女性のカラダ

PMSを漢方の考え方で対処してみよう!

PMS対策

生理前に不調に襲われる人は…

月に一度、イライラする、気分が落ち込む、悲しくなる、むくむ、眠くなる、疲れやすいなどの不調が出る時期がありませんか?

生理前になると、こういった症状が出て、チョコレートやジャンクフードを爆食いしてしまうことはありませんか?


症状は人それぞれですが、生理前に起こり、生理が始まると消えていく、このような症状のことを“PMS(月経前症候群)”と言います。

PMSの漢方的な改善方法についてご紹介します。


手が黄色い女性がPMSになりやすい!?

漢方的な考え方で、手の黄色い人は、「血虚(けっきょ)」と言って、血が不足していて胃腸の働きが低下していると考えることがあります。

女性は、普段はそうでなくても、血虚に陥りやすい時期があります。


それが、生理前から生理直後までです。

また、いつも手の黄色い人は、慢性的な血虚で、生理前から生理直後までは、さらに血虚の症状が出やすくなります。


漢方医学では、「血の働きはメンタルを落ち着かせる」と考えるため、血虚は、PMSのイライラや落ち込みの原因とも考えます。


また、精神不安定なことによって、糖質の多いお菓子やジャンクフードをたくさん食べたくなることもあります。


女性に影響する血虚の症状はPMS以外に3つあります

血虚は、生理痛、頭痛、冷え症にも影響します。


漢方医学では、痛みの原因を大きくふたつの方向から考えます。

まず、気や血が巡らなくなったことで栄養不足が起きて、痛みが生じる。もうひとつは、気や血が巡らず、滞っているときに痛みが生じる、と考えます。

血虚で起こる血の不足は、生理痛の原因になるのです。


また、生理のときには、血虚のため、生理痛と同様の理由で頭痛が起こることが多いです。

さらに血虚で血が不足して、巡りが悪くなることから、手足などの末端が冷えやすくなります。


血虚に陥らないための食事対策は…

手が黄色い血虚の人に、よくある食習慣としては、朝はパンとコーヒー、昼はパスタ、お菓子をつまみ、夕飯はあっさりとカップスープとサラダで済ます…。

また、お菓子だけ食べて食事を抜いてしまうこともあります。


このような食事は、糖質が多く、タンパク質が不足しています。体の材料となるタンパク質が不足すると、血虚の症状に陥りやすくなります。

タンパク質の量を意識して、肉や魚、豆などを積極的に摂るようにしてください。


また、甘い物やお米、麺など糖質が多い食事に偏りやすい傾向にあります。


血虚の人は、胃の負担になるような脂っこい食事を控えて、消化を促進してくれる大根やカブ、キャベツなどの食材を多く食べるようにするとよいでしょう。


PMS(月経前症候群)対策のための漢方薬

イライラ、落ち込み、むくみ、めまい、疲れ、下腹部痛、肩こり、胃の不快感、腰痛、にきび、耳鳴り、便秘、眠気、不眠などのPMS。

生理1週間くらい前から、生理周期に伴う女性ホルモンのバランスの変化が原因で、ストレスで症状が悪化します。


婦人科での治療としては、ホルモンバランスを整える低用量ピルで治療することもあります。メンタルの症状が強い場合には、抗うつ剤が有効なこともあります。また、腰痛や頭痛には痛み止め、不眠には睡眠導入剤と、症状ごとの対処療法になります。


漢方医学では、PMSのときは、血の滞りや水の滞りに、ストレスや冷えが加わって、ますます血の巡りが悪くなり、水がたまりやすくなります。漢方薬はPMSの症状への対応は、得意分野といえます。

漢方薬だけでなく、ストレスケアや体を冷やさない日常生活のケアも重要です。

 

血の滞りがある“瘀血(おけつ)”の人には「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」がよく使われます。

水の滞りがある“水滞(すいたい)”の人には「加味逍遥散(かみしょうようさん)」「抑肝散(よくかんさん)」「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」。

ストレスが強い場合は、「加味逍遙散」、「抑肝散」などが代表的です。


これらのほか、ひとりひとりの体質に合わせて、複数の漢方薬を組み合わせて使うこともあります。


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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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