女性のカラダ

保育園ママ達の「二人目ラッシュ」が辛い 人生崖っぷち母ちゃん#8

人生崖っぷち母ちゃん » 連載を1話から読む マンガ8話

子どもが生まれると自分の生活スタイルが変化するだけでなく、つきあう女友達までもが変化します。子どもがいない友達や独身の女友達とはなんとなく疎遠になっていくものです。


かつて不妊に悩んでいた赤星ポテ子です。


妊活仲間と傷を舐め合う日々

女性カフェ

不妊治療中は、妊活仲間と治療の合間を縫ってよくランチをしていました。

当事者同士しか分かり合えない心情は、いつもそばにいる夫以上に心強い存在。古くから付き合いがある友達よりも居心地がよく、大切な戦友でした。


メンバーの中で誰かが妊娠すれば、妊活卒業のお祝いをするものの、その後は卒業した人とはなんとなく自然と疎遠になっていく。これか私たちの暗黙のルールでした。


そしてどこからともなく、友達の紹介でまた新しい人が加わり、メンバーはゆっくりと変化。遅い新陳代謝を繰り返し、1・2年が経つと気づけば顔ぶれはだいぶ様変わりしていました。


不妊で悩んでいる戦友とずっと一緒にいたので、「おめでた」よりも「不妊」の方がとても身近に感じていたあの頃。私たちにとっては妊娠とは簡単にできるものでなく、奇跡に近いくらいハードルが高いものでした。


妊娠してからは、不妊治療をしている人達の間に溝が…。

妊婦

私は2年間の不妊治療を経て、5年前に待望の息子を授かることができました。


自分が妊娠してからは、妊活友達といつかまたママ友として繋がれることを願いつつ…、かつての卒業メンバーと同じように、自然と不妊治療を続けている人達とは疎遠になっていきました。


お腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれて、不妊当事者としての気持ちが徐々に薄れていきました。

それと逆行するように子どもがいる人達との交流が活発になっていきました。妊婦さんやママ友と一緒にいる方が気をつかわずに子どもの話ができるから。自分の中で自然とのその匂いをかぎ取っていたのかもしれません。


保育園では常に誰かが妊娠&出産報告の嵐

保育園

私が住んでいた東京都内では、保育園の事情が厳しく、妊娠中から保育園の見学をはじめないと産後すぐに働けない状況でした。


「妊活」の次は「保活」。妊娠してからも大忙しで、あの手この手を使ってなんとか無事に入園でき、保育園ママ達と交流するようになってからあることに気がつきました。


第一子から第二子の出産報告を聞くスパンが短い。


私が子供の頃に比べて一人っ子が増えているように感じるものの、「日本、本当に少子化…???」と疑いたくなるほど、保育園では常に誰かが妊娠して、妊婦さんを見かけることが珍しくない状況です。


会社に勤めていた頃、育休・産休に入る人はいれど、保育園での妊婦さんの割合に比べると圧倒的に低いです。息子のクラスでは常にいつも誰かが妊娠している状況です。


今ではそんな状況にも慣れましたが、周りのママ達が軽々と二人目・三人目の壁を乗り越えていく姿は正直羨ましいものです。


「産みにくい人たち」と「産みやすい人たち」の違い

妊婦と女性

息子が1歳になった頃、母乳を与えなくても済むようになり、また子供が欲しいという気持ちが渦巻いてくるようになりました。


喉元過ぎればなんとやらで、あんなに苦労してやっと一人子供が出来たにもかかわらず、息子が1歳になるタイミングで懲りずにまた挑戦することを決意。


子育てと仕事をやりながらの通院。不器用な私には3足わらじを履くだけで精一杯。一人目のときほど全力で治療に向き合えませんでした。

年数経過による卵巣機能の低下に焦りを感じながらも、3年はくらいダラダラと治療を続けていました。


結果、私たち夫婦に二回目の奇跡は起こりませんでした。


私は息子のお陰でなんとかママになることができましたが、不妊には変わらない。

二人目の妊娠に再び向き合うことで、忘れていた自分の産む力の弱さの現実を突きつけられました。


それでも、一人目妊活中の友達とは昔と同じ感覚では付き合えない。

本当の悩みを分かち合えない。

「子どもができない」「兄弟を作ってあげられない」

私たちはそれぞれが違う悩みを抱えているから。


不妊は年齢とともに誰にでも起こりえる身近な問題です。それでも不妊に一度も悩むことなくママになり、子供を二人・三人とたくさん産める人もいることに不妊の世界とのギャップを感じ、保育園で妊婦になったママのお腹を羨ましく横目で眺めながら今日も思うのでした。


NEXT》「モノを捨てられない」母に強制的に捨てさせる方法 人生崖っぷち母ちゃん【番外編】



▷▷人生崖っぷち母ちゃん|バックナンバー

#1『ポチャッと小太り赤星ポテ子です』


#3『終わらない「一人目VS 二人目不妊」問題』


#4『子どもを二人産めない女は「女の宿題」をやり残している、なんて言わないで!』


#5『二人目ができずに悩んでいる私が救われた言葉』


#6『不妊治療で経験した想像を絶する「羞恥プレイ」 人生崖っぷち母ちゃん』


#7『アナタは何個当てはまる?片付けられない親がよく言うセリフ4選 人生崖っぷち母ちゃん【番外編】』



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  • 赤星ポテ子(イラストレーター&漫画家)

    武蔵野美術大学卒。不妊治療を経て一児の母に。いつか息子と海外移住できることを夢みている。 著者「ベビ待ちバイブル」「子どもにちゃんと伝わるお金の「しつけ」」(共著)など

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