女性のカラダ

脚のむくみ、原因は病気!?脚をむくませる病気をチェックしよう

足のむくみを気にする女性

夕方にパンパンに脚がむくむけど、どうすれば?

ブーツの季節になり、「昼間は平気でも、夕方になると脚がパンパンにむくみます。だるいし見栄えも悪いし、どうにかなりませんか?」という女性たちが増えています。


女性は、女性ホルモンと筋力の関係で、むくみやすい素地を持っています。特に、PMSの時期と更年期に、むくみが気になる人が増えてきます。

まず、背後に何か病気が隠れていないか、をチェックすることが大事。単なるむくみと思って放置しないようにしましょう。


むくみに加えて、以下の症状があったら要注意です。

徐々に悪化するむくみや、ほかにも気になる症状がある場合は、病院を受診しましょう。


□子宮、卵巣周辺の病気がある

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子宮筋腫、卵巣のう腫などの可能性が。子宮や卵巣に腫瘍があると、脚の付け根のリンパに滞りが生じ、下半身の冷えやむくみにつながることがあります。気になる症状がある場合は婦人科を受診しましょう。


□皮膚の乾燥、寒がり、全身倦怠感、体重増加など

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甲状腺機能低下症の可能性も。女性に多い甲状腺の病気。甲状腺の機能が低下し、さまざまな不調が起こります。血液検査でわかるので気になる症状がある人は、一度、内科を受診しましょう。


□膝裏やふくらはぎに青い静脈が見える

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静脈瘤(じょうみゃくりゅう)の可能性も。足のだるさや疲れがある場合も。同じ姿勢をとり続けたり、下着の締め付けで起こることもあります。外科での手術もありますが、弾性ストッキングによるケアも有効です。


□片足だけパンパンにむくむ

□過去に子宮がんなどの手術、放射線治療を受けた

リンパ浮腫(ふしゅ)の可能性が。婦人科系のがんの治療で、下半身のリンパ節を切除したり、放射線治療をしたことで起こるむくみ。治療後、時間が経ってから突然起こる場合もあります。


□現在、下記の薬を服用している

薬剤性のむくみを疑う場合。ホルモン剤、抗炎症剤、抗うつ剤、下剤、利尿剤、降圧剤、抗生物質、甘草(かんぞう)を含む漢方薬などの服用で起こります。処方したクリニック、薬局で相談しましょう。


□顔や全身もむくむ

腎臓、肝臓、心臓の病気。ひどいだるさや疲れやすさをともなう場合、腎臓(慢性腎炎、腎不全、ネフローゼなど)、肝臓(肝硬変など)、心臓(心機能障害)などの可能性も。


これらの病気でないことが除外できれば、冷えなどによる単なる“むくみ”と考えて対処しましょう。


足がむくむ原因は?

毛細血管から水分が過剰に移動して、細胞と細胞の間にたまってしまった状態がむくみです。

むくみの原因は、運動不足や長時間にわたる同じ姿勢、交感神経優位の生活(毎日ストレスが多い…など)、きつい下着の着用など、さまざまあります。

また、女性はポンプの役割をしている、ふくらはぎの筋力が落ちてくることも影響します。


さらに、女性ホルモンのバランスが変わるのも、むくみの原因に。女性ホルモンは、体内の水分量の調節にもかかわっているからです。


漢方薬はむくみ解消が得意です

背後に隠れた病気がない場合のむくみは、漢方診療の得意分野です。


漢方的診療では、「望(ぼう)診(しん)(顔色や表情などをみる)、脈(みゃく)診(しん)(脈拍やリズムだけでなく脈の強弱も)、舌(ぜつ)診(しん)(色や形、湿り具合、裏側の血管などみる)、腹(ふく)診(しん)(おなかを触り抵抗感や冷たさなど)」を行います。

そして、「気(元気の気)、血(血液)、水(水分)」の状態や体力の有無ほか、さまざまな要素から証(しょう)(体質や状態)を診断。この証の見極めこそが漢方の命です。


漢方薬は、証を見極めて処方されます。

足のむくみの場合は、水のバランスを整える薬が処方されることが多いです。

また、むくみに冷えをともなっている人も多いので、血行をよくして冷えを解消する処方もあります。


女性のむくみによく処方される漢方薬は、「五苓散(ごれいさん)」「防巳黄耆湯(ぼういおうぎとう)」「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」などです。


血流アップがポイントです

むくみ解消のためには、血流をよくすることが大切。

マッサージの方向は、心臓に戻るような方向でさすりながら、リンパ液を流すとより効果的です。


有酸素運動は効果的ですが、マッサージや入浴も、有効かつ優秀なセルフケアです。


ケアのポイントは、その日のむくみはその日の内にリセットすること。

放っておくと、体調不良や体重増加につながるだけでなく、太い足のまま戻りにくくなってしまいます。


足のマッサージは入浴後、血流がいいときに行うと効果的。

クリームやジェルを使うことで滑りもよく、効果が高まり、香りも楽しめます。


入浴効果で末梢血管まで血流を促進します

また、入浴時は、炭酸系の入浴剤を入れると、抹消血管まで拡張するので、血流促進と滞った水分のデトックスになります。

水圧と入浴剤の炭酸ガスで、抹消の血管を拡張し、効果的に血流を促進します。入浴剤を入れて40℃のくらいのお湯で15~20分くらいがおすすめです。


血流をよくするためには、リラックスも大切。自律神経の乱れを改善し、副交感神経を優位にするために、好きなアロマオイルで香りを楽しむのもいいですね。


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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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