女性のカラダ

私たちの力になってくれる婦人科医の選び方

生理痛で悩む女性

生理周りの悩みベスト5は…

女性の生理周りの悩みベスト5は、生理痛、生理不順、PMS(月経前症候群)、不正出血、おりもの…です。


不調は早めに解決しておくことが、将来の妊娠や更年期障害の予防のためにも大切ですね。

それに、女性ホルモンのバランスを整えておくことは、アンチエイジングにもつながります。


20歳以降になったら、大人の女性のたしなみのひとつとして、かかりつけの婦人科クリニックを持っておきたいものです。

そこで、婦人科にかかるポイントと、婦人科クリニックを選ぶときの技を紹介します。


20代30代に必要な検診は何?

「乳がん検診はどこで受ければいいのですか?」とよく質問を受けますが、20代30代なら、「乳がん検診は40歳からでOKです。“子宮頸がん検診”を受けて!」とお話しします。


乳がんは40歳以上に多いがんで、20代30代で乳がんにかかる人は乳がん全体の1割未満と多くありません。けれども子宮頸がんは、どの年齢よりも20代30代に多いがんで、しかも急増しています。


子宮頸がんの検診とは、「子宮がん検診」のことです。まったく自覚症状がなくても、20歳になったら、年に1回は受けたほうがいい検査です。

子宮頸がんは、早期には自覚症状がないがんです。もし、子宮頸がんにかかっていたとしても、生理も順調で、痛みもありません。


自治体や企業検診で受けていない人は、婦人科クリニックで受けてください。

子宮頸がん検診で、婦人科クリニックを受診すれば、そのほかの大事なポイントもチェックしてくれますのでおすすめです。


早期発見できれば、がんになる前に治療できる

子宮頸がんは、“異形成”という前がん状態(がんになる前の状態)から進行します。異形成のほとんどが自然治癒して正常に戻りますが、一部、がんに進行しやすい状態まで進み、「高度異形成」となります。


高度異形成を気づかずに放っておくと、子宮頸がんに進みます。

高度異形成の状態で見つければ、円錐切除術という子宮の入り口だけをレーザーで焼くなどする、簡単な治療ができます。日帰りで行っているクリニックもあります。


また、高度異形成の前の段階、軽度、中度異形成の段階で、日帰りで“子宮頸部蒸散術(CO2レーザー)”の治療を行っているクリニックもあります。


子宮の入り口(頸部、腟部)の前がん状態の異形成の部位に、CO2レーザーを照射し、病変を焼いてしまう治療法です。蒸散術は麻酔が必要ないため、日帰り治療が可能で、治療時間は約20分程度です。


ただし、この蒸散術の治療前には、きちんとした正確な診断が欠かせません。

①“細胞診”の診断で軽度異型性~中等度異形成。② “組織診”の診断で軽度異形成(CIN 1)~中等度異形成(CIN 2)までであること。③ 治療範囲がコルポスコープで見える範囲にあること。


ホームページなどを見て、子宮頸がんの情報が丁寧に書かれているクリニックを選ぶことも、婦人科選びのポイントです。


かかりつけの婦人科医の選び方

精度の高い“子宮頸がん検診”も、早期治療も、婦人科のかかりつけ医を持っていることで叶うことが多いです。


婦人科選びのポイントは、子宮頸がんの検診や子宮頸がん予防ワクチンについて、詳しいこと。

また、低用量ピルやホルモン補充療法(HRT)などのホルモン剤や漢方薬に詳しい婦人科医は、つねに新しい情報を入れていますので、あなたがホルモン剤を使わない場合でも、婦人科医としておすすめです。


こういった医師が、子宮周りのお悩みベスト5にあたる、「生理痛、生理不順、PMS(月経全症候群)、不正出血、おりもの」を、丁寧に診てくれる婦人科医だと思います。不調改善のために、低用量ピルや漢方薬のほか、一人ひとりの希望を聞いてさまざまな治療を提案してくれます。

提案してくれる治療の選択肢の多い婦人科医を選びましょう。


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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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