女性のカラダ

「タイミング法」の妊娠率は一回で約20%?いつまで続ける?

妊活

前回の記事では、基礎体温の正しい測り方と習慣化の方法について解説してきました。


今回は、基礎体温表をもとにして妊活を行う「タイミング法」についてご紹介します。


タイミング法とは? 夫婦が主体的に行うことが大切

タイミング法

タイミング法とは、排卵日に合わせてセックスをすることで妊娠することを目指す方法です。


大きく分けて、

①医療機関で排卵時期を確認してもらい、セックスのタイミングを指導してもらう方法

②夫婦で排卵時期を確認し、排卵のタイミングに合わせてセックスする方法

のふたつがあります。


ここでは、上記ふたつのタイミング法の実際について『新妊娠レッスン―ふたりの妊娠力がみるみるアップする 』(放生勲著・主婦と生活社)を参照しながらご説明します。


①の方法を行ううえで重要な、医療機関による排卵時期の指導の丁寧さや知識量は、医師によってまちまちだと著者は述べています。


排卵が近づいたら経腟超音波検査で卵胞の大きさを調べ、セックスを行うタイミングを指導するのが「タイミング法」です。たしかに有効な方法ですが、このためには排卵前に何度も医師のもとに通う必要があります。最近では、あまりていねいにチェックしてくれないという訴えもよく耳にします。また、排卵をより確実にするために、注射薬の排卵誘発剤を使うこともあります。不妊治療を経験した型のほとんどが、「タイミング法」という治療を経験しています。ところが、このタイミング法も医療機関によってさまざま。ピンからキリまでといった印象があります。(P.34-35)


そのため、医師の指導も大切ですが、「夫婦で主体的に行うタイミング法」が理想だと著者は主張しています。


不妊は夫婦の問題である以上、夫婦が主体となって行うのが理想的です。(略)大切なのは下記の3つです。


1・基礎体温表で自分の体温のパターンを知る

2・排卵日検査薬で排卵日を予測する

3・排卵日に合わせてなるべく多くセックスする


ごく当たりまえに聞こえるかもしれませんが、このタイミング法によって多くのカップルが妊娠しています。(P.35-36)


医療機関でタイミング指導を受けるといくらかかる?

妊活の費用

次に、医療機関でタイミング指導を受けた場合の医療費についてみていきましょう。


「妊活はお金がかかる」というイメージがありますが、タイミング法には保険が適用されるため、高額になることはほとんどありません。


ただし、超音波検査は月に一回までが保険適用の範囲ですから、月二回以上受診する場合は、病院によって若干料金が異なります。一回あたりの受診料金は2,000円~3,000円で、一周期あたりの費用は1万円程度になることが多いようです。


不妊治療は保険が適用されるものとされないものがあります。

どの範囲まで保険が適用されるのか、気になった方は厚生労働省の資料をご参考ください。


タイミング法をつかったら、いつ妊娠できる?別の妊活に切り替えるタイミングは?

タイミング法を開始したら、気になるのは、「タイミング法を使ったらどれくらいの期間で妊娠できるか」でしょう。また、もしタイミング法で効果がでなければ、どれくらいで別の妊活にステップアップすべきなのか、も気になるところです。


タイミング法での妊娠率については、『いつまで産める?わたしの赤ちゃん いま、不妊治療・生殖医療ができること~自然妊娠から卵子提供・代理出産まで』(川田ゆかり著・実業之日本社)では、以下のように述べられています。


タイミング法とはいえ、卵巣機能にも子宮の機能にも問題がなく、男性側にも問題がない、という「妊娠適齢期」の夫婦でも、このような治療なしの自然妊娠においては、1回の月経周期につきの妊娠率がおよそ20%程度と考えられています。ですから、単純計算すると、5回に1回妊娠する確率になります。あなたがまだ32歳未満の場合は、だいたいその計算でいくことになりますので、早ければ半年以内の妊娠を期待しつつ、とりあえずはこの「積極的なタイミング法で1年様子を見る」ということになるわけです。(P.154)


医療機関の受信・妊活のステップアップのタイミング

医療機関を受診せずにタイミング法を行っている場合、「いつ医療機関を受診し、別の妊活に切り替えるか」迷われる方も多いと思います。ここでは、著者が勧める年齢別の病院受診のタイミングをご紹介しておきます。


20代…すぐに子どもがほしいと考えるなら、1年のタイミング法のあと、結果がでなければ受診


30歳以上35歳未満…一年間のタイミング法で結果が出なければ受診。すぐに子どもが欲しい人は6か月でも受診


35歳以上37歳未満…6か月積極的なタイミング法で結果がでなければ受診


37歳以上40歳未満…6か月も待たずにタイミング法と受診の予約を両立させる


40歳以上…自己卵子による子どもがほしいのであれば、なにはともあれすぐ受診

(P.156)


また、『最新 不妊治療がよくわかる本』(辰巳賢一著・日本文芸社)では、35歳未満の女性であっても、6か月~8か月ほどで人工授精などの不妊治療への切り替えを検討するべき(P.145)と述べています。


医師や書籍によって若干のぶれはありますが、35歳以下の女性であっても、半年~1年程度タイミング法を行い、効果が出なかった場合は、医療機関を受診し、次のステップに進むのが合理的な判断だと言えそうです。


さいごに

今回は、妊活のファーストステップともいえる、タイミング法について簡単に解説してきました。

次回は、妊活をよりスムーズに行うための、妊娠しやすくなる生活習慣や食生活についてご紹介します。



≫ 40歳までに知っておきたい、心と体のこと

生理前、わけもなく泣いていた私がもっと早く知りたかったこと

①第一子は何歳で産む?【産む・産まない いつまでに決断するべき?】

②いつまで妊娠できる?【産む・産まない いつまでに決断するべき?】

③精子も老化するってほんと?【産む・産まない いつまでに決断するべき?】

タイミング法を成功させるために「基礎体温」の測り方・続け方を知ろう

  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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