女性のカラダ

早めの話し合いが肝心!妊娠中・産後の義実家とのつきあい方【知っておきたかった妊娠・出産・育児のはなし#5】

妊婦

妊婦さんは心身ともにデリケート

初めての妊娠・出産の時、女性はとても繊細になります。自分以外の命を自分の体の中で育み、産むって、本当にすごいこと。しかも、多くの場合、大切な大切な、待望の赤ちゃんです。

自分のことよりもまず赤ちゃんを第一に考えることに一生懸命になるあまり、赤ちゃんを危険にさらすことや、赤ちゃんのことを第一に考えられない状況に対しては過敏になり、攻撃的になることもあります。


そんなとき、ストレスや夫婦喧嘩の元凶の一つになってしまうことがあるのが、義実家とのつきあいです。妊娠・出産時の行き違いで、「義実家とのつきあいが嫌になってしまった」とか、「もうあんな思いはしたくないから第二子は考えられない」という人もいます。妊娠出産時という超デリケートな時期じゃなければ問題なかったことも、その後のつきあいを決定的に壊してしまうような大事件になったりするのです。


そうならないために、お互いに心の準備をしておくことが必要です。では、どんなことが起こり得るのか、また、どうすれば皆が平和に過ごせるのか、お話したいと思います。


妊娠中は切迫早産やお腹の張りなどが起こりやすい

お腹の張り

私は妊娠中、子宮頚管が短くなりやすい体質で、3回とも切迫早産と診断されました。入院するほどにはいたらなかったのですが、2度目の妊娠では妊娠6カ月から自宅安静を言い渡され、上の子のお世話もある中、緊張した状態が続きました。3度目ではそうならないよう、妊娠初期からとにかく体に無理をかけまいと、引きこもって過ごしていました。

私の実家は遠方で、義実家は義母義父ともに仕事をしているため、切迫早産で入院なんてことになったら、上の子2人をどうするのか、見当もつかなかったからです。


切迫早産とまではいかなくても、お腹の張りを止める薬を飲んでいたり、貧血や便秘を抱えていたり、腰痛、背中痛、とにかく疲れやすいなど、妊娠中はいろいろと問題を抱えている人が多いです。ただ、見た目には元気な妊婦さんで、妊娠は病気ではないということが、周りの人とのつきあいをちょっと難しくするのです。


妊娠中に義実家に行きたくない!

疲れた妊婦

私の場合も、切迫早産気味でも見た目は普通だし、入院が必要なわけではないしで、人からは理解されにくい状態でした。義実家は我が家から徒歩10分と近く、それまで2週間に一度くらいは子どもを連れて顔を出していたのですが、行けば何かと気を遣うし、体も動かさないといけません。

切迫早産気味であることをちらっと話せば「横になっていていいよ」と言ってくれるのですが、自宅と違って子どもが触ってはいけないものもいろいろある義実家で、落ち着いて横になってなどいられるわけもありません。


2度目の妊娠中は、ちょっと行きたくないときがあっても、気を遣って行くこともありました。3度目では、行かないか、あるいは行ってもほとんど何も手伝わず、食事のときも「一切動かない嫁」を貫きました。とはいえ、義実家で「動かない」を貫くなんて、普通は簡単ではないですよね。


お正月や誕生日など家族のイベントでもめることも

お正月

友人の中には、妊娠中に盆正月や家族の誕生日、義妹の結婚式などがあり、無理をしてでも参加すべきか悩んだり、参加しなかったことで義実家との関係がぎくしゃくしたり、というケースがありました。


産後すぐのイベントや行事でも同様です。妊娠と同じく、産後の体調も人それぞれなので、妊娠・出産を経験した義母でも、人のつらさが理解できなかったりするのです。


大切なのは義両親と直接話をすること

話し合い

夫に「義実家、あんまり行きたくないけど…」とボソボソと言っても、夫ですら妊婦のデリケートな心情はすぐに理解しにくかったりします。自分はこう思っていた、夫はこのくらいなら平気だと思っていた、義両親は何も知らなかったから気を遣いたくても遣えなかった、ということになると、結局皆がモヤモヤを抱えることになりかねません。


一番いいのは、夫もいる場で、義両親に直接、妊娠の状況や悩みを話すことです。

できれば、そういうことなので「しばらくはどうしても慎重に過ごすことになると思うので、また産まれてから遊びに来ますね」ということまではっきりと、わだかまりができる前に早めに伝えましょう。「私も初めてのことで神経質すぎるのかもしれないのですが、もしお腹の子に何かあったら後悔するので…。今はこの子を守るためにいっぱいいっぱいなんです」というように本音を素直に伝えれば、義両親も理解してくれるはずです。


そもそも出産だけではなく、大変なのはその後の育児。「自分が頑張ればいい」と一人で抱え込んで無理するよりも、義実家にも協力を仰いで、全力で甘えていく位のほうが、居心地がよくなりますよ。


産後のお見舞いはタイミングが重要

産後のお見舞い

もう一つよく聞くのが、「産後の入院中、しんどいのに義両親がすぐに駆け付けて、対応するのが嫌だった」とか、「授乳中に義父が病室に入ってきたことがトラウマになった」というケース。


これも、モヤモヤの種になりそうだと思ったら、早めにまずは夫に伝えて、義両親に確認しておいてもらいましょう。「産後すぐは来ないでください」ということを、角を立てずに言うのが難しければ、ここは旦那さんにやんわりと伝えてもらうようにお願いしましょう。


自分から発信して、自分のペースに周りを巻き込む

会話

お伝えしたいのは、妊娠・出産を通して義実家ときまずい関係にならないために、前もって自分の気持ちや要望を頑張って伝えること。

妊娠・出産に際したときの心の持ち方や体調は人それぞれ。「察してほしい」「私の気持ちを考えてほしい」と思っていても、それはそもそも無理な相談だと思っていたほうが無難です。


義実家や夫に対してモヤモヤとした不満を抱く前に、まずは、自分がどう思っているのか、ご自身の心の中を整理してみてください。話すのが難しければ、一度文章にして準備しておくのもいいでしょう。


ぜひ、妊娠・出産を家族というチームで乗り越えてください。そのチームを、妊娠・出産責任者としてハンドリングできれば、その後の子育てもきっとやりやすくなりますよ。もちろん、意志を伝えた上で、家族の意見を聞き入れることも忘れずに。


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  • 鈴本りえ(ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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