女性のカラダ

『子どもが増えると家族は豊かになれるのか』我が家の少子化対策【最終回】

大家族

さて、本連載も最終回。2人目、3人目と子どもが増えると、総じて家族は幸せで豊かになれるのか?我が家の例をお話しつつ、考えてみたいと思います!


そうはいっても、ヘロヘロです

疲れる母親

そもそも、この連載をはじめた目的は、「2人目、3人目を産むか悩んでいる人の背中を、そっと押してあげられたら」というもの。なぜなら、3人育児、楽しいからです!……と言い切りたかったのですが、連載をはじめた頃、私は3人目の産後ハイでした。

産後2カ月なのに体がすごく元気で、家事も育児も順調で、思った以上に何もかもうまくいきそう!と、日々とても生き生きとしていたのです。

産後ウツならまだわかるけど、産後ハイって本当にあるんだな、と実感しました。


産後3カ月目からは、体はだるいし、ストレス性の過敏性腸症候群に罹って下痢が続き、それでもやらなければならない家事や育児が山積みで、おっとこれは夏休みを乗り越えられないかもと思い、東京から実家の母にヘルプに来てもらいました。

2週間、家事育児を手伝ってもらったおかげで、体調も回復し、夏休みは水族館にBBQに花火にプール、と子どもたちに満喫させてあげることができ、母にはとても感謝しています。


そして、別れは唐突に……

子供同士の遊び

ヘロヘロな上に、ここのところ4歳長男の赤ちゃん返りが激しくて、何をするにも「お母さん、お母さん」でした。


夏休みは仕事のため、幼稚園の預かり保育に預けるつもりだったのですが、「お母さんが大好きすぎるから幼稚園行かない」と言い出す始末。えーー、と思いつつ、週末には夫に子どもを遊びに連れ出してもらって仕事したり、徐々に仕事をセーブしながらやりくりしていました。


ところが、ちょうど今朝、「ホリデークラス(夏休みの預かり保育の名称)、今日で最後だからラストチャンスだよ」と言うと、ホリデークラスでしか会えない他の組のお友だちのことを思い出したようで「りのんちゃんと遊びたいから行ってくる」と、さらっと出かけました。

今日も長男と一緒だろうと思い、工作でもしようと牛乳パックを洗って準備していた私のほうが寂しくて、出かけるまで抱っこしたり、ほっぺにチューしまくったりして、長男に「やめてよ~」と言われてしまいました。


ああ、こうして子どもはある日突然、離れていくんだろうな。寂しい!


育児は自己実現ではない

親子

当然ですが、子どもは親の私有物ではないし、大きくなれば自分の人生を歩みはじめます。この先、きっと親の思い通りにならないことばかりでしょう。

だから、どれだけ親が苦労しても、見返りを求めてはいけない。子どもの人数だけなら、自己実現にもなるかもしれませんが、その後の育児にそれを求めると痛い目にあいそうです。


子どもが小さいうちは特に、子どものことだけを考えるようになるけれど、依存しすぎてはいけません。そうしないと、子どもが離れたときに立っていられなくなるし、子どもにとって負担になることもあるからです。


そして、私にとっては、子ども1人よりも、複数いたほうが子どもに依存しにくいかなと思っています。1人だと、その子のことばかり考えすぎてしまうからです。


それでも。母にしてくれてありがとう×3

3人の子供

それでも、3人の子どもたちは、私にとって人生最高のギフトです。

以前、この連載で、「育児の大変さは子どもが1人のときの倍になるわけではない」と書きましたが、子どもたちに対する愛情や感謝する気持ちは3倍です。

たとえ子どもが親を必要としなくなっても、人生をかけて貢献したいし、見守っていきたい。

あれこれ悩むことも多いですが、悩むことすら幸せです。


3人の子ども、一人ひとりとの時間を大切にしたい。と思いながら、つい疲れて手を抜いてしまい、自己嫌悪に陥ることも多いんですけどね。

子どもを真ん中にして、お父さんお母さんと手を繋いで歩いているご家族を見て、「大人のほうが多いと、手に余裕があっていいな~」と思ったりもするのですが、我が家は、誰かが欠けるなんてありえないし、これがベストの形だったと思っています。


きょうだい共に成長していく姿が励みになる

子供

子ども同士はとっても仲良し。

長男が幼稚園、長女が保育園に通い、次男が自宅と、日中はバラバラですが、帰ってきて再開するたびに抱きあったりして喜んでいます。

それと、長男も長女も、お互いがいるときのほうが、テンションが高い!その分、私は「こらーっ」と制さないといけない場面も増えるのですが、楽しいんだろうな、とほほ笑ましく思っています。0歳次男は、産まれたときから長男長女がいるので、周りがうるさいほうが安心して、よく寝ます。

1人目のときは、寝そうになったらそーっと動いていたのが嘘のよう(笑)。


子どもにとっては、親の愛情を独り占めできるひとりっ子のほうが、幸せに思うこともあるのかもしれません。

でも、我が家の場合を言えば、長男は1人の頃から他の子どもを見つけると親そっちのけで追いかけて行ってしまう子だったし、長女はお友だちのいる保育園が大好きで、お盆休みの一週間、保育園をお休みするのをすごく悲しんでいました。

結果論かもしれませんが、きょうだいがいたほうが、我が家の子どもたちにはよかったのかなと思います。


母の私には、子どもと1対1よりも、きょうだいが一緒に遊んだり、ケンカしたりしながら共に成長してくれているほうが、ぐっと心強いです。


答えは未知数。でも、家族が多いとおもしろい

家族

日々、将来のためのお金の計算をしている夫は、「これで大誤算があるとすれば、あなたが離婚したいって言い出すことだな」と言っています。いや、言いませんよ。3人のシングルマザーをやれる器じゃないですから。

3人育児というハードな共同プロジェクトに挑む私たち夫婦は、新婚の頃より確実にパートナーシップを深められていると思います。


そんなわけで、今の我が家はこの形で幸せですし、人数が増えたことで相互関係も深められて、豊かになったと言えそうです。ただ、子どもはまだ小さいですから、将来的にはわかりません。


それぞれの家族にベストな形があると思うので、絶対に子どもは2人以上いたほうがいい、とは言いません。

でも、やっぱり、いのちが産まれるというのはこの上なくすばらしいこと。そして、人数の多い家族は、多様性があって、おもしろいです。

あなたもぜひ、家族にとって理想の形を、考えてみてくださいね。



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『3人産んだ今だから言えること』

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『案ずるより産むがやすし?「子育ては3人目から」の真実』


『男として見れない!? 2人目妊活時、夫との関係は…?』


『上の子がかわいすぎて、下の子が愛せないかも』と、不安になったら?


『高齢出産だからこそ、2人目を産んだほうがいい理由』


『2人目を産んだら仕事は辞めるべき!?育児と仕事の両立の話』



  • 鈴本りえ(ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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