女性のカラダ

産後ハイで産後「早く退院したい!」と訴えた結果【知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし#7】

母子

前回「恥ずかしい!『産後ハイ』でやらかしちゃった事件簿【知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし#6】」の記事で、産後にハイ状態に陥り、いろいろやらかしてしまった話を書きましたが、もう一つ、このせいで病院の看護師さんを困らせたことがありました。私の産院では “ 帝王切開では術後7日から9日間入院すること” と決められていたのですが、じっとしていられず「もっと早く退院できませんか」と訴えたのです。


でも、いくら調子がよくても、産後のカラダを甘く見てはいけません。今回は、産後に無理をしないほうがいい理由をお話したいと思います。


出産が慣れっこに?3人目の帝王切開後はラクでびっくり

出産

1人目の自然分娩後は、初めての陣痛が痛すぎて産後もしばらく呆然としていました。2人目の帝王切開後は、麻酔の恐怖と、初めての開腹手術後の痛みでやはり呆然自失状態に。

が、3人目の帝王切開では、2人目のときと同じ術式、同じ執刀医と麻酔科医での手術。初めてのことがなかったため、精神的に落ち着いていたからか、術後の体もラクでした。


私が出産した産院は、手術時の麻酔が切れた後も、しばらく痛みを和らげる麻酔を使い、さらにそれが切れたら必要に応じて痛み止めの飲み薬が処方される、疼痛緩和を行う病院でした。2人目のときはそれでも傷口や産後の子宮収縮による後陣痛が痛くて、飲み薬までがっつり飲んでいたのですが、3人目のときは痛みが気にならなかったので、ほとんど飲みませんでした。

動けるようになるのも早く、看護師さんが術後の体をチェックしに来るときにもサッと起き上がったりして、「もう自分で起き上がれるんですね!」とびっくりされたくらい。


体力があるほうではないので、普段、体のことで「すごい、すごい」と言われることはほとんどありません。これでちょっと…調子に乗ってしまったのかもしれません(笑)


実家に預けた上の子2人が気がかりでしかたない

子ども二人

よし、産んだ!自分も動けるようになった!となれば、気になるのは実家に預けた上の子2人のことです。当時4歳と2歳の兄妹で、やんちゃ盛りのため、じいちゃんばあちゃんの体力がもつか心配でした。

一日でも早く退院したかったのですが、看護師さんに聞いてみると、産院のきまりで、帝王切開では標準で術後9日、早めたとしても最低7日は入院していないといけないとのこと(入院期間は産院によって差があるようです)。


でも、元気だし! 退院しても実家にいられるんだから大丈夫! 海外では帝王切開でも日本より早く退院するそうだし、ちょっと病院の偉い人に掛け合ってみよう!


と、夫や家族に訴えていたのですが、ほかでもない、上の子たちの面倒を見てくれている両親から「いやいや、今は無理しないで、病院がそういうんだから規定通り術後7日で退院しなさい」と諭されました。

…そう?それなら仕方ないからそうしようかな…でも暇だから日記帳持ってきて…とお願いして、普段全然書けていない10年日記帳に、ハイな感じの愛と情熱たっぷりな育児日記を書きなぐって残りの入院期間を過ごしました(笑)


産後は母体にも赤ちゃんにも何があるかわからない

病院

結果的に、あのとき無理をして早く退院しなくてよかったと思っています。

産まれた赤ちゃんは生後数日で黄疸が出て、しだいに落ち着いてくるものですが、息子は少し黄疸っぽい顔色が長引いて、退院後、1カ月健診を待たずに産院に連れて行って診てもらいました。様子見で大丈夫ということにはなったのですが、心配でしたし、生後1カ月もたたない子を連れて病院に行くのも一苦労でした。


母体は産後1カ月くらい悪露といわれる生理のような出血が続きますが、私は手術である程度出してもらえていたからか、すぐになくなりました。

でも、しだいに減っていくはずの悪露が1カ月経っても全然減らないとか、さらには突然の大出血に見舞われて失神したり、帝王切開なら傷口がまれに開いたり(近年ではめったにないそうですが)することもあるそうです。

産後の母体と赤ちゃんには何があるかわからないのです。


妊娠・出産時は何事も医師の判断に従おう

医師

私の場合、退院後も元気いっぱいでしたが、産後のハイ状態が落ち着いた3カ月後に、どっと魂の抜けるような全身疲労に襲われました。出産直後の母体はダメージが大きく、このときに無理をするとあとから体に響いてくるとも聞きます。

入院期間まで短くして無理をしていたらどうなっていたかと考えると、家族の言うことを聞いて思いとどまってよかった、と思います。


確かに海外では帝王切開後の入院期間が短い国もあるようですが、退院後は旦那さんの育児休暇が長く取れたり、お手伝いさんに来てもらったりしてサポートが受けられるとか、いろいろと事情が違うそうです。

入院環境なども異なるのかもしれませんし、素人が勝手に「入院なんて短くても大丈夫」と思い込まず、医師の判断にまかせたほうが無難でしょう。


産後のサポートは出産前に確保しよう

ベビーシッター

何より、産後すぐの大切なときに無理をして、赤ちゃんや母体に何かあってはいけません。出産後は、できるだけ体を休めて、赤ちゃんのお世話だけをゆっくりとできればOK。上の子が気になっても、頼れる家族がいるのなら、このときだけは甘えましょう。

家族に頼れない場合は、日本でも増えてきたという産後ケア施設やシッターサービスを検討するのもおすすめです。どちらの場合も、出産前に決めておけるといいですね。


ちなみに我が家は、出産前後に上の子たちの面倒を見てもらったお礼として、両親とカニ食べ放題温泉ツアーを予定しています。お礼といいつつ、私の出産お疲れ会も兼ねていますが(笑) 実家や義実家に世話になる場合は、お礼についても頭に入れておくと気持ちよくお願いできますよ。


NEXT》失言に注意!友人の出産に余計なことを言わないほうがいい理由



▼連載を1話から読む

・【#1】焼肉を食べると陣痛が来る!?3人出産してアノ迷信はどうだったか検証

▼知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし|バックナンバー

・【#2】「帝王切開は3回まで」のウソ・ホント

・【#3】こんなに苦労するとは思わなかった!ママたちの母乳事情

・【#4】「母乳神話」、気遣われるのも実は面倒!

・【#5】早めの話し合いが肝心!妊娠中・産後の義実家とのつきあい方

・【#6】恥ずかしい!「産後ハイ」でやらかしちゃった事件簿

▼鈴本りえさんの他の連載はコチラ

・『3人産んだ今だから言えること』我が家の少子化対策#1

・【女たちのネット詐欺事件簿 #1】ネットオークションの落とし穴

  • 鈴本りえ(ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

女子力アップ

編集部ピックアップ

女子カレとは?

今週のお悩みQ&A

広告掲載について

Facebook

Twitter

ページTOPへ