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基礎体温でわかる!美肌リズム
- 更新日:2019/12/20
- 公開日:2019/12/20
肌周期は、生理周期と連動しています

肌は、生理周期で変わるのを知っていますか? たとえば、吹き出物が出やすいのは、生理前のPMSの時期ですよね。基礎体温をつけていると、肌周期に合わせたケアがしやすくなります。
生理周期は4つに分けて考えます。
①生理期
肌が敏感な時期。かゆみが出たり、カブレたりしやすい時期です。
②卵胞期
エストロゲン分泌が多く、肌も髪もツヤツヤピカピカで、メークも決まる時期。肌の調子は最高です。
③黄体期
肌は比較的落ち着いています。次に来るPMS期に備えて、肌体力をつける保湿ケアがおすすめです。
④PMS期
プロゲステロンの分泌がエストロゲンの分泌を上回るため、皮脂分泌が過剰になり、テカリやニキビ、吹き出物が出やすい時期。プロゲステロンは、水をため込みやすいので、むくみやすいときでもあります。
エストロゲンとプロゲステロンが肌周期に関係しています
このように、肌は、女性ホルモンのリズム(周期)に大きく影響されます。
生理後から排卵までのエストロゲンの分泌が盛んな時期は、ひと月の中で最高に肌がキレイなときです。
ところが生理前のPMS期で、プロゲステロンの分泌が盛んになると、肌の状態もダウンします。吹き出物など肌トラブルが増える時期ですね。
肌のためには、女性ホルモンによって変化する肌調子に合わせたケアをしましょう。肌周期にかかわらず、どの肌周期でも大事なのはUVケアです。肌のためには、年間とおしてUVケアを大切にしましょう。
生理期の肌ケアは…

生理のときは、PMS期にできた吹き出物などが治っておらず、肌が敏感な時期です。
刺激を加えないケアをすることが大事です。フェイスマッサージやゴマージュなどのケアは、肌に負担がかかりやすいので、避けたほうが無難です。
肌にのせるシートタイプのパックなら、肌を刺激せずにリラックスできます。
保湿ケアは大事です。吹き出物ができていると、つい脂分のあるクリームや美容液などのケアは避けがちですが、毛穴が開いて脂分が肌から出ているときは、逆に肌の内側は乾燥しがちです。
敏感肌用のクリームなどで保湿は怠らないようにします。夜だけでなく、紫外線やホコリなどを浴びる日中のケアこそ、保湿を大事にしてください。
生理が終わった後の卵胞期の肌ケアは…

エストロゲンの分泌がプロゲステロンより多い生理後の時期は、肌も髪も艶があって絶好調です。素肌の美しさを生かすメークを楽しみましょう。
肌の肌理もいちばん整っている時期なので、新しい化粧品やメークを試すにもいい時期です。
また、カラーリングやパーマ、むだ毛処理など、刺激のあるケアは、この時期にします。フェイスマッサージやゴマージュ、ピーリングなどのケアも、この時期におすすめです。老廃物がとれて、ひと皮むけた透明感のある素肌になります。
排卵後からの黄体期の肌ケアは…

排卵後は、プロゲステロンの分泌がエストロゲンを上回りますが、まだ、肌は落ち着いています。フェイシャルマッサージやゴマージュもOKです。
リッチなタイプのクリームや美容液も、スペシャルケアとして使ってみるのもいいでしょう。
オイリー肌の人は、そろそろ、吹き出物が出やすくなるので、注意しましょう。オイリー肌の人でも保湿は大事。化粧水だけでは不足気味。さっぱりタイプのクリームや美容液を追加して保湿は怠らずにいきましょう。
生理前1週間のPMS期の肌ケアは…

肌の皮脂分泌がひと月の中でいちばん盛んになる時期です。敏感肌用やさっぱり系のスキンケアアイテムを使ってみるのもおすすめです。
特に、洗顔料は刺激のない敏感肌用のものにして、肌トラブルのあるときこそ、洗いすぎにくれぐれも気をつけましょう。絶対こすってはダメです。
洗顔は、汚れを軽く落とす程度で十分。大事なことは、保湿です。
吹き出物対策には、十分な睡眠とビタミンB、C、Eとミネラルなどの栄養をたくさん摂ることが大事です。
また、プロゲステロンが優位なこの時期は、いちばんむくみやすい時期なので、塩分の摂りすぎには気をつけます。また、暑い季節でも湯船につかって汗を出し、血行をよくすることもむくみ予防だけでなく、肌のためにも大切です。
基礎体温をつけていると、ホルモンバランスのリズムがよくわかり、肌周期に合わせたケアができます。素肌美人をめざすなら、基礎体温を測ることは欠かせません。
▼著者:増田美加さんの人気コラム▼
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増田 美加
(女性医療ジャーナリスト)
女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。
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