンドゼロダイエット “太りグセ”が“やせグセ”に変わる!

増田美加先生

病気予防=アンチエイジングこそ美しいスタイル実現への近道です

2006年、私は乳がんを経験しました。
私は長い間、女性の健康と医療に関する原稿を書き、女性特有の不調、病気や乳がん、子宮がんの取材を重ねてきました。
にもかかわらず「まさか私が…」と乳がんにかかったことは大きなショックでした。
「なぜ、がんにかかったのだろう? 私のどこがいけなかったのだろう」
それまでの自分の生き方を否定されたような気持ちになりました。


そこからです。健康の大切さを一層実感して、生活の見直しを始めました。
「若いうちに、もうがんにはかかりたくない。予防できる病気は予防したい! それがアンチエイジングと美容にもなり、元気に前向きに生きることにつながる」と思ったのです。


食と運動の取材を重ね、私自身も食と運動と生活習慣を見直しました。
体重は大きく変わりませんが、体脂肪は10%近く減り、筋肉量がググンとアップ。骨量は20代女性と同じです。


現在、日本人の死亡原因の約3割はがん、同じく約3割は脳卒中、心筋梗塞などで亡くなっています。
心臓、脳血管系の病気は、動脈硬化、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が原因です。生活習慣病は、生活習慣(=クセ)を改善することで予防できます。
世の中には予防はもちろん、早期発見すらできない病気が山ほどあります。予防できる病気を予防しないのはもったいない。そうは思いませんか?


私がかかった乳がんはもちろん、ほとんどのがんは検診で早期発見するのが最大の防御法です。しかし、がんも生活習慣で“リスクを上げない工夫"ができるものもあります。


まだ若いから、病気にはかからないと安心している人も多いかもしれません。若いうちは、病気のことを考えるより、ダイエットや美容のほうが興味あるのは当然です。
でも、スタイルアップし、いつまでも若く美しく生きたいと思うなら、若いころから病気予防の視点が欠かせません。現代医学では病気予防こそ、究極で最先端のアンチエイジングと考えられています。


そこで友人の管理栄養士、田中景子さんと『リバウンドゼロダイエット 「太りグセ」が「やせグセ」に変わる!』(高橋書店)という本を出版しました。


私たちの考える「ダイエット」は単なる痩身ではありません。体脂肪と筋肉をバランスよく保てば、体のラインは美しく保てます。
必要な栄養を適度に与えれば、免疫力や基礎代謝が維持でき、急速な老化が防げます。
また、血流や新陳代謝を改善すれば、肌のくすみがなくなり、ツヤやハリのある美肌になれます。


そのためにはまず、ひとりひとりが持っている「太りグセ」を見つけることが大切です。全部は紹介できませんが、「太りグセ」の見つけ方の1例を紹介します。


まず、あなたの日常をふり返ってみてください。

きっと、どちらでもいいけど、ついやってしまっている“太りグセ"のいくつかが見つかるはずです。
たとえば、美容にいいからとハチミツ入りのジュースを毎朝飲んでいたり、夕食を温め直すときひと口味見をしていたり、満腹でもご飯を残すのはもったいないから最後のひと口を漬物で食べていたり、などなど…。
そんな些細なことをやめても、「ダイエットにはならない」と思っていませんか?
たとえば、味見の里芋1個をやめれば25kcal⇒0kcalに。
ご飯ひと口を残せば25kcal⇒0kcalとなり、1日で80kcal分のカロリーを減らすことができるのです。
1日 80kcalのカロリーダウンの影響を計算してみます。
80kcal×30日÷70 kcal =342.85…g。
1か月で脂肪(体重)が約340g減ることになるのです。


1か月340gの減量では、ダイエットにならないと思うかもしれません。でも、これを1年継続すると340g×12か月=4080gです。体重は4kg減ることになります。
4kgって大きいですよね。洋服のサイズならワンサイズからツーサイズはダウンします。今年こそはダイエットしようと思いながら終わっている人は、ぜひ1か月に340g減量をバカにせず行ってみてください。
毎日繰り返すクセであればあるほど、“太りグセ"が減ると、“やせグセ"に変わる効果が高いです。さらに食事での減量に加えて、活動量を上げて筋肉量を増やせば、燃える体になり、効果は加速度的に早くなっていきます。


この本で紹介したダイエットは、太りグセを見つけ、やせグセに変えるだけで、リバウンドなくやせられる方法です。同時に、病気を予防し、筋肉・骨・脂肪のバランスがとれた美しいスタイルを実現できるアンチエイジング法です!

  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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