女性のカラダ

生理痛がひどい?それ、子宮内膜症かもしれませんよ

プレスリリース子宮内膜症

 先日、バイエル薬品株式会社が主催する子宮内膜症に関してのセミナーに参加してきました。すごく身近な病気なのに、「子宮内膜症」と言われるとピンと来ない、そんな感覚の女性が多いのもこの病気の特徴といえるかもしれません。

 現代の女性が知っておきたい子宮内膜症について、セミナーレポートを交えながらご紹介したいと思います。


1.女性の2割しか知らないって本当?子宮内膜症とその原因

 さっそくですが、みなさんは子宮内膜症という病気をご存知でしょうか?


 先日、バイエル薬品株式会社が実施した「子宮内膜症および月経マネジメントに関する意識・実態調査」によると、20代~30代女性の子宮内膜症の認知度は、たったの21.9%。

グラフ1

 女性なら誰しも起こりうる病気にも関わらず、約8割の女性がこの病気を知らない、つまり自身のカラダで起きている治療が必要なトラブルを、認識出来ていない可能性があるとも言えるのです。


 これは、ゆゆしき事態ですよね。

 実は筆者もセミナーを受けるまで、子宮内膜症という病名は知っていましたが、その症状はまったくの無知。セミナーを受けている間、何度と無く戦慄が走りましたので、皆さんもこれを機に、ご自身のカラダに現れる症状と照らし合わせてみて下さいね。


子宮内膜症とは

子宮内膜症……本来子宮内にあるべき子宮内膜に似た組織(子宮内膜症組織)が、子宮以外の場所に発生して、月経が起こるたびに増殖・悪化していく病気(引用元:日本子宮内膜症啓発会議 子宮内膜症Fact Note)


 と、まあ堅苦しく書いてしまいましたが、要はこんな感じです。


生理の時に子宮内にできるはずの膜に似た組織が子宮外で発生・増殖

増えた組織が子宮内膜と同様に生理の時に脱落して、出血を起こす

血液がお腹の中にたまって炎症を起こす

子宮以外の周囲の組織と癒着するなどのトラブルを引き起こす


 特に卵巣に子宮内膜ができると、チョコレート色の古い血液がたまった袋状となるため、チョコレートのう胞と呼ばれています。


 子宮内膜症患者は年々増加の一途をたどっていて、その推定人数は現在の日本で260万人以上。生理のある女性の約10%に見られる病気となってきているんです。


子宮内膜症の症状って?

 バイエル薬品株式会社が運営するサイト「生理のミカタ」(https://seirino-mikata.jp/)によると、多くは強い生理痛を伴うとされています。生理痛がだんだんひどくなってきたという場合は要注意。吐き気や嘔吐、下痢などの消化器症状、腰痛、性交痛、排尿痛、過多月経や不正出血が見られるという場合もあるようです。


 症状だけ聞くと、生理中に感じるカラダの不調ばかりですよね。

「生理だから仕方ない」や「いつもの事だから」と気にも留めていなかったという方も多いのではないでしょうか?


 子宮内膜症が怖いのは、これらの症状だけでなく、その延長に不妊やガンなど様々なトラブルの原因になってしまう可能性がある事なんです。


2.子宮内膜症と不妊や癌の関係とは?

子宮内膜症の特徴的な症状の一つが「不妊」

 日本子宮内膜症啓発会議(以下JECIE)発行の『子宮内膜症FactNote』によると、排卵障害や受精障害など、子宮内膜症によって生じる様々な障害が妊娠を妨げる要因となっています。近年、妊娠を望んでいるにも関わらずなかなか妊娠できない女性が増えていますが、原因不明の不妊女性の約半数には子宮内膜症があるとされているようです。

 

子宮内膜症の影響は卵巣癌まで……!

 チョコレートのう胞が卵巣に発生してしまった場合、卵巣癌の発症率は子宮内膜症がない人の8倍以上と報告されています(小林博:日産婦誌 2005;57;N351-N355ほか)。その他の癌の発生にも影響があるとされており、放っておくと危ない病気なのです。


3.子宮内膜症の原因って?

 そもそもなぜ、子宮内膜症になるのでしょうか?

グラフ2

「現代女性は、昔の女性に比べて月経の回数が増えた」とされているのですが、実はこれが子宮内膜症の原因。では、なぜ回数が増えてしまったのでしょうか。その理由は先行の研究でも明らかになっていて、出産回数が減ったからだと言われています。

 以前は初経を迎えて数年~十数年ですぐに結婚と妊娠を経て、またすぐに次の子も妊娠するという生殖パターンでしたが、現代では晩産化や出産自体を選択しない女性の増加に伴い、生殖パターンは大きく変化しました。


 とは言っても、発症しない対策として子どもを設けるというわけにはいきませんよね。


4.現代女性のカラダもキャリアも大切にするために出来る対策は?

 そこで、自分でも意識できる対策をご紹介いたします。


① ホルモン剤の服用を検討してみて

 まず、オススメしたいのがホルモン剤(低用量ピル)の服用。ピルって副作用がひどいのでは、と不安に思う方も多いと思うのですが、それは現代ではまったくの誤解。いまや副作用がほとんど出ない低用量ピルも出ていて、その安全性も確認されています。生理は子どもを産むためには大切なことですが、生理が毎月順調に来ているからといって、子どもが産めるというものでもありません。

 生理痛がひどいようであれば、毎月の排卵を抑え、生理の回数自体を減らす治療を検討してみてもいいでしょう。


②『生理痛は当たり前ではない』という認識を持とう

 生理痛がひどくて、鎮痛剤が手放せない人も多いのではないでしょうか? 普段から痛みがひどいという方は、まず婦人科に行ってみてください。「生理は痛くて当たり前」「鎮痛剤があればなんとかなる」そう思って、我慢する必要はありません。むしろ、我慢し続けた結果、子宮内膜症と診断され重症化してしまったら手遅れ。

 子宮内膜症は慢性の病気であり、根気よく病気に向き合っていくことが大切とされています。カラダもキャリアも大切にするためにも20代30代の若いうちから、手を打っておくことが理想的です。


③webで簡単なチェックも可能

 病院に行く前に、JECIEが実施している子宮内膜症チェックをしてみるのも良いと思います。Web上で簡単な質問に回答するだけなので、いつでもどこでも手軽にチェックすることができます。こういった簡単なチェックをすることで、病院へ行くきっかけにもなりますし、子宮内膜症という病気が身近に起こりうるものだと考えさせられると思います。


▼セルフチェックはこちらから

http://www.jecie.jp/selfcheck/



参考

日本子宮内膜症啓発会議(JECIE)『子宮内膜症 Fact Note』(2013年11月)

生理のミカタ(https://seirino-mikata.jp/

バイエル薬品株式会社(https://byl.bayer.co.jp/

調査名:子宮内膜症およびと月経マネジメントに関する意識・実態調査

  • 女子カレ編集部

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