女性のカラダ

『セックスだけで赤ちゃんを授かれる人たち』人生崖っぷち母ちゃん#2

人生崖っぷち母ちゃん セックスだけで赤ちゃんを授かれる人たち

ポコポコ産める人がうらやましい

こんにちは、漫画家の赤星ポテ子です。


ポコポコ…。まるで水の泡のような音。

不妊治療をしていた頃、妊娠力が高い人達を私は心の中で密かにこう呼んでました。


「ポコポコ産める人たち」


この言葉、誰が聞いても聞き捨てならないですよね~(汗)

タイムマシーンがあったら、こんな下品な発言をしていた昔の自分を殴ってやりたい気持ちでいっぱいです。


子どもが三人いるママからお叱りを受ける

「水の泡のようにポコポコと産める人がうらやましい!」

SNSで妊活仲間とこんなやり取りをしていた時、お子さんが3人いる方からこのようなお叱りを受けました。


子ども三人います。

そんなに簡単に産んでいません。

なんだかイラっとする表現です。

※一部改変


お母さんと思われる人たちから、その発言にイイネの嵐。

私はカナシイネの気持ちでいっぱい。


今となって考えてみればお叱りを受けて当然です。

むしろ不愉快な思いをさせてしまい、あの時は本当に申し訳ございませんでしたと土下座で100回謝りたいくらいです。


でも当時の私はこんなことを考えていたんですよ。


私がしている妊娠のための苦労に比べたら、全然簡単に妊娠しているじゃん


ぎゃ~恥ずかしい!

穴があったら入って隠れたいくらい。


女の人が人生で経験する苦労ってなにも不妊治療だけじゃないんですよね。

でも妊活をしていた当時は、「不妊治療頑張っている=女として一番苦労している」という気持ちに少なからずなっていたと思います。


不妊様になっていた昔の私の言い分

私の一人息子タクゾー(5歳)は、体外受精11回目でやっと授かった大切な一粒種。


タイミング→人工授精→体外受精・顕微授精

体外受精にいたるまでの不妊治療のフルコースを私はすべてを経験しました。


不妊治療はお金もかかることは勿論のこと、精神的にも体力的にもエネルギー全てが持っていかれます。


だから「ポコポコ産める人が羨ましい」と言ってしまったんです。


当時の私の気持ちも分かる。

…だけどね、私は当時の自分にこう言いたい。


お産は本当に命がけ、育児は必至!

辛さに優越をつけてはダメ


産みの苦しみを味わいたかった

“この出産がこれで最後かもしれない”

“陣痛という産みの苦しみを味わってみたい″

そう思った私は、無痛分娩を選択しませんでした。


幸いにも陣痛がはじまってから、たった2時間の超スピード出産。

超安産でした。


安産とはいえ、それでも人生で一度も経験したことがない程、体に大きな負担がかかりました。

産後1週間は腰に力がはいらず、トイレ以外は歩けないくらい弱っていました。


体力が回復するまで本当に時間がかかります。

そんな状態で十分に睡眠時間をとれない状況が数か月続きました。


赤ちゃん、とくに新生児のお世話は命がけ。

入社してすぐの新人がいきなり大きなプロジェクトを任されるようなものですよ。

仕事なら死者はでないけど、新生児のお世話を一歩間違えると命の危険がともないますからね。


「ポコポコ」と簡単に次々産めたらどんなに楽か…。

出産だけが人生のゴールじゃない。

産んで育てるのも一苦労。


妊娠・出産を通して、私は不妊症で悩む当事者から、育児に悩むママへと心境が変化したのです。

身をもって経験しなければ、想像が出来なかった苦労がたくさんありました。


妊娠してからこれまでの苦労を、たった一言「ポコポコ」と表現されたら嫌だな。

ママになって始めて素直にこう思えたのです。


あんなに大変だった出産でも、また二人目が欲しくなる

出産は勿論、妊娠期間中も大変だったけど子育ても大変。


あんなに大変だった出産ですが、子育てが少し落ち着いてきた今でも、何かとまだまだ大変です。


それでも不思議なことに、喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよく言ったもので、産後しばらく経つとまたすぐ二人目が欲しくなりました。


私がポジティブ思考の持ち主で出産の痛みをすぐ忘れてしまうのか、それともタクゾーが可愛い過ぎるからなのかは分かりません。

恐らくその両方なんでしょう。


紆余曲折があって二人目は諦めましたが、もしまた二人目を授かることが出来たなら、今度は迷いなく無痛で産みたいです。


(やっぱり痛い思いをするのは嫌!出来る事ならポコポコ産みたい…無理か(笑))


NEXT》#3『終わらない「一人目VS 二人目不妊」問題』


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#1『ポチャッと小太り赤星ポテ子です』



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  • 赤星ポテ子(イラストレーター&漫画家)

    武蔵野美術大学卒。不妊治療を経て一児の母に。いつか息子と海外移住できることを夢みている。 著者「ベビ待ちバイブル」「子どもにちゃんと伝わるお金の「しつけ」」(共著)など

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