女性のカラダ

女性の不調によい漢方は向く人、向かない人がいる!?

漢方薬にも副作用はあります

女性の関心が高まっている漢方薬。イメージでは「体にやさしい」「副作用がない」「自然でいい」という印象ですね。

もちろん、漢方薬は女性の心と体の味方なのですが、漢方薬も薬ですから、副作用はあるのです。


医師の指示を守って服用することが大切

漢方

漢方薬には副作用がないと思う人もいるかもしれませんが、これは間違いです。

「証」(体質やタイプ)や症状に合わない薬を使ったり、大量に使い過ぎたり、薬の組み合わせが悪かったりすると、さまざまな症状が起こる場合があります。


漢方薬も薬です。初めての漢方薬を服用する場合は、自己判断でドラッグストアなどで購入するのではなく、まずは医師に処方してもらうことが大切。

また、漢方薬服用中も定期的に検査をしながら、続けることも大事です。医師の指示を守って、正しく服用してください。

自己流で服用していると、「効果がなかった」「副作用があった」「私には向かない…」とせっかくの女性の不調対策に適した治療のアイテムを結果、使えないことになってしまいます。


同じ症状でも違う漢方薬が処方されることも

漢方

西洋医学は、原因がはっきりしている病気への治療が得意です。

けれども、漢方医学は、西洋医学では病気とみなされないような不調対策も得意分野です。

西洋医学では、同じ病名なら同じ薬や治療が行われますが、漢方医学ではひとりひとりの「証」(体質やタイプ)や症状を診断して漢方薬を処方します。

そのため、同じ症状でも、人によって違う漢方薬が処方されることがよくあります。ですから、医師に正しく診断してもらうことが大切です。

自己判断でドラッグストアで購入した漢方薬では、自分の「証」に合っているかどうかわかりません。合わない漢方薬を飲んで、「私は漢方薬に向かない…」と思っている可能性もありますね。


医師処方による医療用漢方薬は健康保険が使えます

いま、日本では148種類の医療用漢方薬に健康保険が適用されていて、西洋医学の医師の診療で広く使われています。また、煎じ薬でも健康保険が使えるものがあります。

しかし、医療機関によっては保険を使わず、自費診療(自由診療)制をとっている病院もありますので、初めに確認してみてください。


検査で異常なしの不調や体質的な不調にも効果がある

漢方

漢方薬は、西洋医学で有効な治療法が少ない病気や、検査では異常なしといわれる病気や不調にも効果があります。

また、月経にともなって起こる不調やアレルギーなどの体質的なもの、メンタルや皮膚の症状にも効果があります。たとえば、冷え症、肩こり、にきびや吹き出物、月経痛、便秘、むくみ、不眠などに効果的です。

未病の段階の不調も予防的に改善してくれます。


どのくらいの期間、飲むと効くの?

風邪などの急性の病気なら、数時間で効きます。遅くとも数日で効果が出ます。

冷え症などのように、慢性の不調や病気なら、約1か月続けると変化が自覚できます。


漢方薬は、ゆっくりと時間をかけて効く、と思っている人が多いようですが、風邪や頭痛などの急性の病気に対して速効性があり、数時間で効く場合もあります。


慢性の症状や病気でも 2週間から1か月くらいで徐々に効いてきます。慢性でも多くの場合、2~3か月続ければ、効果を実感できます。

逆にこれだけの期間、続けても効果を感じられないようでしたら、その漢方薬があなたの「証(体質、タイプ)」に合っていない可能性があります。医師に相談して、お薬を変えてもらいましょう。


材料は植物など自然の生薬の組み合わせ

漢方薬は、自然界にある植物を中心に、動物由来のものや鉱物などを原料にした複数の生薬を組み合わせた薬です。

古くから、生薬を細かく刻んで混ぜたものを煎じて飲むという形がありますが、現在、多くの病院で処方される漢方薬は、「エキス顆粒製剤」です。煎じた液を濃縮、乾燥させ、顆粒に加工して飲みやすくしたものです。


漢方薬は女性の不調が得意分野

漢方

現代の女性は、忙しい毎日を送り、ストレスの多い現代を生きています。自分でも気づかないうちに疲れがたまり、体や心、肌に不調を感じることもあります。

さらに、女性の体は、毎月の生理周期によって女性ホルモンの分泌の波に絶えず影響され、冷えたり、むくんだり、イライラしたり、肌が荒れたり…。ホルモンバランスの変化によって、左右される体調コントロールの難しさに、悩んでいる人も少なくありません。


女性ホルモンの変化は、女性の人生にも大きく影響します。特に思春期、妊娠・出産期、更年期はホルモンの分泌が大きく変動し、さまざまな不調が起こりやすい時期です。


漢方は、そんな現代女性の不調改善を得意とする医療です。

日本における漢方医学は、その昔、中国から伝わった伝統医学がルーツですが、日本の風土や日本人の体質に合うように改良され、長い年月をかけ、効果や安全性が確かめられた日本独自の医学です。

西洋医学が臓器別に悪い部分だけにターゲットを絞って治療をするのに対し、漢方は体全体を整え、自然 治癒力を高めることを基本にしています。

漢方薬を上手に利用することは、現代を生きる女性に大きな助けになるはずです。



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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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