女性のカラダ

乳がんの真実② 外見のケア~乳がん経験者からのメッセージ~

乳がんの女性の見た目のケア

乳がん治療では外見(アピアランス)のケアが治療を支えます!

いま、乳がんは早期発見が進み、働きながら治療する時代になりました。

そのために、「社会から孤立せず仕事を続けたい」「治療以外では普通の女性でいたい」という願う患者さんの声を応援するため、がん患者さんが治療を継続しながらも、前向きに生きることができるようにと、医療の中でアピアランス(外見)ケアが重要と最近は考えられるようになりました。

これは、がん医療の大きな進歩です!

がん治療では、髪やまつ毛、まゆ毛が抜けたり、爪が変形したり、肌が黒ずんだり、荒れたりすることがあります。そんな外見の副作用をカバーすることが、がん治療を続ける勇気になり、治療を助けることにもなるのです。


抗がん剤治療で髪が抜け、肌が黒んでも…

乳がん治療がつらい

ある患者さんは、「抗がん剤治療の前にまず行ったのは、おしゃれなウイッグを買うこと」だったと言います。

治療中はずっと寝込んでいるわけではなく、元気なときは外出をして人にも会う。そのときはがん患者じゃなく、普通の女性でいたい…。


でも実際、脱毛した自分にウイッグをつけてみたが、なんだか似合わない。抗がん剤の副作用で肌が黒ずんで、眉もまつ毛も抜けた顔は、病人そのもの。


患者さんのこのような不安の声を聞き、がん専門医療機関でアピアランス(外見)の相談ができる施設ができつつあります。

抗がん剤治療中でも、元気に見えるメイク法を教えてくれたり、ウイッグの選び方、スキンケアの方法なども教えてくれます。


キレイになるとつらい治療も乗り越えられます

キレイになる女性

抗がん剤でも元気に見えるメイクのコツは、くすんだ黒っぽい肌をコントロールカラーで調整します。

眉を描き、まつ毛の代わりにアイラインとアイシャドウでカバー、チークを入れて仕上げはウイッグです。


患者さんは外出先で「最近、きれいになったね」と言われると、「つらい治療を乗り越えられる!」と元気になれます。

家族にとっても、自分の妻や母がメイクをしてきれいでいることで、心配が和らぎ、安心できます。


アピアランス(外見)を整えて元気に見せること、アピアランスの悩みに向き合うことは、患者さんが社会の中で孤立せず、働きながら治療を行うために、とても重要なこと、と医療者が理解し取り組んでいます。

今では、全国で多くのがん治療施設や患者会で、元気に見えるメイクセミナーが行われるようになっています。



国立がん研究センターでも外見の悩みを支援しています

悩みのケア

2013年には、国立がん研究センターにアピアランス支援センターが設立されています。

また、2016年には、医療者向けの「がん患者に対するアピアランスケアの手引き」が出版されました。


社会で仕事を続けながら、がん治療を継続するには、外見ケアで心を支えることがいかに重要かを今、医療者が認識し、ケアの重要な柱になっています。


●がん治療にともなう外見の悩みを支援する取り組み

アピアランス支援センター



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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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